0-46話 第一次降魔事変 その12 イシュタリア三英傑
明けましておめでとうございます!!今年もディアボロスをよろしくお願いします!今年は長期休載はしないようにしましょうねw 今年は色々頑張ります!
天界で歴代の勇者達がオルファンを助ける画策をしている事は露知らず、オルファンはいまだ悪魔との激戦の渦中にあった。
大破寸前のソルレリアウスと、瀕死のはずのオルファンに何故か圧倒される悪魔。もう少しでオルファンを殺し切れるものが、思うようにはいかず地団駄を踏んで悔しがる。悪魔のその姿を見るなり、得意気に笑いながら言い放つオルファン。
「へっへっへ~~魔術師と魔導師の違い~~!その3~~!!因果律計算による確定未来の予知!!通常の魔術師はより高火力な魔術の習得に勤しみたがる。気持ちはわかるが、大魔導の戦い方はそうじゃあない。魔力が1億IMGを越え、ある種のトランス状態に陥ると、因果律に干渉する権限を得る。因果律とはあらゆる現象は何らかの原因、原則に基づくという万物の相対的な絶対条件。それを逆算すると……。この世界がこれから体験する確実な未来が見えるのさ。俺の魔力じゃあ数十秒先を見るのが限界だがな。これやんのはクソほど魔力と精神を削られるので、やりたくはなかったんだが、お前さんがなかなかに手強いんでなあ。俺も惜しみなく奥の手を出す事にしたぜ。はいはい。背後からタックルをぶちかましてマウント取る気だなあ~?あさはか」
悪魔は行動を完全に読まれ見事にオルファンのソルレリアウスに渾身のタックルを躱され、手痛い反撃の拳の一撃を喰らう。
アギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
オルファンはにやつきながら苦痛でうずくまっている悪魔ににじみよる。
「あら?痛かったあ?ごめんなあ悪魔のボウヤ。んじゃここらへんで更に絶望を味わってもらおうか?俺とソルレリアウスは魔術回路で肉体と魂も繋がっていてな。テメエにボコられて腕を喰われた時は死ぬほど痛くてすげえ損した気分になったんだが、なにもデメリットだけってわけじゃあない。超級治癒魔術」
瀕死のオルファンの傷と、半壊していたソルレリアウスの破損個所がみるみるうちに全快し修復されていく。悪魔の食い千切られた腕もなんと元通りになった。
オルファンはにっこりと笑う。
「わはははははは!!ほれ。この通り。ローグ・オブ・ソーサリアン、ソルレリアウスは元は勇者アヴストゥ-ラが巨大な魔王や邪神と五分で戦う為に作られた天聖機アヴグレゥストを改修したもんだ!!最早俺の半身も同然でな。年季が違うんだよ」
せっかく痛めつけもぎ取ったソルレリアウスの腕が元通りになって、顔を真っ赤にして憤慨する悪魔
ウガアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアァアアアアアアアア!!!!
オルファンは飽きれた顔で肩をすくめる。
「はいはい。卑怯だろ!!それはあああーー!!ってところか……。お前も散々無制限に再生しただろが?やり返しただけですう~!文句を言われる筋合いはないね!!お前は相手から一度見た技や魔術をスポンジのように吸収し、アレンジを加えて倍返しするげにも恐ろしいスタイルだな。一番闘いたくない相手だ。上手く言えないが……何か、本来の自分の戦い方をを思い出そうとしてるようにも見える。もう確信犯で聞くんだけどさ。隠してるだろ?本当の力を。いやまだ思い出してないだけか?色んな強敵と戦った元勇者の俺の経験が言っている。お前の真の姿は、真の力はこんなもんじゃないはずだ。俺が現役で、若かったらとことんまで付き合ってあげてもいいんだけどさあ。生憎と世界の命運がかかってるんでね!!ここで一気に決めさせて貰うぜ!!うおああああああああああああ!!ソルレリアウス!!魔力全開!!!!オーバーフロウ!!」
眩い光に包まれたオルファン駆るソルレリアウスはオルファンの絶大な魔力に呼応するように形状がより勇壮に輝かしく変形した。
グオオオオオオオオオオオオォォォォォォォオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアア!!!
それに呼応するように全身の筋肉と血管が膨張し、3倍強に膨れ上がる悪魔の身体、オルファンの強化されたソルレリアウスを真っ向から迎え撃つ構えだ。
オルファンはニヤリと笑ってソルレリアウスで悪魔に殴りかかる。
「相変わらずいい度胸してるぜ!!悪魔の大将!!いくぞおおおおおおお!!!オラオラオラオラオラオラオラ!!!!この状態のソルレリアウスの鉄拳は超痛えーぞ!!!」
ソルレリアウスの拳と蹴りの怒涛のコンビネーションが悪魔の身体を容赦なく突き刺さる。肉体の強化してあるが、その強靭な悪魔の筋肉を貫くほどの威力を誇っていた。
グォォォォォォォォォォギャアアアアアアアアアア!!!!
悪魔も拳で応戦するが、どれも全て虚しく空を切る。まるで、悪魔の動きを事前に知っているかのような神懸かり的な俊敏さでオルファンのソルレリアウスは悪魔の攻撃を躱し続ける。
悪魔の攻撃が紙一重で全て躱され、逆に全弾カウンターで撃ち返される始末である。業を煮やした悪魔は更に身体を膨張させ変異させようとする。オルファンが一笑する。
「無駄無駄無駄アアアアアアアアアアアアアアア!!!!次の一手は手刀の袈裟切りに正面蹴り、その次は尻尾のぶん回しで痛めつけて、のど輪落し、フィニッシュは俺からパクったお粗末な精霊魔術もどきだろ?因果律計算によって数十秒後の確定未来が全部読めるんでな!!!お前の動きは全部筒抜けなんだよ!!てめえの底なしのパワーに始めは驚いたが当たらなければどうということはねえ!!!まずは褒めてやるぜ!!因果律計算をしながら全開で闘うなんていつ以来だあ!?俺の奥の手のひとつってやつよ!!やりたくなかったがこいつを出させたお前は確かに強い!!パワーだけなら俺以上かもな!!!だが!!!勝 つ の は 俺 だ!!!俺の本気を見せてやる!!天命奔流爆礫咆哮!!!」
オルファンのソルレリアウスが怒涛の勢いで悪魔を拳や蹴りで殴り続けどんどん地平のその先まで悪魔の巨体を運んでいく。
オルファンのソルレリアウスの両の掌からおびただしい魔力の奔流が起こり、極めて大きな眩い光の超爆発が起こた。規模が規模だけにたまらず弾き飛ばされる悪魔、傷だらけになりながら、悔しさからか、ものの数秒で立ち上がり、再び迫りくる悪魔
激しい怒りを秘めた恐ろしい形相をしている。オルファンは口笛を吹きながら。
「ヒュ~♪元気のいいこと!!やっこさん相当頭に来てるな。いい感じだぜ!!俺とソルレリアスも身体が温まってきたところだ!悪魔さんよお!!俺が若い頃なんて言われていたか知ってるかい?人呼んで魔導剣のオルファン……!!!魔導剣……。剣技に魔術を宿す事でその剣技の冴えに比例し魔術の威力も数倍、数十倍になっていく幻の秘伝だ!!俺はかつて勇者として剣技を極めた。その後に魔導士として魔術を極めた。この意味がおまえさんにわかるかい?天賦の才と謳われた俺の剣技に泣く子も黙る超魔術と精霊召喚を宿す。それ即ち生者必滅の牙と化す!!!目にものみせてやるぜえええええええええ!!!!今こそ吼えろ!!絶剣エグゼクト!!!聖剣エクスカリバー!!!!」
オルファンのソルレリアウスの右手には聖剣エクスカリバーが、左手には絶剣エグゼクトが召喚された。オルファンが叫ぶ。
「その大器、天を駆ける風雲が如く!出でよ!!聖龍!!!我が剣に今こそ宿れ!!真・魔導剣……!!魁皇招来聖龍滅光(エクストリーム・ドラグ二ーア)!!!!」
ソルレリアウスの両の手に持たれたそれぞれの剣に眩い稲妻が落ちたかと思うと、それぞれの必殺の太刀筋が古の聖龍を模したオーラを纏い、ソルレリアウスの巧みな剣技に呼応するように、聖龍が所狭しと暴れ回る。その聖龍は暴れれば暴れる程悪魔を覆い尽くす程の大きさに肥大化、成長していく。これには流石の悪魔もたまったものではなく防戦一方であった。
オルファンのソルレリアウスは二刀を振るいながら確かな手応えを感じる。
「ははははははははははははは!!!!!どうよ?俺の魔導剣の味は!?ひっさびさに本気で剣を振るう事になるとはなあ!!剣を振るう度にあの頃の俺が!!!勇者として名を馳せたあの頃が戻って着るような気がして無性に楽しいぜ!!だが……長引かせる気はねえ!!このまま推し通らせて貰う!!!」
オルファンのソルレリアウスの斬撃から生みだされた聖龍が悪魔を急所を捕らえる。オルファンの眼光が鋭くなり、ここぞとばかりに絶叫する。
「見えたぞ!!!ここが勝機だ!!!来い!!!!我が勇猛なる臣下!!王の剣そして王の槍よ!!!!」
「「御意に!!!!!」」
プルートゥのドラウグ二イ―ルとヴィクトルのダークナイトメアが全速で悪魔の元に急速接近する。プルートゥとヴィクトルが悪魔を見定めながら言ってのける。
「悪魔よもや貴様に感謝する事になるとはな……」
「俺達は武の頂を極めた気がしていた……。認めよう。それは慢心だった。お前は確かに俺達の極技の更に上をいった。ありがとうよ。その一挙一動が糧になった……!!この極奥義を生み出す糧になあ!!!」
プルートゥのドラウグ二イ―ルの形状が禍々しく変化し、巨剣ヴァルムンクを雄々しく構える。プルートゥの闘気が爆発する。
「狂戦士形態!!!究道闘術獅子咆哮の構え!!いくぞおおおおおおおおおおお!!!無・限・虚空無円!!!!!」
ヴィクトルのダークナイトメアも甲冑代わりのフルアクティヴアーマーをパージする。ヴィクトルの闘気も極限まで高まり爆発した。
「今こそ俺は限界を越える!!!アンリミテッド・デッド・エンド・エクストリーム!!!!!」
かつて悪魔がプルートゥと両者の奥義を更に強力なアレンジを加えてコピーし、繰り出した経緯があったが、その奥義を更に超えたオリジナルを編み出し、今こそ悪魔に浴びせたのである。オルファンの魔導剣を喰らい、身動きが取れない悪魔は両者の極奥義をまともに喰らうしかなかった。たまらず絶叫する悪魔
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアス!!!!
オルファンはプルートゥとヴィクトルが合流し、共に奥義を繰り出したのを確認すると更に威勢よく叫び出す。
「プルートゥ!!ヴィクトル!!!アレをやるぞ!!!俺に合わろォォォォォォォォォォォォォォ!!!今こそ見せるはイシュタリアの誇り!これが!!俺達イシュタリア三英傑の力だああああああああああああああああ!!!!三位一体!!!イシュタリア・トリ二ティ・ジャッジメント!!!」
オルファンのソルレリアウス、プルートゥのドラウグ二ィ―ル、ヴィクトルのダークナイトア、それぞれの極奥義が互いにシンクロしだし、3つの奥義が全く新しい極めて強力無比な1つの奥義に進化していく、3人の魂が熱い火の球となり、悪魔の身体を貫く、いかに再生能力を持っていようと致命傷になりうる甚大なダメ―ジを負わせもがき苦しむ悪魔。
周囲を高性能無人探査機でモニターしているガウディが歓喜の声を上げる。
「うほほほい!!これじゃあ!!これが英雄戦争を戦い抜いたイシュタリア三英傑の真の力量よ!!!思い知ったか!!悪魔め!!!!」
プルートゥのドラウグ二ィ―ルと、ヴィクトルのダークナイトメアが、王であるオルファンに対し、深くひざまづき、臣下の礼を互いにとる。
「我が半身、我が剣と槍よ。大 儀 で あ る」
オルファンはプルートゥとヴィクトルに労いの声をかけ、ゆっくりと瀕死の悪魔に詰め寄る。
「悪魔よ。ここが貴様の終着駅だ。俺がただ貴様に一方的に殴られていたと思っていたのか?あの時、やられながらも極大魔術を紡ぎ出す巨大な魔法陣を描いていたんだよ。ここがその中心地。もっとも魔力を集中できる場所だ!!魔導の極致とは一体なんだと思う?火、氷、大地、風、光の五大元素の極大魔術を臨界点で融合させ直列励起させる。その力の源は?どんな禁呪でも導き出す事が出来なかった究極の破壊の根源。俺は遂に至った。そうだ。それが対消滅だ!!!!!」
言葉の意味を悟ったのか。オルファンの全てを賭けた大いなる魔導の一撃が放たれる事を予感した悪魔は死に物狂いで翼をはためかせ上空に逃げようとするが3人の合体奥義をまともに喰らった深いダメージの影響で上手く飛べない。オルファンとソルレリアウスが極限まで魔力が高まっている両の掌を悪魔に掲げる。
するとオルファンが事前に描いていた巨大な魔方陣に眩い光が宿りオルファンの魔力に呼応するように、地鳴りを上げ、胎動しだす。オルファンが叫ぶ。
「悪魔よ!!!!これで終わりだ!!!原子に還れええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!終末魔導……次元対消滅直列励起審判(ワールドエンドオーダー……ア・ポ・カ・リ・プ・ス)!!!!!」
オルファンとソルレリアウスが放ったまさにアサイラム大陸を滅ぼすほどの究極の魔導の光が悪魔を包み込んだ。
つづく
読んでくださってありがとうございました!!




