0-19話 バウンティディヴィジョン ヴァナティック邸の攻防 その18
スパロボVが発売されました!筆者もスパロボは子供の頃からのヘビーユーザーで今現在も絶賛プレイ中です!マイトガインが世代なので参戦してとても嬉しい!!スパロボやりすぎて原稿落としそうだったんですが、無事なんとか更新できましたw 徐々にお話しが進み始めましたよ!書いても書いてもお話が進まなかった頃があって辛かったのでとても楽しいです。このままどんどんお話を進めていきましょう!ディアボロスはお話が進めば進むほどどんどん面白くなっていく系なので今後の展開もこうご期待です!
一方機能を停止したところに、グレイヴ機に敵機もろとも吹き飛ばされたドイルのデスペラードは哀れにも横たわり依然ピクリとも動かずに大破寸前の状態になっていた。
泣きながら現状を把握し、打開策を必死に考えるラッキー。ドイルはグレイヴの強烈な一撃を喰らい気を失っている。
「うわああああああ!!うわああああああ!!アニキィィィィィィィ!!アニキィィィィィ!!起きて起きてくれええええええ!!ダメだ!!気を失ってる!!!フォースエーテルリアクターに損傷が!!!ちっ致命傷だあああああああ!!!あいつは一体なんなんだ!?データ照合!!バウンティディヴィジョン所属。グレイヴ・ストーム少尉。練度評価 A+ 味方じゃあねえかあああああああああああ!!味方がなんで攻撃してくるんだあああああああああああ!?損傷率95%突破……!!ダメだ……もう……!!爆発する……!!オイラが死んでもアニキだけは絶対逃さないといけねえ!!アニキこそいずれ悪魔を倒す男だ!!アニキィィィィ!!デスペラードが爆発する!!脱出するぞおおおおお!!!」
必死にドイルの首根っこをくわえ、端末を操作し、脱出装置を起動させようとする。
「エラー!!エラーだって!!こんなの嘘だ……!嘘だあああああ!!……脱出装置が起動しない……!!爆発する……!?うわあああああああああああ!!」
フォースエーテルリアクターの損傷が激しくなり爆発を起こし始めた。ドイルがその衝撃に血を吐いて目を覚ます。その顔は怒りと屈辱で歪んでいる。
「ぐはっ!!あんのボケえええええええがああああああああああああああ!!俺もろとも食らわしていきやがってええええええええ!!」
目を覚ましたドイルに抱きつくラッキー。
「アニキィィィィィィィ!!目を覚ましたんだね!!!でももう……デスペラードはもう……!!オイラ達だって……」
泣きながらドイルに抱きつくラッキーの涙を指で拭い頭を優しく撫でる。
「そんなしょぼくれた顔すんじゃねえよラッキー。心配すんな。何も心配いらねえんだよ。俺とお前はいつだって無敵なんだぜ?」
「え……?一体……何を……わああああああああ!ツインフラッグ再コネクト開始!!同調パーセンテージが再び上がっていくぞ!!」
ドイルの身体に光のオーラが再び発せられる。
「コード!!魔施治療!!!」
かろうじてデスペラードの右腕が動き出す。その手のひらに光のオーラが溢れだす。デスペラードの手が致命的な損傷を負ったフォースエーテルリアクターの箇所に当てられる。するとみるみるうちに損傷が修復されていく。驚愕するラッキー。
「な……なんてことだ……!!損傷率がみるみる低下していく!!これもコードの力だっていうのか!!?爆発が収まった……!」
ドイルは頭を掻きながら呟く。
「気ィ失ってる間にデスペラードの野郎の声を聞いてよォ。色々長々と説教喰らった気がするぜ……。それにしても効いたぜ……!もう少しで大破寸前の大炎上ってとこかあ?はははははははははは!!……あのクソメガネええええええええがああああああああああああ!!ぜってええええぶっ殺してやらあああああああああああ!!! 1 0 0 倍 返 し だ! ! !今一度誰がバウンティデヴィジョンで最強なのかを骨の髄までわからせてやるぜ!!」
ドイルはこめかみに青筋を立て、鬼のような凄まじい形相になってデスペラードを立ち上がらせる。ラッキーはドイルの怒りの感情と共にデスペラードのパワーがまた急上昇していくのに気が付く。
「同調パーセンテージ、50……!60……70……80……90……100……110……!!エネルギーゲインも急上昇している!!すげえ……まだ上がっていく……!!さっきより上がってるんじゃあないか!?(さっきも似たような事があった。もしやアニキは激しい感情を爆発させることでデスペラードのパワーそして魔力を著しく上げる傾向にあるんじゃないか?)いやいや!!でも待てよ!!データベースをさっき検索したぞ!!アレはバウンティデヴィジョン所属のグレイヴ・ストーム少尉が駆るデスペラードだ!!驚いた……!!もうデュエルモードを使いこなしてやがる!!デスペラードやオイラ達、超高性能AIとシンクロできるのはアニキだけだと思ってたけど……! 兎に角アレは友軍!!味方だ!!何をそんなにいきり立ってるんだ!!」
ドイルが怒りを露わにして今まさに戦っているグレイヴのデスペラードデュエルの方向を指差しながらラッキーを怒鳴りつける。
「はああああああ!?友軍!!?味方あああああ??アレエ!?アレがあ!?あのいけ好かねえクソエリートのなりそこないがあ!?ないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないない。ありえねえにもほどがある!あいつは生まれついての俺の殺すべき敵だ!!あのクソボケを味方と思った事は一度たりともねえ!! ラッキーよ。おめえは知らねえだろうよ……。あのメガネの性根がどれほど腐っているのかをな!!人類として恥ずべきレベルで腐りきってんだよ!!プライドがたけえのかなにか知らねえがよ!!傲慢だわ人を見下すわ朝から晩まで上から目線でグダグダグダグダグダ……!!あいつは娑婆の空気を吸っちゃあいけねえ人間だ。遅かれ早かれ俺がぶっ殺さなくちゃあいけねえんだよ!!」
ラッキーは既に爆発寸前に怒りが充満しているドイルの様子に驚き、慌ててドイルを推しとどめようとする。
「ちょちょちょちょちょっと待ってくれよおおおおおおおおお!!アニキィィィィィィィィィィィ!!!敵の数が100機以上!!そしてまだまだ敵機の増援が来てる!!!もう単機で戦うのは流石に無理だ!!待望の味方の増援なんだぜ!!アニキとアイツに何があったかはオイラは知らねえよ!!でもここは一旦矛を収めて共闘を!!ひいいいいいいいいいい!!」
ドイルはラッキーに顔を近づけて、鬼のような表情を更に凄みのあるものに変え言い放つ。ドイルの身体から再び強い光のオーラのようなものが立ちのぼっていく。
「あいつと一緒に戦うなんて死んだほうがマシだ………!!俺はもうとっくの昔にキレてんだよ……!!」
ラッキーはドイルの凄まじい怒りの形相に冷汗をかき、後退りながら、なおもパワーの上昇が著しくなっているデスペラードを観測する。
「同調パーセンテージ……250%を突破……エネルギーゲインは4.5倍……以上……だって……?こんな数値……あ……ありえねえ……!!」
ドイル機が先ほどの大破の状態が嘘のように悠然と立ち上がる。
「よし!!ラッキーよ!!全世界の正義の為に今からあのバカをぶっ殺しにいくぞおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「デ……デスペラードデュエル再変形開始!!!!!本気かよおおおおおおおおお!?味方だぞおおお!?アニキィィィィィィィィ!!」
ゆっくりとサンダースとミゲル参謀がいる本隊に歩いてくるグレイヴ機。その威圧感足るや周りの敵のスレイヴ達が警戒して満足に手出しを出来ないでいる。
機械仕掛けのAIたるコマンダードール達をも躊躇させるグレイヴのその強さはひときわ際立っていた。焦りが募るサンダース。ドイル機とは違う色の光のオーラがグレイヴ機の機体から微かに発せられている。
「ミゲエエエエエエエエエエエエエル!!!!奴も!!奴もだああああああああああああ!!奴も案の定異常な戦闘力を有しておったああああああああ!!!あ……悪夢だ!!薄々感づいておったが小生は認めたくなかったあああああああ!!さ……さきほどの小僧の時よりも冷静で容赦のない分、質が悪いかもしれん!!!!!! どうしましょうったらどうしましょおおおおおおおおおおおかあああああああああああああ!?」
サンダースはいつぞやのジョナサンの疑念通り、残りのデスペラードがほぼドイル機と同等の戦闘力、いやそれ以上のモノを有していたこの過酷な現実を受け入れらずに錯乱しかける。
慌ててサンダースの気持ちを落ち着かせようと提言するミゲル参謀。
「ど……どうかお気を確かに!サンダース分隊長!!いかに強かろうと相手は単機!!1個の戦力は1個の戦力でしかありませぬ!!数では圧倒的にこちらが優るのです!!冷静に!!今こそ包囲を固め一斉射撃で牽制するのです!!事実さきほどのスレイヴはこの戦術で仕留めたも同然だったではありませんか!!」
ミゲル参謀のもっともな提言にハッとし冷静さを取り戻すサンダース。
「そ……それもそうだな!!やはりミゲエエエエエエエル!!貴様の軍略に従っておればまずは間違いはないということなのだ!!!さきほど小生の独断で行動してしまい正直スマンかったのである!!!」
「いいえ!!それでは分隊長殿!!我が精兵達が分隊長殿の一斉射の大号令を待っています!!」
「おおおお!!そうだな!!ブラッディファントム全軍!!!あのいけ好かないエリート面したスレイヴに一斉射撃!!!放てえええええええええええい!!!」
グレイヴがある程度数を減らしたとはいえ、まだまだ続々と敵援軍が到着している現状ではやはり総勢100機以上の規模に変わりはなかった。100機以上のスレイヴ達がグレイヴ機に向かって一斉砲撃を撃ち放とうとした瞬間。グレイヴが吐き捨てるように呟く。
「バカの一つ覚えが……!!」
楕円状の投擲型の爆弾を敵部隊の中心地点にほうり投げるグレイヴ機。特殊閃光弾だ。まばゆい光が辺り一面を包み敵機の視界と照準とレーダーの索敵能力を一瞬にして奪う。
グレイヴ機の想定外の行動に目をくらまされるサンダースとミゲルおよびブラッディファントム全隊。
「ぬおおおおおおお!!閃光弾とはこしゃくなああああああああああ!!ミゲエエエエエエル!!!敵は!?敵はどこにいったあああああああ!!」
「確認できません!!!!!全機!視界が封じられレーダーがジャミングされて!!スタングレネードとチャフグレネードの複合品か!?手の込んだ真似を!!」
その隙に猛烈な攻撃を敵部隊に仕掛けるグレイヴ機。
「先ほどの戦いを見させてもらったのでな!!俺はドイルのような猪突猛進の救いようのない大馬鹿とはデキが違う!!ここからが貴様らが味わう本当の地獄だ!!!!!!ステルスシェード!!!!」
視界と索敵能力を奪った上に更にステルス機能によって完全に姿を消すグレイヴ機。
「デッドエンドストォォォォォォォォォォォォム!!!!!」
ステルス機能で姿を消し、高速で敵部隊の死角へ死角へ動き回り、完全に無防備な状態になっている敵機らの急所を次々と叩き斬っては斬り捨てていくグレイヴの必殺の連撃がブラッディファントム隊を襲う。
その動きが段々と速くなっていき、高速から超高速のスピードへ至り、さながら一陣の旋風のような強力無比な連撃と化していく。なすすべもなく斬り倒されていくスレイヴ達。斬り捨てれば斬り捨てるほどグレイヴ機から発せられる光のオーラは強くなっていく。
サンダースがわけもわからず絶叫する。
「くそおおおおおおおお!!一体何が!!!何がおこっているうううううううう!!!一斉射はどうしたあああああああ!!ミゲエエエエエエル!?」
「ハ……ハハッ!!こちらはようやく目が慣れて……!!視界が回復します!!! ……なんてことだ……!!な ん だ こ の 惨 状 は !?」
閃光弾に視界が奪われ、視界が回復するのに3分弱程度、その短い間に前衛の15機以上のスレイヴ達がまるで得体の知れない化け物にでも食い千切られたかのような姿で無惨にも八つ裂きになって横たわっている。スクラップの山の上にグレイヴ機が背中を向けて立っていた。
オルブライトが密かにグレイヴを称賛する。
「(あれは今は亡きお父上の奥義のひとつ……!!ご修得なされたのですね……。お見事です……!グレイヴ様……)」
背中を向けて立っていたグレイヴ機がサンダースやミゲルがいる本隊の方向にゆっくりと向き直す。獰猛な野獣のような形相で敵を睨みつけるや否や猛烈な勢いで飛びかかってくるグレイヴ機。
その形相と飛びかかってくるグレイヴ機の迫力に驚きすくみ上るサンダースとミゲル。
「うああああああああああああ!!来るぞおおおおおお!!!奴がくるぞおおおおおおおおおおお!!一斉射も通用せん!!!一体どうしたらああああああ!?」
「サンダース分隊長!!!!敵の戦力を異常であることがわかった以上!!こちらも新たな策を講じなければいけません!!兎に角スタングレーネードの射程から一刻も早く離れ、絶えずロングレンジから敵機を牽制する射撃を撃ちつつ敵の動きを封じましょう!!白兵攻撃を仕掛ける時は常に4体1組の小隊で行動する事を死守してください!!もう一度アレを喰らったは我が隊はなすすべもありません!!」
「おおお!!心強いぞ!!ミゲエエエエエエル!!貴様がいてよかったあああああ!!全軍直ちに距離をとれえええええええええええ!!!ミゲルの策をただちに遂行する!!ロングレンジからの射撃を撃ち!!白兵攻撃を仕掛けるスレイヴは4体1組の小隊で当たれええええええええい!!」
防戦一方だが適切な処置を施し、部隊の体勢を即座に整えるブラッディファントム隊。グレイヴはその采配に思うところがあった。
「ふん……!動きが変わった……!劣勢にしてこの鋭利な判断。隊を指揮している者はあの木偶の某だと思っていたが、どうやら実情は違うらしいな……!あの機体が参謀格か……!」
ロングレンジからの射撃を躱し、4隊1組の敵スレイヴ達と剣戟を交えながら徐々にサンダース率いる本隊に迫るグレイヴ機。
距離をとりながらそのグレイヴ機の一挙一動の動きを凝視し、策を練るミゲル参謀。
「(いかに強かろうが所詮は単機の戦力。戦争の勝敗は兵力が鍵を握るのは必定よ!!こちらの勝利は決して揺るがない。心を乱すな!!見極めるのだ!!異常ともいえる戦力だからこそ弱点があるではないのか!?先ほどのスレイヴを追い詰める事ができた本当の要因は何だ!?…………!!そうか!!そうだ!!これだ!!弱点を見つけたぞ!!策が閃いた!!!これこそ我が必勝の策よ!!!)サンダース分隊長!!!サンダース分隊長に進言したい事がある……!!!道を空けろ!!何ィ!?敵の姿が消えた……!!レーダーからも!!ステルス機能か!!?うぐおおおッ!!バ……馬鹿な!?」
ミゲルのドラッケン・ドライの胸を貫くハルバートランチャー。ミゲルが信じられないといった形相で呟く。
「い……いつ接近を許したのだ……!!!前衛部隊は何を……していた……!?ガハッッ!!!」
グレイヴは静かにミゲルにの問いに答えるように口を開く。
「俺のデスペラードはステルス機能と高性能のジャミング機能が備わっている。さながら表裏一体の幻惑の妙技でな。前衛部隊はあそこで景気よくダンスを踊ってるぜ?」
グレイヴの卓越した高速の動きに加え、ステルス機能で相手の動きを見失い、更にジャミング機能でレーダーを狂わされすっかり幻惑されて最期には同士討ちを始めてしまっているコマンダードールのスレイヴ達を指差すグレイヴ。
ミゲルは絶望の表情を浮かべる。
「バ……バカな……ゴフッ!!……こ……こんな事が……!!」
「先ほどのドイルとの戦いもモニターしていたんでな。明らかに貴様が参戦してからブラッディファントムの動きが変わった。相手に気取られることのない迅速な包囲の遂行、一斉射に至る完璧に近いあの布陣、劣勢からの隊の立て直し。見事な采配だ。一朝一夕でできる事ではない。貴様を野放しにするわけにはいかん……」
「せ……折角……!!せっかく……!!さ……策が!!必勝の策が閃いたのにィィィィィィィ!!!お……お伝えしなければ!!サンダース分隊長殿にお伝えしなければあああああ!!」
「ほう……。必勝の策か……。流石といったところだな参謀殿。たいしたものだ。だが残念だ…。お 前 は 今 こ こ で 死 ぬ 。その分隊長とやらも俺が地獄に送ってやるからその際に必勝の策とやらを貴様が言って聞かせるがいいさ」
更にハルバートランチャーに力をこめるグレイヴ。
「ぐああああああああああ!!き……貴様ら……一体何者なのだ……!?い……異常だ……!!明らかにこの時代に存在するはずのないオーバースペックの機体、機能の数々、その異常なまでの戦闘力……!!さっきの奴も貴様もつよ……ゴフッ!!強すぎるにもほどがある……!!!」
グレイヴが鬼気迫る表情で瀕死のミゲルに言い放つ。
「俺達は復讐者だ……!!全てを奪われ、全てを亡くした……!復讐という心のみが俺達を絶えず駆り立てる。俺達こそ悪魔を狩る者達だ!」
「悪魔……!!?悪魔とは……い……一体……!!?一体なんなのだ……!?ま……まさか……!?ぐわあああああああああああああああ!!!」
ハルバートランチャーを渾身の力で抜き刺すグレイヴ機。致命傷を負って地に伏すミゲルのドラッケン・ドライ。
「お前が知る由もない……」
ミゲルが最後の断末魔を上げる。
「サンダースぶんたいちょおおおおおおおおどのおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!我が必勝の策を……策を献策いたしまあああああああああああああああああ!!!」
ミゲルのドラッケン・ドライが爆散する。グレイヴは鋭い眼光を発しながら静かに呟く。
「死 人 に ク チ な し」
グレイヴの異常な戦力に距離を取り続けるサンダースとブラッディファントム本隊。度重なる混戦でミゲル参謀とはぐれてしまったサンダースは途端に不安になって焦りだす。
「ミゲエエエエエエエル!!!ミゲエエエエエエル!!?バカなあああああ!!ミゲルは何処だ!!!まさか逸れたのか!?奴の策なしではあの敵に勝つのは難しいのではないのかあああああ!?」
猛烈な勢いでサンダースの本隊に追いつこうとするグレイヴ機。途中ロングレンジからの砲撃に多数被弾し損傷を負うがまるでおかまいなしだ。
「後は指揮官か‥…!奴を叩けば周りの大軍も烏合の衆になり果てる…!!一気にケリをつけるぞ!!」
怯えたサンダースは慌ててコマンダードール達に号令を下す。
「こ……コマンダードール達よおおおおおお!!!小生を守れええエエエエエエエ!!!!!!!」
5機のスレイヴ達がサンダースのドラッケン・ドライを守る為に立ちはだかるが気力が充実しきっている今のグレイヴは咆哮を発しまとめて蹴散らす。
「邪魔だ!!!!どけええええええええええええええええええええええええ!!!」
5機のスレイヴをハルバートランチャーの猛撃で蹴散らした後、サンダース機のドラッケン・ドライが露わになり、大きな隙を晒してしまう。
「しまった!!!このサンダース!!!一生の不覚!!!!!!!」
「ふん!!隙だらけだぞ!!それで一軍の指揮官とは片腹痛い!!殺った!!これで終りだああああああああああああ!!」
グレイヴ機が渾身の力でハルバートランチャーを振るいサンダースのドラッケン・ドライにトドメの一撃を斬り放とうとしたその瞬間。
「くたばりやがれええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
どこからともなく聞きなれた声が聞こえたかと思うと、遥か後方上空から弾丸のような猛烈な勢いでグレイヴ機に飛び蹴りをぶちかます勇ましい機体の姿があった。
ド イ ル の デ ス ぺ ラ - ド デ ュ エ ル で あ る 。
その飛び蹴りの勢いたるや類を見ないほど凄まじく、グレイヴ機を蹴り倒しながらその機体を下敷きにし、そのまま数百メートル敵のスレイヴ達を巻き込みながら突き進みスケートボードのように滑走していき、果ては巨大な岩石郡にぶち当たり轟音と共に岩石が砕け、次々と砕けた岩石がグレイヴ機の機体に降り注ぐ。自身の身に何が起こったか全く理解できず絶叫するグレイヴ。
「ぐはあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ドイル機はグレイヴ機を見下ろすように足蹴にし、身を乗り出し体重を加え、グレイヴ機の胸倉を掴むような姿勢をとる。
ドイルはこめかみに青筋をたて、鬼ような形相で一言言い放つ。
「い て え よ ! ? ボ ケ ! ! 」
読んでくださってありがとうございました!そろそろ感想か評価かブクマくれたら嬉しいんですがwまだまだですかね。精進します。次回予告形式は暇ができた随時更新という事で。全然次回予告になってませんがw




