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ディアボロス  作者: HEN
episode 1 イシュタリアの精霊王
31/71

0-31話  バウンティディヴィジョン  ヴァナティック邸の攻防  その30

のんびり31話更新でーす。魔法ものにするつもりはなかったので、魔法の詠唱とか名前とか毎回全然思いつかなくて苦しんでます。全部適当なのであまり突っ込まないようにw今後もストレスにならないように趣味で不定期更新を続けますので軽い気持ちで読んで頂ければ嬉しいです。

サンダースは襲い掛かってくるミサイルを目の当たりにして慌てて号令をかける。


「こっちに来るぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!お……恐ろしいスピードだ!!手負いのグレイヴは後でどうとでもなる!!今は捨て置けえええええええええええ!!!!こっちだ!!!ミサイルだ!!!!ミサイルの方を叩き落とせえええええええええええええええええええええええええええ!!!あんな数のミサイルが全てこちらに直撃すれば我が軍の被害は尋常ならざるものになってしまうぞおおおおおおおおお!!!!!撃て撃て撃て撃て撃てえええええええええええええええ!!!!」



300機をゆうに超える兵力の一斉射によるぶ厚い嵐のような弾幕を、凄まじい旋回能力でひょいひょいと躱し、まるで生き物の意志が宿っているかのような超常的な動きを見せるドイルが放ったミサイル群。


BF隊員達が顔を揃えてそのミサイルの異常かつ不気味な動きにぎょっとする。


「さ……サンダース分隊長!!!!!!ミ……ミサイルにこちらの銃撃が当たりません!!!!!」


「あ………当たらないという事があるかあああああああああああ!!!対象はミサイルだぞ!!!!????バ……バカな事を言うなああああああ!!!」


「ミサイルがまるで生き物のようにこちらの銃撃を躱してえええええええ!!うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


執拗に銃撃を重ね、迫りくるミサイルを撃ち落とそうとするが、奇妙にもその全ての銃撃を躱され、ミサイルの直撃を許してしまい撃破され爆散していくBF隊のスレイヴ達。


「こちらC班のエレクト!!!ミサイルは躱した!!!躱したが!!!どこまでもどこまでもどこまでもオオオオオオオオオ追ってくるんだああああああ!!!うわああああああ!!!また来た!!!!!

誘導弾のようなシンプルなホーミング機能じゃない!!もっと確かな何かによって俺たちの動きを捉え……ばぼうああああああああああああああああああああああああ!!!」


またミサイルの直撃を許し、犠牲になった隊員からの断末魔にも似た報告が聞こえてくる。


各地から次々とドイルの悪夢のような超常的なミサイル群によって撃破されていくBF隊の隊員達。その様相はとどまることを知らない。ドイルは意識と魔力を更に集中させる。


尋常ではない被害になりつつあるBF隊の現状を慮り、錯乱したサンダースは思わずドイルに罵声を浴びせつつ銃撃する。


「な……何たることだああああ!!!き………きさ………貴様ァァァ!!軍略もなにもあったものではないぞおおおお!!ひ……卑怯千万なりいいいいいい!!!!!!!!!!」


フォースフィールドで銃撃を防ぎつつ、ドイルは悪戯っぽく微笑みサンダースを見下すように言い放つ。


「ハッ!言うに事欠いて卑怯たあ恐れ入ったぜ……?たった2機相手にご丁寧に伏兵まで隠して総勢300機以上でフクロにしようっていう輩が俺を卑怯なんていう資格はアンのかい?言っとくがこのミサイルからは決して逃れられないぜ!このミサイルと俺の意識は見えない魔力の糸で繋がってるのさ。てめえらが何処へ逃げても地獄の果てまで追って追って追い抜いて必ずぶッ殺す!!残弾イコール俺の魔力でな……!!生憎俺の魔力はまだまだ上がるぜ?ここへ来て絶好調ってやつだ!まだそんな戯言を吠える元気があるのかい。筋肉ダルマの大将?お仕置きが足りないようだな……んじゃあ望み通り……もっとくれてやんぜッ!!

ありがたく思えよ!!べネクゥ―ト・アーガ・ヴァ―ジ!!(変異付加を命じる!倍化!!)」


更に増殖していくミサイル群。さきほどの圧倒的優位が嘘のようなこの如何ともしがたい状況に大いに絶望するサンダース。


「な……なんということだ……!!この悪夢のようなミサイル攻撃に、お……お……終わりはないのか……!!!!!ぜ……全軍!!!シ……シールドだああああああああ!!!撃ちおとせん!!!躱せもせんなら!!!シールドで凌ぐ!!!!!!いいかあああああああああ!!盾兵前へえええええええええええええええええええええええええ!!!!!」


ドイルはサンダースの必死の抵抗に少々感心したような素振りを見せる。


「へえ……。無い知恵絞ればマシなアイデアも出てくるってもんだな。正解の一つだと思うぜ……?だが、これだけの数のミサイルを果たして本当に防ぎきれるかな?」


「ほざけえええええええええええええええええええええええ!!!!盾兵招集!!!!メガチタニウムを幾重にも張り巡らした強固なシールドで各個ミサイルを相殺してみせるのだああああああああ!!」


遂には虎の子の大型のアーマードバスターキャノンやガトリングガンも全機ドイルの恐ろしくも奇妙な悪夢のようなミサイル攻撃に蜂の巣にされ爆破されてしまった。


盾を持ったスレイヴが前に出て、今まさに盾を構えようとするその瞬間。ドイルの眼が蒼く光る。


「させるかよ!ザージェム・アーガ・シュエクト!!(属性付加を命じる!加速!)


重装甲のスレイヴが盾を構える前に、突如、従来のスピードよりも異常なまでに加速した弾丸のひとつがスレイヴを勢いよく直撃し、爆散せしめた。その異様な様相を見て恐れ慄くBF隊員。


「な……なんだ……!!今、今一瞬でミサイルが加速したような……!!は……速すぎる!!ち……誓ってもいい!あんなスピードで飛行し対象を襲うミサイルなんてこの世に絶対存在しない……!!ううう…うわあああああああああこっちにもくるぞおおおおおおおおおおおおお!!!シールド構ええええええええええええ!!!」


「遅いぜ!!ザージェム・アーガ・シュエクト!!(属性付加を命じる!加速!)


「速……すぎる!!間に合わな……!!ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


シールドを構える前の一瞬の隙に、爆速したミサイルの直撃を許してしまい爆散するスレイヴ。だがしかし一部のBF隊の盾兵たちが次々と分厚い装甲の盾でミサイルを凌ぎ切る様子も散見されるようになっていた。


「よし!!!!抑えた!!サンダース分隊長!!一発一発が凄まじい火力ではありますが!!盾ならばミサイルを無効化できます!!!いけます!!!!!」


サンダースのドラッケン・ドライも重装甲のメガチタニウムとザイディリウムの特殊超合金の盾を用意し、ミサイルに相対する。


「でかしたあああああああああああああああああああああ!!!でかしたぞおおおおおおおおおおおお!!!それでいい!!!1発1発丁寧にシールドでミサイルを相殺無効化していくのだ!!!」


そのサンダースたちの地道な抵抗をあざ笑うかのようにドイルのコードの詠唱が周囲に響き渡る。


「大したもんだぜ。だが残念だったな!?俺のミサイルは分厚い盾だって貫ける……!!!ザージェム・アーガ・パンツァー!!(属性付加を命じる!貫通!)」


盾兵の重装甲な盾にミサイルがめり込み、高速回転を始め盾ごと機体を貫いていく。その奇妙な光景に驚くBF隊員。


「な……なにィ!!盾ごと貫いてくるうううううううっ!!!!!!!!!!!!!い……一体どうなっている!!!!さっきは防げたのにィィィィィィィィィィ!!!!」


「ザージェム・アーガ・プロウド!!(属性付加を命じる!炸裂!)


BF隊のスレイヴの機体にめりこんだミサイルが突如として大爆発を起こし、周囲のスレイヴまで焼け落ちる大惨事になる。ここまでくるとドイルの息が上がってくる。


「ヴァ―ジ!!はあ……!!はあ……!!ちっ!!流石の俺の魔力にも限界が来たって感じだな……!!これ以上弾は増やせねえ……!!楽しいパーティーもお開きってわけか!!まだだ!俺の本命は……!!最後に狙うのはここだ!!敵本陣だぜ!!ラストだ!!いっけえええええええええええええええええええええ!!!!」


最期に生成したミサイル群をBF隊の本陣である主要基地に全て叩き込もうとするドイル。サンダースが絶叫する。


「し……死守であるうううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!ここを落とされたら我が軍は丸裸にされるも同然!!!!!我が軍の敗北は必死なのであるうううううううううううううううううう!!!!盾兵ええええええええええええええええええい!!!」


「お任せください!!サンダース分隊長!!!コマンダードール!!俺たちと共に来い!!何がなんでも止めてやるぞ!!うおおおおおおおおおおおおおお!!」


サンダースの激に呼応した、盾兵とコマンダードールが駆るスレイヴ達が重なるようにして数機がかりで盾による壁を作りミサイル群を次々に抑えようとする。


「いい根性してやがる!!勝負といこうぜ!!ザージェム・アーガ・パンツァー!!(属性付加を命じる!貫通!)


ドイルのコードの詠唱が周囲に響き渡る。


ミサイルは高速回転し、コマンダードール駆る、数機のスレイブの盾と機体を貫通したが、更にその後ろに重なるように控えていたBF隊員のスレイヴの盾がしっかりと抑えていた。喜び勇むBF隊員。



「や……やったぞ……!!さ……最後のミサイルを……お……抑えたぞ………!!!俺達は凌いだんだ!!いやったあああああ!!」


ドイルは最後のミサイルが敵機に抑えられたのを、睨みつけながら更に魔力を増幅させる。


「喜ぶのはまだ早いぜ……!!!俺のありったけの魔力をそいつに注ぎ込んでやる……!!!べネクゥ―ト・アーガ……(変異付加を命じる!!)」



ミサイルを抑えたBF隊のスレイヴの盾に異変が起きているのに気づく隊員。



「な……なに……!!!???抑えた……はずだぞ……!?抑えたんだ!!確かに……うおおおおおお!!!!!!????」



ドイルの瞳がひときわ蒼く光る。それどころかドイルの身体全身に蒼いオーラが立ち昇っていくのがわかる。


「ディァ!(巨!)」



盾の前に制止して今まさに爆発しようとしていたミサイルが徐々に……。


「ガァゥ!(大!)」



「ま……待て待て待て待て!!!!これは夢か!?ミサイルの質量が徐々に増え……大きくなって!!!!????」



「ドゥア!(化)!」



恐ろしい勢いで巨大化していくミサイル。盾で支えているBF隊のスレイヴはたまったものではない。


「おいおいおいおいおいおいおい!!!!こ……こんなバカなことがああああああああああ!!!!」


サンダースはその尋常ならざる光景に呆然と立ち尽くしながら、全軍の指揮を振るう。


「な……何という光景か……!?こ……これも魔術(フォース)の力という事なのか……!!とても信じられぬ……!!な……何をしとる!!!もっと増援を呼べ!!!皆で押し返せ!!押し返すんだあああああああああああ!!!!」


残りの盾兵も次々と出撃し、盾でミサイルを支えているBF隊のスレイヴを、増援のスレイヴが次から次へと後ろから支えミサイルを押し返そうとするも尚もミサイルの巨大化は止まらない。


最終的に全長100メートルを越えるほどの大きさに膨れ上がったミサイルに対し、更にドイルの眼が蒼く光り、止めのコードの詠唱が響き渡る。


「ちっ俺の今の魔力じゃあこれが限界か……!潮時だな……。終りだ!!吹き飛びな!!!ザージェム・アーガ・プロウド!!(属性付加を命じる!炸裂!)」


その瞬間、多大な危険を察知したサンダースは全軍に号令する。


「全軍退避ィィィィィィィ!!!!退避ィィィィィィィィ!!!!今をもって我が軍は本陣を放棄するものであるううううううううううううううううう!!!!」



全長100メートル以上に膨れ上がったミサイルは一気に凄まじい大爆発を起こした。十数機、盾でミサイルを押し返そうと支え、本陣を守っていたスレイヴらもろともBF隊の本陣の主要基地はドイルの魔術(フォースによって遂に陥落したのであった。ガッツポーズをとるドイル。


「はあはあはあ……!!!どうだああああああああああああ!!!!敵の本陣ごと全部ぶっ潰してやったぜ!!!これが俺様の真の実力ってやつよ!!!!」



つづく

読んでくださってありがとうございました!!まだまだ続くよ!!

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