EP24 王たる器は、君にあるか!?3/5
オーラを発生させ、バリアを殴るブルー。バリアを突破する事は出来ない
『導きの鳥の力を持つ小鳥さんに、私を傷つける事など出来ませんよ』
ブルーはバリアを殴り続ける
「霊獣なのに、なぜ人間を殺す!!この世界の生き物だろ!!」
『それはこちらの台詞ですよ。人間は命を殺しすぎる…今殺したのは、無駄に命を奪った者たちだけ、悲しむ事は無い』
大振りのオーラパンチをバリアに当てるブルー
やはりバリアはビクともせず、拳をバリアに当てたまま、肩で息をする
「それでも皆、やるべき仕事として、命を守ろうとしてお前を攻撃しただけだ」
望んで戦ったわけじゃない、軍人として、街を守る為に戦った軍人たちをブルーは想い、訴える
『欲と無知で命を無駄遣いするのは、人間の愚かな部分ですよ』
モノケーラの冷たい言葉に、ブルーは怒る
「人は完全じゃないんだ!」
『不完全なのは問題では無いのです。人間は純粋では無い生物。生物とは生を全うし、新たな生命を生む為に生きるモノですよ』
「皆、生きる事に必死なんだ!!」
ブルーの全身が黄金に輝き始める、スーパーオーラが溢れているのだ
スーパーオーラは全身から右足に集中していく
『小鳥さんもそれを使えるのですか!?』
驚くモノケーラ
ブルーは、体全体の回転と遠心力を使って放つ強力な蹴り技、スーパーオーラを纏った後ろ回し蹴りを放つ
バリアが蹴りを喰らった場所から弾け飛び、消滅する
『小鳥と思っていましたが、八咫烏が力を貸しているとなると、君に王たる器が!?そうは思えませんが…』
「確かに八咫烏から力を貰った、でも王として選ばれたわけじゃない」
ブルーはグッとモノケーラを見つめる
「それでも私はこの力を、正しく使いたい」
モノケーラは、その言葉を聞いて、角をブルーに向け、体勢を低くする
『ならば、私が王の素質があるのか、見極めましょう…この麒麟が』
「麒麟!?」
全長50mの巨体、モノケーラの一本角は弓なりで10m、つまり体の1/5が角だ
その角を一気にブルーに突き立てる、喰らえばただでは済まない
巨大な角はブルーの想像よりも圧倒的な速さで迫る
間一髪のところで避ける、その時、モノケーラは蹄を鳴らす
ブルーの足元が揺れたかと思うと、地面が陥没する
それもまたジャンプで回避する
またモノケーラは蹄を鳴らす
地面が割れると中から巨石が現れ、自由落下しているブルーへ目がけて飛んでくる
空中で体勢を崩しながらも、オーラパンチでその巨石を砕き、着地するブルー
するとブルーに当たる光が陰る、モノケーラの蹄が太陽を遮っているのだ
蹄は、ブルーを踏み潰すのは容易い
「!!」
ブルーの視界が、一瞬で緑色に染まる
揺らめく緑色、それはオーラの緑色
グリーンのオーラシールドの光だ
グリーンのオーラシールドは、直径10mのシールドを形成。モノケーラの蹄を受け止めている
「グリーン!!」
ブルーが驚きの声を上げる
グリーンはシールドをぐっと押し上げ、蹄を跳ね返す。体勢を崩すモノケーラは一歩下がり、ブルーとグリーンを見る
『小鳥さんがもう一匹?』
モノケーラが不思議そうに2人を見る
作戦室のモニターにグリーンが表示される
「ファルベグリーンが現れました」
キムがそう言うと、マルティナが目を輝かせ
「やはり出て来たね。さぁ」
フブキはモニターをじっと見据え、雨宮は頭を抱えている
ピピピピピッと作戦室に通知音が鳴る
「鵲からです」
キムは通信を繋ぐと
『ごめんなさい。通信障害もあり、連絡通知に気づきませんでした。どうしました?』
鵲側の通信は、《《ライオネル》》からである




