0-56話 第一次降魔事変 その22 ギャラルホルンの咆哮
はい。更新です。スパロボTが出ましたね!!みんなやっているでしょうか?勿論作者もやっておりまーす!!やっぱりスパロボは面白いですなあ!!最近ロボットアニメが元気がないので心配しております。もっともっと面白いロボットアニメどんどん出てきてほしいですね!!ちょっとボリュームが今回少な目なのは、次の話から結構長いので、キリのいいところで切らせて頂きました。ご勘弁をば。
ヴィクトルは肩で息を弾ませながら、笑みを浮かべ絶叫する。
「待ちかねたぞ!!!今だ!!やれええええええええええええええええええええ!!プルートゥォォォォォォォォォォ!!!」
プルートゥのドラウグニィ―ルの両肩に搭載されてある二門の超ド級決戦兵器ギャラルホルンという巨大な砲門が、エネルギーを十分に再充填し、その砲門と照準を満を持して弱りかけた悪魔に定めていたのだ。プルートゥが叫ぶ。
「喜べ!!悪魔よ!!!これが!!!この一撃こそが!!!ギャラルホルンの最大出力よ!!!ギャラルホルン!!!エネルギー充填120%!!!」
ガウディが焦りプルートゥに告げる。
「待て!!!プルートゥ!!!100%のギャラルホルンは試作段階でまだ満足なテストをしていないんじゃ!!!いかに重装甲のドラウグ二ィ―ルといえ恐らく機体が保たん!!!!出力を抑えるんじゃ!!!」
プルートゥはガウディに意見する。
「そのための狂戦士形態だ。ドラウグ二ィ―ルは私の闘気によっていかようにも姿かたちを変え、出力を増大させると言っただろう?なあに保たせてみせるさ!!ギャラルホルン!!!!最大出力!!!!フルバースト!!!発射ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
尋常ではないエネルギーの奔流が、ドラウグ二ィ―ルの両肩に搭載されいている二門の砲門から暴れ回る雷光のように勢いよく放出される。大気が歪み、大地が震え、巨大な地割れが起こる。
「があああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ドラウグ二ィ―ルの外部装甲に大きなヒビが入っていく、プルートゥが思わず悲痛な声を上げる。余りに膨大なエネルギーの奔流と反動に機体が押し潰されようとしているのだ。
ヴィクトルは最大戦速でその場を離れる。散々ヴィクトルのダークナイトメアに痛めつけられた悪魔意識は朦朧とし、フラフラと空中を漂っている。突然、超大なエネルギーの奔流が悪魔の身体を捉え、凄まじい勢いで、光が暴れ回りながら一気に悪魔を大気圏まで押し上げていく。
グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!
オルファンがその尋常ならざるギャラルホルンの最大出力の威力に絶句する。
「ガウディのじいさんよ……。前にも言ったがな…。何てもん作ってやがんだ……。ギャラルホルンってぶっちゃけ、俺の終末魔導に匹敵する威力じゃねえか……。ザルアの戦術核よりひでえよ……。いちメタルスレイヴに搭載していいもんじゃねぜ?これ……。近年のイ・ゼルディアで起こっている戦争なんてこれ一発で絶対終わる……。のべ6兆8千億クレジットもイシュタリアの財政から持って行きやがって密かに何作ってるかと思ったら、こんなイカれたもん作ってるとは信じられねえよ……!!財務省のルゥがブチキレてたぞ!!」
ガウディは震えながらオルファンに応える。
「備えあればなんとやらじゃろ!!!実際に最大出力のギャラルホルンはわしだって初めて見る……!!自分が作っておいてなんじゃがなんちゅう威力じゃ……!!興味深い……!!こういう挙動をするんじゃな……!!勉強になる……!!」
オルファンは皮肉っぽくガウデイに問いかける。
「で、改めて最大出力のギャラルホルンの感想はどうよ?」
少年のような屈託の無さで、満面の笑みを浮かべ応えるガウディ。
「まだ改良の余地があるぞい!!!まだまだ出力を高められる!!そして今しがた、発射時の衝撃を軽減しパイロットの負担を減らせる機構が閃いたぞい!!早速開発部にギャラルホルンの強化プランを提示するかの!?うほほほほほほ!!!」
その屈託の無い回答に頭を抱えるオルファン。
「ハイハイ……。そうですかい……。マッドサイエンティストここに極まれりだな。罰当りの天才科学者だよ。あんたは全く……。頼もしいこって……」
プルートゥのドラウグ二ィ―ルは上空を見上げ、ため込んだ狂戦士の力を全解放して、猛烈な速度で飛び上がる。全ブースターをフル稼働し、一気にギャラホルンのエネルギー波で成層圏近くまで吹き飛ばされている悪魔の頭上高く追いつき、満を持してヴァルムンクを抜刀する。
プルートゥとドラウグ二ィ―ルの全身全霊を賭けた最後の切り札がここに炸裂する。
「狂戦士第四形態!!!(モード・ベルセルク・フィーア)!!!!究道闘術!!!不倶戴天の構え!!!!破邪顕正の零の太刀!!!!解放ォォォォォォォォォォォ!!!!」
更に禍々しい狂戦士第四形態に変形するドラウグニィ―ル。オリジナルだった頃の形態の面影は最早ない。ドラウグニィ―ルが巨剣ヴァルムンクを天空に掲げたと思うと、その剣先のギミックが変形し。おびただしいエネルギービーム状の光の剣が放出される。ただでさえ巨大な剣であるのにも関わらず、更に圧倒的なリーチを獲得し、200m級のビームセイバーと化したヴァルムンク零の太刀を構え、ギャラルホルンのエネルギーの奔流をまともに受けている悪魔に向かってここぞとばかりに渾身の斬撃をお見舞いする。
「破邪顕正の零の太刀!!!!封・神・滅・裂!!!!!」
この孤島全域を覆い尽くすような強大な光の剣が縦横無尽に悪魔の身体を薙ぎ払い、今度は地表へと叩き落とす。
グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!
零の太刀の余りの衝撃に、一体自身の身に何が起こっているのさえ理解できないでいる悪魔。プルートゥがヴィクトルに対してここぞとばかりに叫ぶ。
「いったぞ!!!!ヴィクトルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!今だ!!!!仕留めろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ヴィクトルはプルートゥの最高の奥義に、自身の最高の奥義を持って堂々と応える。
「任せろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!プルートゥォオオォォォォォォ!!!これで終いだあああああああああああ!!!アヴソリュート・エンヴォルグ!!!!」
ヴィクトルのダーク・ナイトメアは魔槍ダーク・エンヴォルグを構え、魔力を集中させる。ダーク・エンヴォルグが魔方陣に包まれ、光り輝く。
そのまま豪快に落下する悪魔目がけ思い切りダーク・エンヴォルグを投げつけ突き刺した。
直撃した瞬間。天変地異のような雷と暴風が巻き起こったと思うとそのまま悪魔の身体は眩い閃光と共に弾け飛んだ。
アギャギャギャギャギャギャギャギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
ガウディはプルートゥとヴィクトルの絶妙すぎるコンピネーションに舌を巻きながら
「ま……まさか……こやつら……!?」
オルファンは2人の目論見に初めから気づいていた。
「そういう奴等なんだよ。初めから時間稼ぎをする気なんて毛頭ない。あくまで自分たちの力を持って悪魔を倒す気だったんだ。覚醒してようが、力を増してようが、構う事はない。可能性が1%でもあるのでればそれに全身全霊を賭ける。それがあいつらの闘い方なんだよ!!恐らく悪魔は覚醒しつつある自身の強大な力をまだ上手く使いこなせていないんだ!!その隙をついた!!」
大きく宙を舞って轟音と共に地べたに倒れ込み黒焦げになってビクン、ビクンとその身を震わせる無様は姿を晒す悪魔間違いなく致命傷である。
「プルートゥォォォ!!!!」
「ヴィクトル!!!!」
勝利を確信したヴィクトルのダークナイトメアとプル―トゥのドラウグ二ィ―ルが腕と腕をがっしりと交差してお互いの健闘を讃えあう。宿命のライバルであるともに、終生の戦友でもあるのである。
その類まれなる両雄の武勇に感動して打ち震えるガウディ。
「凄すぎる……!!!これほどまでに強いかプルートゥとヴィクトルは、まさに人と機動兵器が為せる究極の領域。武の頂きを確かに見せて貰った気がするわい……!!」
同じく両雄を見て思わず目がしらに涙をためながら義兄弟であり、かけがえのない家臣でもある2人の攻をねぎらうオルファン。
「見事……!!大義であった。これぞイシュタリアの誇りよ!!イシュタリアの双璧。王の剣、反逆の狂戦士プルートゥと、王の槍、漆黒の騎士王ヴィクトルの連携究極奥義……!!そしてこの奥義は俺ですら初めてお目にかかるものだ。俺自身にも言える事だが、プルートゥもヴィクトルも悪魔と戦う事で自身の限界を超えつつあるというわけか。俺は友に、家臣に恵まれている……!!天はまだ俺達を見放してはいない!!!」
つづく
読んで下さってありがとうございました!!なおディアボロスは不定期更新です。




