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7歳で死ぬはずだった俺は、ゲーム知識を持つ師匠に救われて最強になる〜なお、師匠は俺が幼馴染を好きだと勘違いしている  作者: 水話
7歳

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第4話 女神との再会

翌朝、ノエルは目覚めてすぐに

身体の異変に気付いた。


ずっと感じていた気怠さがない。

いや、それどころか――


「身体の奥から力が溢れてくるみたいだ……」


魔活病は、生まれつき魔力が強い子が幼児期にかかることで

魔力の制御が不安定になり、成長不良や心臓に負担がかかる病気だった。


薬の効果で魔力の流れが穏やかになり、制御ができるようになる。

つまりそれは、天賦の才が“正常に働き始めた”ということだった。


「夢に見た女神様のおかげ……?

 いや、夢だったのかな……」


意識が朦朧としていた中でも、

確かに抱きかかえられた感触があった。


「もう一度会いたいな……」


会って、お礼が言いたい。

ノエルはそう強く心に思っていた。


「ノエルー! 遊ぼうぜー!」


玄関の向こうから、いつもと同じように

友達の声が聞こえてくる。


でも今日は少し違う。

ノエルの身体は重さを感じさせない。

足取りも軽く、息切れもせずに友達を迎えた。


「おはよう、シュレン、マリン」


「ノエル! 今日は遊びに行けそうか?」


「ノエル君、大丈夫? 無理しないでね?」


「うん、今日は何だか身体の調子が良いんだ。

 でも、シュレンと同じくらい動くのは無理だからね?」


病気が治ったと言っても、シュレンに比べれば

ノエルの身体はまだ線が細い。

それも、これから徐々に改善されていくだろう。


「わかってるよ。それじゃ何しようかなー」


「シュレン君、おばさまが薬草が足りないって言ってなかった?」


「あー、かーちゃんがそんなこと言ってたっけ?」


「シュレンの家は剣術道場だからね。

 門下生の怪我でよく使うんだろう?」


「それじゃ、遊びにはならないけど採取しにいくかー」


「僕はシュレンとマリンと一緒ってだけで楽しいよ」


「わ、私も……!」


そう言って三人は、

村から少し離れた山の入り口付近まで薬草採取に向かった。


そんな様子を、奏は《隠形》のまま見守っていた。


(ノエル君、良かったなぁ……

 山の入り口やったら大丈夫やろうけど、

 一応見守っとこうかな)

 

自生している薬草を、

シュレン達が採取しているのを見守っていたが、

何事もなく時間が経過していった。


(問題なさそうやね……さて、

 明日からどうしよかなぁ……)


奏の意識が散漫になっていた時のことだった。


茂みの奥から、ROLの弱小モンスターがあらわれた。

名前はスタッグ。見た目は鹿っぽいというか、ほぼ鹿だ。


興奮したスタッグがシュレンに襲い掛かる。


「うわぁ!」


「シュレン君!」


「シュレン!」


吹き飛ばされたシュレンは、そのまま意識を手放した。


ノエルはシュレンの前に立ち、マリンに指示を出す。


「マリン! 大人の人を呼んできて!」


「えっ……でも!」


「シュレンは意識がないし、僕たちじゃ

 シュレンを担いで逃げられないから。

 早く! ここは僕が引き付けるから!」


ノエルはそう言うと小石を拾い、

スタッグに向かって投げつけた。


意識が自分に向いたことを確認し、

シュレンから離れて走り出す。


「マリン、早く!」


「う……うん。

 ごめんなさい、ノエル君」


マリンは泣きながら村へ向かって走り出した。


ノエルは警戒しながら、追いかけてくるスタッグを

連れて奥へと進んでいく。


「シュレンは……友達は僕が守るんだ」


昨日までなら数メートルも走れなかったのに

今日は二百メートル走ってもまだ足が動いた。


「これが……僕の身体?」


ただ、流石に息切れし始めた頃。

僕とスタッグの間に誰かが割り込んだ気配がした。


(スタッグ……?

 これ、ゲームのオープニングでシュレン君を襲うやつやん!

 でも、なんで今……?)


「堪忍な……肝心な時に見てなくて。

 まさか、こんな早く出ると思ってなくて油断してたわ

 シュレン君は念のためヒールしといたし、

 命に別状はないから安心してな」


その声に振り返ると、目の前に夢で見た女神が立っていた。


奏が姿を現した瞬間、スタッグは怯えたように森の奥へ逃げていった。


「ノエル君、無茶する子なんやね。

 でも、お姉さん感動したわ」


僕は夢で見た女神との再会に、

心臓の高鳴りを感じていた。

それは今まで経験した発作とは違うものだった。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

「続きが読みたい」と思っていただけましたら、

【評価(★)やブックマーク】していただけると嬉しいです。

次の話を執筆する活力になります。


【過去作・他連載のお知らせ】


▼異世界転移・元おじさんの善行旅(完結済)


『お人好し主任の異世界善行旅 〜神様から授かったチート能力で、 魔界・人界・天界のあらゆる種族と目の前で困っている者すべてを救い尽くします』

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『中華風異世界で目覚めたら、自作一族の少年だった』

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