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ムラサメ発動??2



…………目を覚ます。



あれ?どっちだ。見慣れない天井。




夢の方か。

隣を見る。師匠も横になってる。


そうか。俺も師匠もあいつにやられたのか……


っあ!そうだ!ともみは?


俺は起き上がり、急いで階段を降りていく。



トン……トン……イチゴの蔕を包丁で取るともみがいた。



「お、おい。無事なの…か?確かお前は白のやつに。」



「お前って何よ。失礼しちゃうわね。」ほっぺを膨らませ拗ねる。そして苺を一つまみ。



「う、うるせーよイチゴ!無事だったんならいーわ」



ともみはより一層頬っぺたを膨らませ

「い、イチゴって何よー‼」


包丁を持って追いかけてくる。



「ッ!イテテテ」まだ傷口が塞がってないようだ。



「もう!じっとしてなきゃ駄目じゃない!」



お前が言うか!と突っ込みたくなったが堪える。あー言えばこー言う奴だ。変に言い返さない方がいいだろう。




するとともみはいきなりキスをしてきた


「な!?何すんだよ!!」俺はともみを引き離す。



「何って傷を治してるのよ!!あー。神はまだ知らないのね。私、こう見えて治癒能力を持っているのよ。」


ドヤ顔でいい放つ。



「だからってキスする必要あんのか!?」


俺のファーストキスは以外な形で奪われた。


「こうしなきゃ治らないのよ‼私の唾液に治癒能力があるんだから。」



ふ、不便な治癒能力だな。



「じゃあ師匠にも。キスしてんのか?」



「するわけないじゃない!!パパには唾をつけてるわ」



「おい待て。じゃあ俺も唾でいいじゃんかよ。」




「もういい‼そのままでいれば?」拗ねて奥へ歩いてく。




俺は追い掛ける。ッズキ!


「イッテ~。」

更に開いたようだ。



俺はともみを追い掛ける。

「わ、悪かったよ。治してくれ。」

血がぽたぽた落ちる。



「……」睨んでくる。



そんな怒らせちゃったかな。



「わかったわ。寝なさい。」


言われた通りにする


「恥ずかしいから目瞑って!」



恥ずかしいってさっきはいきなりしてきた癖に。と言いたくなるが堪えて

目を瞑る。



暖かくて柔らかい唇の感触がする。少し下腹部が熱くなる。ま、まさかな。



「少し口開けて…………」



え。と戸惑っていると。


「じゃないと唾液が入らないじゃない。」



確かにと思い口をあける。




ともみの唾液が入ってくるのと同時に痛みがどんどん消えていく。なんだか変な気分だ。



俺の下腹部が更に熱くなる。


いや、嘘だ。




ともみは唾液を出すために少し舌を動かす。その時俺の舌に少し触れた。



ようやく俺は認めた。ムラサメ発動してる。


傷口はほとんど塞がり、

俺は少しならと思い、舌を入れてる。




ッン!!!

左頬に紅葉がついた。




「な、何すんのよ!!」顔を赤くして、ともみが怒る。



「ご、ごめん。わざとじゃ……!」



右にも紅葉がついた。



もう舌を入れるのはやめよう。



ともみは俺の腹の方に目をやり更に顔を赤くする。



俺も自分の腹の方に目をやる。



…………あ。


ムラサメしてるのがばれた。



「あんたねぇ。そういうつもりでいるならもう傷治してあげないからね?」



「あ、いや、ちが…そういうつもりじゃないんだ。」こんなところ師匠に見つかったら殺されるな。




「まぁいいわ。うぶそうだもんね。あんた。」




俺は何も言えないまま赤面する。




「も、もう少し横になってるよ。師匠が起きるまで。」


すると後ろから


「なんだ。お前らそんなとこで何してる?」と声が聞こえる。



ッギク!として振り向くと師匠がいた。



「え、えーと。」とどもっていると



「神が腹へったって言って降りてきたから苺を食わしたところよ。」

なにくわぬ顔でともみが話す。



「そうか。俺にもくれ。」







セ、セーフー!!危ねー。誤解でも殺されるわ。






師匠も目が覚めた所で白が来た時の詳細を聞いた。



どうやら師匠は俺と別れ宿に戻ると嫌な気配がしたらしい。すぐにともみを隠し部屋に入れようとするが気配を感じ振り向いたら白が居たそうだ。


「誰だ!貴様!」と訪ねると

笑いながら死魔と名乗り娘を頂くと言って攻撃してきたらしい。

しばらく応戦したが白の方が強く、師匠は一撃をくらい気を失った所で俺が帰って来たと言うわけだ。



だが俺も奴に一撃をくらい意識を無くしたはずだがなぜともみは無事かと聞くと


どうやらあの後俺は狂いながら白に向かって行き、奴の腕を落としたそうだ。

それで奴は引き返したらしい。



お、俺が。そんな力を。



その話をすると師匠が

「狂乱の力だ。」と言う。




狂乱の力?と聞き返すと

「ともみが狼男に襲われた時、お前も俺の狂乱を見ている。あれが狂乱の力だ。

あれは自分自信コントロール出来なくなるが恐ろしい力を獲られる。いつでも使えるという訳じゃないがな。」




なるほどね。トリガーがあるわけか。




続けて師匠は話す

「だがな。あいつを倒すとなると狂乱の力だけじゃ勝てない。パワーとスピードわ飛躍的に跳ね上がるが知能がなくなる。それにあいつは本来の1/10ほどしか力を出せていない。」




「師匠は勝つ手段を知っていると?」



「ああ、確証はないがな……」




「お前の狂乱を克服する。」そうポツリと言った。



「勝つ方法があるとすればそれしかない。」


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