彼女との特訓
「あともう一周!」「はぁはぁ、ちょっと待って。」西野は肩から息をしながら、息も絶え絶えになっている。「こんなんでバテてたら、あいつには勝てねぇぞ。」「それは、そうかも、しれないけど、」「わかった、わかった。とりあえず休憩にしようか。」西野は、木陰で水を飲んでいる。「お前さ、能力の使い方はそこそこ上手いんだけど、素の体力が貧弱だから、話にならないな。」「ちょっと言い過ぎじゃない?」「まぁ、気にするな。というか、一回私と戦って見ないか?」「いいわよ。」「言っておくが、私はお前に負けんぞ」「やってみなさい。ボコボコにしてやるわよ!」「よし、行くぞ」
「こいよ!」「やってやるわよ!」土壁を展開してこちらに押し出してくるが、あっさりと回避する。「まだまだ!」土を発射してくるが、盾で防ぐ。「下手くそ!」「それはどうかしら!」地面から棘が出てくるが、避けて素手で棘を破壊する。「これならどう?」左右から土壁が迫ってるが「対策はこれで十分だ」水風船を壁にぶつけ、柔くしたところで蹴りで破壊する。「え!?」私は土壁を避けつつ、接近し「まだ、やるか?」拳銃を突きつける。「降参よ」西野は手をあげる。「ほらな、お前は能力に頼り過ぎてるんだよ」「悔しいけど、認めざるを得ないわね。」「とりあえず、基礎体力トレーニングはある程度出来たから、次からは近接格闘の訓練に入るぞ」「お願い。」
「これから、格闘戦の訓練に入るが絶対に能力は使うなよ。」「一応、理由聞いていい?」「能力が無いと戦えない奴に能力を使う権利が無いからだ。」「なるほ…ど?」「まぁ、能力を使うことが前提のこの世界の戦闘では、ピンとこないかも知らないけど、どんなに強い遠距離型でも近接戦を展開すれば、余裕で倒せることは多々あるからな。フィジカルは磨いておくにこしたことはない。」「その通りかもしれないわね。」「とりあえず、やるぞ。」「どうするの?」「基本的には、私と組み手だな。」「じゃあ、行くわよ。」「こいよ」「はぁ!」西野が殴ってくるが、私は体を捻るだけで避ける。「攻撃が読みやすすぎる。」「これならどうよ!」回し蹴りを行うが、回避する。「甘いな。」私は西野にデコピンをする。「痛っ」西野が顔を抑える。「うーん。取り敢えずこのサンドバッグを殴ってみて。」私はサンドバッグを出す。「分かったわ。」そう言って西野は、サンドバッグを殴りつける。「もっと腰いれろ。」「分かったわ。」「そうそう、そんぐらい腰いれてくれ。」
「今日はこれぐらいにするか。」「そうね。」「このペースなら、三週間もすればいい感じになると思うよ。」「色々、ありがとう。」「どういたしまして。」




