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戦闘動物保護部隊CAPUt!!〜愛しい駆除対象の英雄たち〜  作者: 柴犬乃ぐんて
第2部【異世界転移は、悪夢の始まり】
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EP24 王たる器は、君にあるか!?4/5

「ライオネル君?」


マルティナがそう言うと


『はい。こちらも報告が遅れました、現地のアンホと連絡を取りましたが、カプトは独自に動いていいと上から言われた様です』

「そちらにも、報告はいっているようだね。モノケーラは霊獣キマイラではなく、純粋な霊獣の可能性が出てきてね、それを統括に報告…アンホはそれでも討伐の意思は崩さず、カプトは独自に動くようにと」

『はい、俺もその情報をアンホを通じて聞きました』

「ライオネル君は、どう動くつもり?」

『カプトの任務は霊獣の保護です。そう動きたいですが…ファルベブルーが現れた情報を聞いています』

「えぇ…今グリーンも現場に現れた…カナタ君は今どこに?」


すると、今度はカナタが通信に出る


『ローズィーを迎えに行こうとしましたが、モノケーラとブルーが戦い始めたので、先ほど鵲《カササギ》に戻りました』


怪訝な顔をするマルティナ


「…カラーズとモノケーラの戦闘に巻き込まれない様に注意して欲しい、霊獣保護を優先したい気持ちもあるけど、まずは君たちの命が優先だ」

『しかし』

「これは命令だよ。生きて帰ること」

『…了解』


カナタの釈然としない返答を聞きながら、マルティナは何かを考えている


「ライオネル君」

『はい』

「霊獣の出現に合わせてカラーズが出てきたという事は、八咫烏事案やギュウガ事案と同じだと思うべきだ、ファルベブリッツも出てくる可能性もある、安全な位置を維持する様にお願いね」

『了解』


鵲《カササギ》から通信が切れる

マルティナは、なにか腑に落ちていない表情をしている


スペースシップ鵲《カササギ》のコックピットの通信のスイッチをオフにするカナタ


「上手く出来たかな」


不安そうな表情をしているカナタ。手には変わったマイクを持っている


「雨宮が渡してくれた、これで声を変えたって」


そう言いながら、マイクに声を当てる


「副隊長が言う様に、隊長を騙せるのかは疑問だけどな」


とカナタの声はマイクを通す事で、ライオネルの声に変換されている

カナタはモニターを見ると、アンホの提供している情報と、報道が流している映像が見えている


「副隊長は、何があっても俺は参戦するなって言ってたな…隊長が、カラーズの3人が俺達だって疑う要素を無くさなければいけないって言ってたし…」


 カラーズはこれまで3人が同じ場所に現れたのは【八咫烏事案】しかなく、今回3人とも変身すれば、霊獣が現れればカラーズは3人集まると予測され、次から霊獣を囮に狙われるかもしれない。もしくは第2小隊が現地にいる霊獣事案の場合にカラーズが3人とも現れると想定されてしまう


ライオネルが言うには、マルティナならそう考えるだろうと言う事なのだ


「霊獣が現れたら、100%現れるのはグリーンとブリッツと思わせたいって言ってたな」




オーラシールドを解き、モノケーラと対峙するグリーンとブルー


「ブルー、霊獣キマイラ相手に1人でよく踏ん張った」

「モノケーラはキマイラじゃない。霊獣そのものだ、麒麟って名乗った」

「麒麟だって!?」

「王を探しに来たと言っている」


2人の会話を聞いて、モノケーラが


『そう私は麒麟。この世の王になり得る存在を探しに来ました…君も八咫烏の力を持っていますね』


「テレパシーか。王を探しに来たって」


グリーンは戦闘態勢のまま、モノケーラの声を聞く


『私の力を与える王を探しているのです。この世界を泰平の世に導く王を』


モノケーラがそう言った直後、空が太陽とは違う明るさに包まれる


ブルーもグリーンもその光の元を見上げる


「魔法陣!?」


ブルーの視線の先にあるのは、転移の魔法陣

それはモノケーラが発動した魔法陣では無いらしく、モノケーラも警戒している


「この世の王は、俺だよ」


空に響く声

そして魔法陣の爆発と共に現れる、ブリッツ


「さぁ、麒麟。俺に力を貸せ」


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