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7歳で死ぬはずだった俺は、ゲーム知識を持つ師匠に救われて最強になる〜なお、師匠は俺が幼馴染を好きだと勘違いしている  作者: 水話
7歳

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第8話 女神に弟子入り(後)

奏は頭の中で悩み抜いていた。


(助かるはずじゃなかった命を助けた……

 その事について後悔はないんやけど。

 ……子犬や子猫を拾ったら最後まで面倒を見ろ、か。

 いや、この例えはノエル君に失礼や。何様やねん私)


「わかった。ノエル君の熱意に降参や。

 うちにできる事がどれくらいあるかわからんけど……

 明日から、ノエル君の師匠にならせてもらいます」


ノエルの目が輝き、表情は喜色満面になる。


「ありがとうございます……!

 カナデ様、いえ、カナデ師匠!」


「嬉しそうやねぇ……

 あっ、いくつか条件があります」


「はい、何でしょうか」


「言わんでも大丈夫やろうけど……

 友達は大事にすること。

 修行するからって、シュレン君やマリンちゃんとの

 誘いを断ったりしたらあかんよ?」


「はい、わかりました。

 シュレンも剣術道場でクリスさんに見てもらったり、

 マリンも習い事をしていたりするので……

 その時間を僕も修行して、他の時間は一緒に遊びます!」


「うん、そんなんでええ。

 あとは無理しないこと。

 うちも気を付けるけど、しんどい時はちゃんと言うんやで」


「はい、わかりました!」


奏がノエルの頭を撫でる。


「うん、ええ返事や。

 そんなら今日は帰ろうか。

 修行は明日からでええやろ」


それから奏はノエルを元の場所にワープで送る。


「ほな、また明日ここに迎えに来るから」


「はい、師匠!」


こうしてノエルは奏に弟子入りすることになった。


奏は、明日からどうやって鍛えるか頭を悩ませていた。


「どうしようかなぁ……それに、

 このままずっとホテルで寝泊まりするんも考え物か。

 ノエル君の修行の事もあるし、考えんとあかんかなぁ」


奏としては毎日迎えに来るのは別に構わないが、

そうなると色々と待ち合わせなどで面倒が出てくる。


理想は、奏が家で待ち構えて、

ノエルの都合が良い時に訪れてもらう形なのだろう。


「サウスコリナの山の奥に、家でも建てようかな……

 この時代、山の奥の土地とか誰の名義なんやろなぁ……」

 

◇翌朝


奏はノエルを連れて山の奥まで歩きながら、

道中で土地のことについて聞いてみた。


「この辺の山とか森って、誰の持ち物かわかる?」


ノエルは本で読んだ知識を思い出しながら答える。


「えっとですね、確か王都の物ですが……

 管理者は一番近くの村や街だったはずです。

 異変が起きたりしたら報告する義務があるんです。


 ……でも山賊が住み着いたりもして危ないので、

 実際のところ、放置されていると思います」


「そっか、なるほど……

 それなら大丈夫なんかなぁ……?」


「どうかしましたか?」


「うん、ちょっとね。まだ計画中やけど……

 さて、この辺でいいかな?」


奏はアイテムバッグから《グロースソード》――

プレイヤーには成長剣、育成剣と呼ばれている武器を取り出した。


これは攻撃力0で、持ち主を固定登録すると有効化される。

持ち主と一緒に成長し、最終的に最強になる武器である。


ちなみに本編では、シュレンがゲーム開始時に

森の奥でこの剣を拾うところから物語が始まる。


「師匠、これは何でしょう?」


「マゾ武器……じゃなかった。

 自分と一緒に成長する武器やねん」


ノエルは興奮しながら剣を手に取る。


「そんな凄い物が……

 これを僕に……?

 師匠、ありがとうございます!」


「うん……茨の道やけど、頑張って」


ちなみに本編では、装備して育成しなくても

普通に入手武器だけでクリアできる。

コアユーザー向けの武器だった。


ノエルが辺りを見渡す。

人気はない。この辺りなら大丈夫だろう。


奏は忍者ジョブスキル《呼び笛》を使い、

近くにいるモンスターを強制的に呼び寄せた。


すると、どこからともなくスタッグが現れる。


すかさず闘士ジョブスキル《挑発》を使い、

スタッグのヘイトを上げてタゲを取る。


「さぁ、ノエル君……

 やっちゃって!」


「えぇっ……? えぇぇぇ!」


奏のゲーマー脳な育成が、今、始まる。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

「続きが読みたい」と思っていただけましたら、

【評価(★)やブックマーク】していただけると嬉しいです。

次の話を執筆する活力になります。


【過去作・他連載のお知らせ】


▼異世界転移・元おじさんの善行旅(完結済)


『お人好し主任の異世界善行旅 〜神様から授かったチート能力で、 魔界・人界・天界のあらゆる種族と目の前で困っている者すべてを救い尽くします』

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▼異世界転生・内政群像劇(完結済)


『中華風異世界で目覚めたら、自作一族の少年だった』

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▼TS・勘違い・無双コメディ(完結済)


『[TS]人類が中世レベルまで衰退した未来。伝説の殺戮ロボに転生した俺は、最強のハッキング能力とエルフメイドの体で、理想の美少年を合法的に(?)育成します。』

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