北の地を求めて 後編
俺は今砂漠を歩いている。
ジャーパン王国を出てからしばらく歩いたな。
そして砂漠の真ん中で止まる。砂漠が一番都合がいい特訓が出来るからだ。
早速始めよう。
まず俺は手に電気を流すイメージをする。
すると腕の毛が逆立つ。静電気が流れた。
どうやら俺の実験は成功したみたいだ。
危険を犯して体を張った甲斐があったな。
そこまで出来れば簡単だ。後は少しずつ電力をあげて体に馴染ませて行けばいいだけだ。それから二時間特訓をして電気をある程度操れるようになった。
ここからが本題だ。俺は広範囲に放出した電気を磁力に変換させる。すると砂漠から大量の砂鉄が磁力に引っ張られ浮き出てくる。俺はそれらを色々な形態に変化させてみる。
ん?どうやら敵さんのお出ましだ。さっきの砂鉄を引き上げた時に反応でもしたのか。
したからムクムクと巨大なサソリが現れた。
1.5Mはあろうサソリだ。俺はまだこっちの生物に馴れていないせいかやたらでかい。見馴れていてもこんなサソリは見たく無いものだ。
しかしかなりの数だ。10は下らない。
するといきなり後ろから一匹襲いかかって来た。
予想以上に速いが、俺はひらりと身をかわし炎で造った短剣を差した。
が堅い。まぁいい。早速特訓の成果も試して見たいしな。
俺は頭上でふわついてる砂鉄を前方にいる3匹のサソリに放つ。
砂鉄は雷のスピードで空を這っていき、木の根の様な形態にした。それがあっという間に3匹を串刺しにした。
これは予想以上の威力だ。考えてみれば混合技だしな。
気にいった技にはしっかり名前をつけていこう。
雷針鉄砂これにしよう。
残ったサソリは俺を取り囲む様に四方八方に散らばった。
めんどくさいから一掃してやる。
そう思い、俺は空高く飛ぶ。
砂鉄を1つにまとめてバランスボールくらいの球体を造った。
そして俺はそれを押すように衝撃を与える。
すると球体から無数の針が勢いよく降り注ぐ。
針一つの殺傷能力は雷針鉄砂には劣るが広範囲で攻撃でき、尚、命中率はほぼ100%だ。しかもこれだけ撃ち込めば十分であろう。
名付けて時雨・砂鉄喇羅
俺は攻撃を止め。下に降りる。10匹はいたであろうサソリは跡形もなく消えている。
恐ろしい技だ。
特訓の成果を十分に発揮した俺は考えている。
俺は砂鉄を自分で出す事は出来ない。
だが何処にでもこれだけの砂鉄があるわけではない。
つまり持ち歩かなければいけないのだ。
俺の頭上に常に浮かせておくのは非常に効率が悪い。ならば身に纏えばいいのだ。
俺は磁力を広範囲に広げここら一帯の砂鉄をかき集めた。大きさは某TV曲の玉くらいの大きさになってしまった。
だがこれだけあれば何処へいても砂鉄には困らないだろう。
そして俺は砂鉄を分厚い鎧と丈の長いマント、そして長剣に形態を変える。まだ少し砂鉄が余る。しょうがないマントの下に羽でも着けておくか。飛ぶときとかかっこいいしな。
俺は鎧を金剛黒鎧と名付け
長剣は夢幻・黒妖と名付けた。
常に磁力で形態を維持してなければいけないが夢力が莫大にある俺なら問題ない。
見た目も重そうだが磁力だから重量もない。
やばいな。強いな。俺は独りでに満足しながら羽を広げ空を飛び、格好つけて北の地へ向かった。
次号へ続く




