帰ってきた男
私は沙希、結崎、宮坂と一緒に街中を歩いていた。「あの映画、面白かったな。」「えぇ、多少のツッコミはあったけど、それを言うのが野暮に感じるくらい面白かったわ。」「アクションシーンも気合い入ってたわね。」「これからどうする?飯でも行くか?」「そうね、」結崎が言いかけた時、前方から爆発がおこり、車が一台吹き飛ぶ。「どうなってるの!?」そして、フードを被った1人の男?が吹き飛ばされた車の運転席から、人を引きずりだし、撃ち殺す。「何やってんだ!?あいつ!!」私は急いで男の元へと近づく。「なにやってんだ!!お前!!」銃を向ける「光四郎?」私たちは望まぬ邂逅を果たした。「まさか、お前ハンターか?」「あぁ、」彼はフードをはずす。その顔は紛れもない。飯田千草だった。「何で、お前がこんなことをやる!?」「逆に聞くが私が彼女以外の理由で、こんなことをするとでも?」「まて、ヘレナはもう…」「だからだよ」「お前、まさか…」そこにサイレンの音が鳴り響く。「じゃあ、ここらでお暇させてもらうぜ」「させるかよ!」銃を突きつける。「なら、やってみせろよ光四郎」私は拳銃を撃とうとするが、指が動かない。「撃てよ、私!」その隙に、テレポートで飯田は逃げる。「なんて情けない男だ、雨夜光四郎。」私は頭を抱える。「雨夜、大丈夫なの?」「というか、あの男は誰だ?」続々と問いかけられる。「別にお前らには関係の無いことだ。」私はそう言い放つ。「なんだと!!」宮坂は私に掴み掛かろうとするが、「やめなさい。」結崎が静止する。「とりあえず、休憩しましょ。」そう言い、私たちは公園へと向かう。「ほれ、缶コーヒー」宮坂に投げ渡される。「サンキュー」私はプルタブをあけ、飲み始める。「もう、話す気になった?」結崎が私に近づいてくる。「別に良いけどさ…」そう言っていると、電話がかかってくる。「あ、ねえさんからだ。ちょっとまってね。」私は電話をとって、物陰に行く。「もしもし、ねえさん。何か用?」「は!?」思わず声が漏れる。「分かったわね、光四郎。彼は世界の秩序を乱そうとしている。」「分かったよ。蘇生の復活を阻止すれば良いんだろ。」「最後に一つだけ、」「何?」「もしも、そっちに行く必要があった場合、アクセス権を私の言った人間にも出して欲しい。」「それぐらいなら、お安い御用よ。」「ありがとう。」「じゃあ切るわね。」「はーい」
「どうだった雨夜?」「別に普通の内容だったよ。そんなことより、この件に関してはちゃんと話さなきゃいけなくなった。学園に戻るぞ。」「分かったけど、そんなに不味いのあの男?」「いいや、違うよ沙希。あいつ自身は不味くない。」「まぁ、なんとなく状況は察したけど。」「とにかく、学園に戻るぞ」
私たちは会議室に入る。「鍵はかけたか?」「かけたわよ。」沙希が答える。「じゃあ話そうかあいつの事を。」「えぇ、お願い。」「あいつは私の戦友だ。」「「「はっ!?」」」全員が驚愕する。そんなあいつらを尻目に私は語り始める。彼と彼女と私の事を。
新章開幕です。ここからは、徐々に雨夜の過去について、明かされていきますよ!ちなみに、雨夜の誕生日は、産まれたのが1月6日、拾われたのが6月26日です。




