私と彼女
「おはよう、雨夜。」「おはよう、沙希。」「知ってるか!雨夜!」「どうした、宮坂。朝からうるさいな」常日頃からテンションの高い宮坂だが、今日はいつにも増してうるさい。「この組に転校生が来るらしいぞ!」「このタイミングで?」「そうこのタイミングで」「どんな人なのかしらね?」「女だといいな」「別にどっちでもいいだろ宮坂。協調性のある奴だといいがな。」「お前両刀?」「お前の方がそれっぽいぞ。」「まぁ、否定はしないが。」「ホームルームを始めます。」「「はーい」」「今日はこのクラスに新しい仲間が来ます。入ってきてください。」「失礼します」彼女が入ってきた。彼女は艶々の茶髪を後ろで束ねており、その端正な顔が良く見えていた。「私の名前は、西野東子。能力は土を操ること。よろしく。」彼女は無愛想にそう言う。「西野さんは、6班に入ってもらいます。」「「はーい」」やったぜ!「それではホームワークを終わります。」生徒たちが続々と西野の元に集まってきた。「あーあ。面倒なことになりそうだな。」
昼休みの時間が始まる。男女問わず、生徒たちが西野を昼ごはんに誘っている。「昼ごはんどうする?」「私はカフェテリアでも行こうかな」そんなことを宮坂と話していると「ちょっと借りるわよ」西野に腕を引かれる。「なにすんだよ」私が問いかけると「いいから、早くきて。話したいことがあるの」そう返される。「しゃあないな」私は導かれるままに屋上へと向かう。「ここなら、誰も来ないわね。」「そうだな。で、何のようだ?」「あなた、飯田千草によった連続殺人は知ってるわよね。」「知ってるけど何か?」私はいったんとぼけてみることにした。「あなた、その飯田と知り合いらしいじゃない。」「たまたま、同じところでボランティアやってたってだけだよ。というか、そんなこと聞いてどうするんだ?」「私に飯田を倒せるように修行をつけて。」「なんで?私も色々忙しいんだけど」「父親の仇を打ちたいのよ。」「そりゃご立派だが、やってることは飯田と同じだぞ、それ。」「それにあなたにもメリットはあるわよ。」「まさか、」「私も多分彼の殺害対象よ」「なるほどね。分かった協力しよう。」「助かるわ。」「あと、」「何?」「あなたって呼び方やめてくれない?同学年に代名詞使われるのやなんだよね」「分かったわ。雨夜」「そうそう、そんな感じで頼む。」そうして、私のやるべき事は増えていったが、飯田の殺害対象を1人手元におけるのはありがたい。彼女のためにも、早くあいつを止めないとな。
新キャラの名前の読みは、にしの とうこです。




