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ある召喚士の生存圏  作者: 紀嶋 雁有珠
10/18

10  依頼 2

「さてこちらの番だ。行くぞ」

「「「了解シマシタ」」」

  1kmほど進むとコロニーがあり、入り口とおぼしき穴の前には2匹いたが撃

ち倒した。少し待ったが中から出てくる物はいなかったので、部隊を入り口まで

前進させた。


「ゴブリンは右耳が討伐の証明になるので、とり忘れるな。もし、用保護者を

発見した場合、班単位でコロニーの外に誘導しろ。第一分隊と軽装甲車は

周囲の警戒。残りはついて来い」


  中に進入すると枝別れした通路と複数の小部屋があり、小隊長が枝別れした

通路ごとに分隊を分派して中を調べていった。大きなコロニーではないのでこの

戦力でもなんとかなるだろうと思っていた。パパパパ短機関銃の射撃音や

手榴弾の破裂音が響いた。


手榴弾使ったら、死体から上手く耳を取れないんじゃないかと心配しながら残

った戦闘工兵一個分隊を率いて進んだ。最も奥と思われるスペースには、体が

一回り大きなゴブリンがいた。


「こいつがリーダーか」


なんだ、やつは、自信があるのか銃口を向けても悠然と構えていた。


「ギゲゲゲ、ゲッギ!」

叫び声(?)と共に棍棒を振り上げて迫ってきた。


「撃て!」


「グッグー!? ゲー!」


PM40-8丁の一斉射撃を受けて蜂の巣になって倒れていった。狭い所で使う

ような短弓とは威力がちがうんだよ。剣も槍も弓も持っていない我々を見くびって

いたに違いない。この世界には銃が無いのでしかたないのか。


「これで任務完了だな。工兵はここを再利用させないように爆破する爆薬を

セットしておけ」


  戦闘工兵は200g、1Kgの爆薬を壁の各所に埋めて、信管をセットし配線を

接続していった。外にでると、歩P2-S1-α軍曹が報告に来た。


『少佐、女性3名ヲ保護シマシタ。後2名イマシタガスデニ死亡シテイマシタ。

ゴブリン20匹ヲ射殺シマシタ』

「では、彼女たちをトラックに連れてゆき手当てをしろ。残りの者は撤収準備」


そこへハーフトラックでルーファーたちがやって来ました。


「少佐、ご苦労さま、首尾は・・・・問題なさそうですね」

「女性を3名保護、2名の死亡を確認しました。なお、工兵によるコロニーの

爆破準備をしているところです」

「では、準備できしだい爆破して撤収しましよう。イサクさんコロニーの爆破を

確認してください」

「爆破? どうするのですか」

「まあ、見ててください。全員後退しろ」


10分後工P1-0-α少尉(工兵小隊長)から連絡がきた。

『準備完了シマシタ』

「爆破!」


デトネーターを起動するとボンと低い音と砂煙が巻き上がり、それと共に

コロニーが崩れ落ち、地面が揺れた。これを見たイサクは目を丸くしていた。

完全にコロニーは消滅した。


「イサクさん、依頼完了でよろしいですね」


  イサクは顔を引きつらせ、ブンブンと顔を縦にふった。この世界でも“Yes”は縦ふりか。


「撤収」


  こうして我々の初任務は成功裏に終了した。


誤字脱字等おしらせくだされば幸いです。

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