16 会議
宿営の準備が完了したのはもう夕方になっていた。夕食も兼ねて俺の天幕に幹部全員に集まってもらい今後のことを話しあった。しかし、Cレーションもそろそろ飽きてきたな。
「みんなの意見を聞きたいので集まってもらいました。そして、新たに召喚が
可能となりましたので、まず、あの大蟻を殲滅したいとおもいます。反対意見は ありますか」
正面の将校たちは首を振っている。反対の意思は無いようだ。
「ルーファー、どのくらい召喚できるのでしょうか」
リヒター大尉が現状を確認するように質問してきた。
「今回は172tと今までの残り73tで合計245t召喚可能ですね」
「ドーラかカールがあれば1発でしょうが、召喚するのに無理があり、今後の運用 も難しいから、現実的には砲兵と火炎放射器、大量のガソリンでしょう」
「大尉、具体的にはどうする」
「まず、砲兵によって、巣の出入り口を潰し、中に閉じ込めます。削岩機で垂直に 穴を開けガソリンを流し込み丸焼きした後、爆薬で上の層から順番に崩していき ます。女王蟻と卵を潰したら完了と判断して良いと思います」
「まあ、それくらいしか方法は無いか、巣穴に直接OtMを投入するわけにもいかな いからな」
「順番は前後するが、まず砲兵将校を招集して、彼の意見を参考に召喚戦力を確定 しようと思うが、どうかな」
「それで、いいと思います」
「エルザ、招集者のリストを表示してくれ」
「・・・・・・」
「「「「・・・・・」」」」
横に座っているエルザの鼻をつまんでみると・・・
「ウップ。宗茂さん、な、何をするんですか?」
「エルザ、眠ていましたね。指示を聞いていましたか」
「え、いえすみません。退屈で眠ってしましました」
少佐たちが嘆息して上を向いていたがここはスルーしておこう。女神の眷族ではあるがだいぶ天然ではある。いまさらのような気もするが。
「騎士十字章を受賞している砲兵科の将校はなかなかいませんね」
「ワード検索で絞れないのかな」
「どうも、むりっぽいですね。検索能力が低いですね。え~と、あった。この
エルヴィン・マイヤードレスSS少佐はどうですか」
「そうだな、彼にしよう」
そういえば、砲兵科で騎士十字章を獲得できた将兵のほとんどは、突撃砲の乗員だといったな。これだけ砲兵科で騎士十字章の受賞者が少なければ、砲兵科が意地でも突撃砲の装甲科への編入を拒んだのも頷けるな。
余分な事を考えている間に光の粒が消え、そこには一人のSS将校が立っていた。
「ルーファー。マイヤードレスSS少佐です。忠誠を誓います」
「少佐、よろしくお願いします。先任はハインリッヒ・シュプリンガーSS少佐
です。後はヴィルフリート・リヒターSS大尉、ミヒャエル・ヴィットマンSS
大尉。そして、私の副官のエルザになります」
「よろしくお願いします」
紅茶を出して、今までの経過、や雑談した後に本題を切り出した。
「マイヤードレス少佐、大蟻の巣を攻撃するためにはどのくらい火力が必要だと思うかな」
大蟻攻撃のために砲兵将校としての意見を聞きたいと伝えた。
「そうですね、105mmクラスを1個中隊は必要です。それと、着弾観測のために フィラーゼ・シュトルヒがあれば助かります」
「わかった、ではその線で行こう」
榴弾砲の牽引、シュトルヒの整備などを考えて下記の物を召喚した。
leFH18Mx6-12t,Sdkfz11x6-45t,Fi156x1-1.5t,戦闘工兵1個小隊-3t、
整備兵1個分隊-1t、航空整備兵1個分隊-1t、砲兵1個中隊-6t、クルーx10(内パイロット2名)-1t、武器-1t、燃料-20.5t、弾薬-15t、
その他-16t。
それと、米軍のCレイションではなく暖かい物がたべたいのでLG3000、
2x4トラックにフィールドキッチンHf13を搭載した野戦炊事車1両(制式品番が無いにかな)-4t、と車両牽引用のパン焼きトレーラーSd.Ah106-2t、とパン生地捏ねトレーラーSd.Ah35-1t各1台、牽引式発電機1台-1t、タンクローリー1台-3t、オペル3tトラック3両-9t、調理担当とクルーで20体-2t、残り100t。
新たな戦力が宿営地の中に召喚された。光だけで大きな音はしないので村人たちの注意は引かないだろう。
「今まで、ゴブリン、大蟻、オークと戦闘が続いたので、明日から2日間は兵器の 整備と休息にあててほしい。大蟻に対する、索敵は明々後日から開始する。
では解散」
みんなは色々とやることがあるが、俺とエルザは宿営地ではやることが無さそうなので獣人族との外交でもしますか。ではおやすみ。
あ、念のために、俺とエルザは同じ天幕では寝ていませんよ。
追加兵力
leFH18Mx6
Sdkfz11x6
Fi156x1
オペル3tx3
航空整備兵1個分隊
野戦炊事部隊




