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差。

キンキン!!と甲高い金属を鳴らしながら打ち合う二人がいた。



左にいる頑固親父が知谷等(ちやら)(あきら)こと元夢士だ。


そしてそいつと打ち合っているのが俺。

少し話を遡るとしよう。




ー…………



「俺を弟子にしてくれ!」真剣な眼差しで言った。




「………………」頑固はしばらく顎に手をあて考えている。



「パパ?」娘が煽るように聞く。




「いいだろう。娘が世話になったしな。

だが一ついいか?なぜ強くなりたいかを聞きたい。」




俺はなんのためにこの世界へ導かれたのか、今までの事の経緯を全て話した。



「なるほどな。分かった。いいだろう。

その変わり俺は甘くないぞ。」


師匠の決まり文句を吐きながら頑固はウォッカを一気に飲み干した。

だがその顔はなんだか少し嬉そうだ。



「俺の事はアキラと呼んでいい。お前の名は?」


夢島 神と答える




「それからこいつは俺の娘のともみだ。手を出したら分かってんだろうな。」目が怖い‼目が怖いですよ師匠!



「だ、大丈夫ですよ」まぁ俺が手を出すはずがない。妹しか興味無いからな。



「パパ厳しいから頑張ってね。っあそれからこの金貨は返すわ。水と苺じゃお釣りを払えないもの。」



なんだ。この金貨そんな高いのか?俺はこっちの金の事はさっぱり分からんからな。仕方ない。その金貨しか持ってないんだもん。



「いや、受け取ってくれ。しばらくお世話になるつもりだ。迷惑をかけると思うがよろしく頼む。なんならこいつを全部預けておこう。」そういって巾着を渡した。



二人とも目が点になってる。


「こ、こんなにあるのか?」



「俺がジャーパンを出てくる時、エクセリアが持たせてくれたんだ。元々使う予定はなかったし好きに使ってくれ。っお?別に同情とかじゃないぞ?頑固親父のせいで客が寄り付かなくて赤字が続いてるからとかじゃないぞ?」



二人とも顔を赤くして


「てめー聞いてたのかー‼」なんて言ってゲンコツ貰った。



聞いてたんじゃなくて。聞こえてたんだよ。なんて心に思いながら。



「今日はゆっくり休んだら?二人とも。

どーせ明日朝から特訓するんでしょ?」



確かにその通りだ。

明日からハードな生活に変わるだろう。

今日は休むとするか。



「ああ、そうするよ」と言って俺は2階の客室に行った。



只今AM5時。俺が絶対に起きない時間だ。

そんな俺に悲劇が起きる。


「起きろー‼」



馬鹿。はえーよ。と思いつつも飛び起き

「はいアキラ師匠!初日から寝坊してしまい申し訳ありません‼」



「さっさと着替えろ‼‼」

いちいち声を荒げるなよ。魁!○塾じゃねーんだからよ。



着替えて表に出る。



「今日はお前の実力を見たい。本気でこい。」昨日の頑固親父とはまた違った顔つきでひしひし闘気が伝わってくる。



「お願いします‼」と一例してから俺は黒妖を抜き構える。



俺は足に夢力を溜め勢いよく前に踏み込んだ。正面から突っ込むと思わせて空中で風の壁を作りステップを作り左に飛ぶ。そのまま風の壁を引風(いんぷう)に変える。



師匠は少し体制を崩す。俺はそのまま火炎弾を5発撃ち込み風魔・炎昇弾を放つ。


だが師匠は水のバリアーを出し、引風も火炎弾も同時にかき消す。



俺は直ぐに地面から砂を引っ張りあげ、師匠の足元を掴む。しかしそれも水を放出し流されてしまう。



くそ。こうなりゃ必殺一号だ。バスケットボールくらいの火炎弾を作りそれを風で思いきり閉じ込める。凝縮し野球ボールくらいの大きさにした。



「おいおい。混合技の黄金比をしってんのかこいつは。」


そういって師匠も水と雷で何か造り始めている。



俺は煌炎・爆風刃(こうえん・ばくふうじん)を放つ。かなりのスピードだ。


師匠も造った技を放つ。



俺の技は師匠の水を弾きながら一直線に師匠に向かっていく。



「アテナの盾!」と師匠が言ったと共に雷が水の中で放出し、俺の爆風刃が途中で爆発する、その弾けた水を雷が伝りながら俺に遅いかかってくる。

だが俺は磁力で常に体に電気流してる上砂鉄が吸収してくれる。だから俺に雷は……


!?

「うわあ"ぁ"ー‼‼」俺は痺れる。


なぜ?体を見ると砂鉄が錆びている。あの水には酸でも含まれていたのか。



毎回後手に回ってると思いきや俺の放った全ての技を相殺してくる。



化け物だな。まだ本気を出してる様には見えない。



あの酸が有る限り俺の砂鉄は使えない。


いや、俺は砂鉄に1000℃近い炎を纏わせる。酸が砂鉄に触れる前に蒸発させてしまえばいい。



1000℃近い炎を出したため



熱風が凄い。師匠は自分を水の玉の中にいれ熱を防ぐ。だが俺の温度の方が上だ一瞬で沸騰させる。



師匠は一度水を割り、そしてもう一度水の玉を造りだし入る。



なるほど沸騰する前に次々と乗り換えるのか。と関心してるといきなり師匠は飛び出してきて俺を斬りかかる。俺も1000℃の炎剣で斬りかかる。次の瞬間俺は何が起きたか分からなかった。


俺の炎が消えている。なぜ?と思った途端俺は斬られた。



「ふぅ。まぁこんなもんだな。」



「お前。死魔(デス・タクト)を倒すと言っていたな。今のお前ではせいぜい6とか7席でいっぱいいっぱいだろう。」



俺は砂鉄を操る事が出来た事でかなり強くなったと勝手に思い込んでた。


後は元夢士に特訓して貰えば死魔の白を倒せると思っていた。ゲルスも。甘かった。

糞。俺は悔しいのと情けなさで涙が出た。



「俺がお前を誰よりも強くしてやる。立て。お前は俺より素質がある。お前ならゲルスを倒せるやもしれん。」



俺は涙を拭き立ち上がった。

「お願いします‼」と再び気合いを込めて。








次号へ続く

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