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ある召喚士の生存圏  作者: 紀嶋 雁有珠
3/18

3   召喚 2

他の作品に比べて召喚できる兵力はしょぼいです。


俺は、再度気を取り直して周りを少し動きまわってみると、ここは小さい林、

ぐるり地平線内は草原、北南は遠くに森林かな、西には山脈が見え、東は不明、

手ぶらで動き回るのは自分のステータスでは自殺行為のような気がする。この

まま夜を迎えるのも恐ろしいので召喚を実施してみようとエルザさんに声をかけた。


「召喚を実施したいので。エルザさんデータに接続して下さい」

「わかりました。ところでこの魔道具どう使いますか」

「え、そうか、魔道具ではないはずだけどな。貸してみて、カチャカチャと、

お、このアプリかな。エルザさんこれですか」


アプリを起動すると、急にエルザさんがビックと反応して、数秒の沈黙の後に

復活した。

「コマンダー、操作方法を理解しました。交代して下さい」


まるで、ネットで買い物カゴに入れるように種類・数を選択した。歩兵の種類

だけでも国籍・職種等色々あって迷ったが次のように決めた。しかし、

ブランデンブルク部隊なんどう使うんだ?

ドイツ武装親衛隊統一で2個歩兵小隊・1個整備班・クルー20名・

Sdkfz222-2両・Sdkfz251-2両・Sdkfz251/3-1両・オペルブリッツ-14両・武器2t・ガソリン6t・弾薬5t・装備/機材他3t。

今の所武器等は1940年以前に採用された物で総重量が100tまで

(兵士・整備士等も含む)。で、その兵士はオートマター<OtM>と言うそうだが私がイメージした機械仕掛けの人形ではなく一種の魔法生物で成長もするそうですが、外見は球体関接人形のようで、やはり生物には見えない。顔?の表情・造作が同じに見えて区別ができません(まったくわからん)。最後に彼女が選んだ“ポーション“!何、飲むだけで怪我が回復する?ファンタジーの定番でました。私は飲みたいとは思わない。


  召喚したOtMは標準の武器・装備を持って歩兵は小隊ごに整列し、クルーは

各車両の前にて整列していたので、役割なども理解しているのだとわかった。

少尉の階級を付けた一体が報告をした。


『ショウカンOtM全員整列完了シマシタ。』

「ご苦労、これからよろしくたのむ、休め」


と返事をしたが、報告の時口が無いのに喋った事に気が付き、某アニメの眠り

の小○郎を連想してしまった。なんで喋れるの。ところでなんでドイツ軍を召喚し

たかだって、もちろん俺の趣味、まったくの趣味ですよ。PCモドキはエルザさん

所属になり、バッテリーも電気ではなく魔力だそうです(これまたわからん)。最後に指揮官には誰を招集しようか、こんなに小所帯に将官に来てもらっても宝の持

ち腐れのような気がするので、ここは。


「佐官になった騎士十字章を受けた歩兵部隊の指揮官をリストアップして下さい」

「了解と、だいぶいますね」

「SS、武装親衛隊の指揮官に絞って下さい。これも趣味です」

「わ・か・り・ま・し・た。召集の場合は1940年の制限はないですね。それ

と,年齢も設定できるようです」


「そりゃそうだ、指揮官にジイサン召集しても意味ないからな。え~と、この人、

ハインリッヒ・シュプリンガーSS少佐にしょう。年齢は騎士十字章を受賞した

年の27歳でお願いします。」


クリックと共に光が集まり、厳つくもイケメンが現れた。召集された人にはある

程度の情報がインプットされているようで、毎回説明しなくて良いと思うとホットした。そして、さらに重要なのは、召集した人には俺に対する、忠誠心が

インプリンティングせれていることだ。プライドの高いプロイセン貴族出身の将官

に命令するなんてムリムリ。しかし、どの程度の忠誠心かはわからないけど、

レベルを上げていけばロンメル元帥やマンシュタイン元帥に指示だせるかな。


「少佐、今は少なくて悪いですが、この部隊を率いてください」


  本来なら中尉が指揮する規模の装甲車2両、装甲兵員輸送車2両 歩兵2個小隊,

整備兵分隊1個、トラック11両が整列している前に少佐は立っていたが、驚いた表情をしてこちらに振り向いた。


「ヘルタチバナ、この者達は、なんですか?」

「そうですね、エルザさん説明をお願いします」

「はじめまして少佐、宗茂様の使徒エルザと申します。この者達は無属性の

魔法生物で、兵種 に応じた一応の知識はインプットされていますが、新兵に

近い状態ですので鍛えていただきたいのです」

「そうですか、わかりました。努力してみます」

「太陽の沈むまでの時間もわからないので野営の準備をしてほしい。周囲の偵察

は明日からにしましょう」

「了解しました」


  OtMの作業で野営準備が完了した天幕で休んでいると少佐が入ってきた。


「失礼します。ヘル宗茂、これからの事を判断するためにも、現在判明しているこ

とを教えていただきたい」


  私も、多くは知らされておらず、手探りで進んで行くことになると話した。

召集した人と共に生きていきたいことは強調した。


「貴方に忠誠を誓います。マイン・フューラー。二度目の人生、やれるだけやって

みて『レーベンスラオム』を手に入れるか」


  やはりそう呼ぶの? 少佐のなにやら物騒な発言をスルーして、俺の呼び名を

変えるようにお願いした。年下にもなったことだし。3人で色々話あって

『ルーファー/呼ぶ人』とした。色々と呼び出しているからいいかな。太陽?が沈み

夕ご飯かと思ったら、ふと気になり尋ねた。

  俺たちの食料は米軍のCレーションとDレーションを1個分隊の1週間分を

当座の量として召喚しておいたが、余裕ができたら野戦炊事車両も召喚したい。


「エルザさんOtMの食事はどうなっていますか」

「いえ、彼らに私たちの様な食事必要ありません。大気中の魔素、地中の魔素を

吸収すること によって栄養補給にします。また、夜眠る時間は3時間で十分

です」

「どこまで命令に従うのだ」

  少佐は指揮官として気になる事を尋ねた。


「死というものを認識しませんので、消滅するまで命令に従います」

「なんて完璧な兵士だ。しかし、我々が気をつけねば、使い潰してしまう」


  ヒトラーの無茶な命令で多くの兵士が倒れていくのを見ていた少佐の経験が

言わせているのだろう。


   現在の召喚兵力

Sdkfz251-2両 Sdkfz251/3-1両

Sdkfz222-2両

オペル3t-14両

歩兵2個小隊-8個分隊

整備分隊-1個

召集-ハインリッヒ・シュプリンガーSS少佐


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