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7歳で死ぬはずだった俺は、ゲーム知識を持つ師匠に救われて最強になる〜なお、師匠は俺が幼馴染を好きだと勘違いしている  作者: 水話
7歳

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第16話 友達と切磋琢磨

今日の鍛錬はお休みだった。

お師匠様に、スタッグ一匹くらいなら倒せるようになったから、

村の周辺で危ない目に遭うことも、もう少ないだろうし

休養も大事だと言われた。


「鍛錬がなくても……お師匠様に会いたいなぁ……」


僕がそう呟いて部屋で横になっていると、

玄関から友達の声が聞こえる。


「ノエルー! 遊ぼうぜー!」


僕は身体を起こし、玄関まで歩いた。


「シュレン、何して遊ぶ? マリンも一緒だよね?」


シュレンの後ろには、いつも通り控えめに立つマリンがいた。


「おはよう、ノエル君。

 今日も身体の調子はいいの?」


「おはよう、マリン。

 うん、とっても調子いいよ」


「やったぜ! それじゃあ何がいいかな……

 よし……! スティルツで競争しようぜ!」


「スティルツか……そういえばやったことなかったし、

 うん、楽しそうだ。やろう、やろう」


後日、お師匠様にスティルツでシュレンと競争したことを話したら、

「なるほど、竹馬か〜。うちも昔やったなぁ」と言っていた。


初めて遊ぶスティルツはバランスが難しくて、

立ち続けるのも大変だった。


「うわぁっ……!」


僕がすぐにスティルツから降りてしまうのをよそに、

シュレンは簡単そうに進んでいく。


「シュレンは上手いね。何かコツとかあるの?」


「んー? えっと……

 こうガッと力を入れて、ぎゅっとやる感じで行ける!」


「シュレン……それじゃわからないよ」


それを見ていたマリンが、僕のそばに来て助言してくれた。


「えっとね、体重を少し前にかけて、

 手と足を同時に動かすようにするの。

 あっ……でも、つま先で立つのは駄目だって」


「なるほど……ありがとう、マリン。

 ちょっと練習してみるよ」


それから30分くらいすると、僕はコツを掴んで慣れ始めた。


「よし、シュレン。あの家の角まで競争しよう!」


「いいのか? 手加減しないぜ?」


「あぁ、大丈夫だよ!」


「それじゃあ、私が合図するね」


僕とシュレンは頷いて、開始位置に並んだ。

マリンの合図で、一斉に走り始めた。


「はっ……! はっ……!」


「うぉーっ!」


あぁ……楽しい。

村で一番運動が得意なシュレンと、こうやって競い合って――

負けてない。


そして、僕たちはあっという間にゴールした。


「今のは……同時? いや……でもシュレンの方が早かったかな」


「ノエルの方が早かった。俺の負けだ。

 やるなノエル!」


お互いに負けを譲らないので、

僕とシュレンはマリンの所に戻った。


「ねぇ……マリン、どっちが早かっ――」


僕たちがそう聞こうとした瞬間だった。


「うぅ……っひっく……あぅ……」


「えっ……マリン?! どうしたの?」


「ノエル君が……シュレン君と同じように走れるのが嬉しくて……

 よかったねぇ……ノエル君、よかった……」


そういえば、スタッグに襲われた時も

僕が走っている姿は見ていなかったっけ?


泣いているマリンにハンカチを渡した。


「ありがとう、マリン。

 僕はきっともう大丈夫だよ。

 だから……」


僕はシュレンの方を向いて告げた。


「僕も強くなって、シュレンとマリンを守るよ」


シュレンが嬉しそうに僕の肩を抱いた。


「へへっ、それじゃあどっちが強くなるか競争だな!」


「うん、負けないよ。シュレン!」


僕はこの後も、シュレン達と日が暮れるまで遊んで、

そのまま解散した。


「シュレンとマリンと……それにお師匠様も守れるくらい、

 僕は……絶対強くなる」


寝る前、布団の中で。

さっきは言えなかった言葉を、呟くように誓った。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

「続きが読みたい」と思っていただけましたら、

【評価(★)やブックマーク】していただけると嬉しいです。

次の話を執筆する活力になります。


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