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戦闘動物保護部隊CAPUt!!〜愛しい駆除対象の英雄たち〜  作者: 柴犬乃ぐんて
第1部【戦闘動物保護部隊CAPUt】
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6/102

EP2 変身!!色とりどりのカラス達1/3

モンスターが30匹以上集まっている

25年以上この数のモンスターが一ヶ所に集まっている報告例はない、通常あり得ない数だ


 自分の手足、身体が赤と黒の異形な何かに変わってしまっている事に気づくカナタ


「なんだこれ!?」


 カナタは思わず声をあげる


「その声、カナタ!?」


 青い異形からローズィーの声がする

すると、バッと手を広げる緑


「二人とも、名前は言うな」

「緑が副...」

「個人が特定出来る名詞は使うな。八咫烏が言っていただろ。敵は何らかの方法で、情報を共有出来るらしい、幸い俺たちは色分けされている、色で呼べ」

「レッドは動物バカ、グリーンは酒豪であってるかな」


 ブルー、ローズィーが確認する


「...そうだよ、戦闘バカ」


 レッド、カナタはお返しとばかりに言い返す

30匹のモンスターが一斉に飛びかかってくる


「武器はないのか!!」


 レッドは、先ほど八咫烏と上空に上がった際に落とした拳銃を見つけ、拾い上げるとモンスターに向かって撃つ

しかしやはりモンスターには効かない


「くそ!!!!」


 拳銃をそのまま投げる

すると、その拳銃がとんでもないスピードで飛んで行き、モンスターに当たると、モンスターの身体は、はじけ飛ぶ


 直接殴り合うブルー、複数のモンスター達の攻撃をバックステップやダッキングで回避


「凄い!!攻撃が見える!!」


 カウンターでパンチを打ち込む。殴られたモンスターはブルーの拳が身体にめり込み、絶命する



「なるほど」


 グリーンはモンスターを後方から組つき、締め上げる様に後ろに反り上げ、そのまま投げる。ジャーマンスープレックスだ。モンスターの身体半分が地面に埋まり動かなくなる


「肉体強化されているぞ、レッド」

「と言われても!!」


 レッドはうまく立ち回っているが、ブルーやグリーンほどパワーが出ていない。3人の中では1番戦えていないのは確かだ

モンスターもそれが分かったようで、レッドに攻撃を集中させ始める

3匹のモンスターが集まると、組体操の扇の様な隊形をとる。3匹の前に1つの魔法陣が空中に現れる。見たことのない図形、転移してきた時の魔法陣とは違う図形だ


ビュン!!


 魔法陣から火の玉が勢いよくレッドに向かって飛び出す。モンスターに囲まれて立ち回っているレッドは気づいていない


「レッド!!!!」


 グリーンはその火の玉に反応。レッドと火の玉の間に飛び出す


「くそったれ!!!!」


 レッドに火の玉が当たる寸前、グリーンはその火の玉を弾く

周りのモンスターを倒し、グリーンに駆け寄るレッド


「ありがとう。それ、どうやったんです」

「えっ」


 火の玉を弾いたグリーンの左腕には、まばゆいオーラの様な光が、面で展開されている


「オーラシールド?」

「わからん、お前を守ろうと必死で」


 一度治まるオーラ、グリーンはもう一度念を込める。するとオーラが腕を覆い、グリーンが盾をイメージすると、そのオーラは盾の様に面を作る


「レッド、お前も出来るか!?」


 レッドが念を込めると、レッドの拳もオーラを纏う


「グリーンみたいには出来ない」

「能力が違うのか、個人差があるのか」


 すると、ブルーが両手に2人より小さいが密度のあるオーラを纏う


「やり方はわかった!!」


 ブルーは拳をモンスターに叩き込む。するとモンスターは爆散、チリと化す


「オーラを使うと、威力が桁違いだ」


 それを見て、レッドもオーラを纏った拳で攻撃。グリーンはオーラで盾を作り、二人を火の玉の魔法から守るように立ち回る



 そこにドローンバイクがやって来る。その不整地などで使用出来る1mほど浮いているドローン型バイクにはマルティナが乗っている。白も雷斗もそこにはいない

マルティナは自分の見ている光景が信じられなかった。まず何十匹のモンスターが一ヶ所に集まっている事、そしてそのモンスター達と戦う3匹の...


「キマイラか?」


 レッド達を見てそう口にする。マルティナは少し離れた場所に着陸しているカササギを見つける。モンスターにも、レッド達にも見つからない様に、バイクを降り、装備品のショットガンを手に、スニーキングでカササギに向かう



 戦いに集中するグリーン、ブルー。レッドはカササギに近づく人影に気づく


「あっ...たい!?」


 隊長と言いたいが、途中で口をつぐむ

するとマルティナの死角から2匹のモンスターが、マルティナに向かって走り出す。レッドがそれに反応した時、グリーンはすでに走り出している


 マルティナが木陰からこちらをうかがう為に、ショットガンの銃口を、レッド達とモンスター達の戦闘の方向に向けながら顔を出す

銃口を出した瞬間、2匹のモンスターが目の前に!!

刹那、モンスターに対して発砲。放たれた散弾は1匹は頭部にあたる部位に直撃し、回転しながら倒れる。もう1匹は散弾をかすめた程度、モンスターの振りかぶった右腕にあたる部位に爪が現れ、マルティナを襲う


ズシャ


裂ける様な鈍い音がマルティナの鼓膜を揺らす。

痛みは無いが、押し倒される衝撃。あぁ、致命的な傷を負ってしまったのか?目の前はまばゆい光で包まれている


「大丈夫か、人間!?」


 マルティナは自分を包んでいる光が、緑色のカラスの様なキマイラの左腕から盾の様に展開している光である事を知り、それが自分を守ってくれた事、そして目の前の緑のキマイラが言語を話した事に驚く


「なっ、まさか。話せるのか...!?」

「俺たちは敵じゃない、あのスペースシップに隠れていろ」

「...は...はい」



モンスターの数は片手で数えられる数になる

レッドも、ブルーも息が上がっている

グリーンがマルティナのもとから戻る


「2人とも、まだ訓練不足だな」

「副...グリーンの体力が異常なんですよ」

「レッド、グリーンは酒の力でブーストかけているんだよ」

「このオーラな、たぶん3人とも同じ効果を持っているが、量や形成能力に個人差が出るみたいだな」


確かに先ほどまではレッドのオーラの方がブルーのオーラより大きかったが、今は同じ大きさになっている


「陸上選手で言えば、レッドが短距離選手、ブルーは長距離選手って事かな」

「帰ったらスタミナつけますよ」

「どうする、あと5匹...」

「と言うか、スペースシップに人間がいる...俺たち元の姿に戻れるのか?」


不安になる一同


...オズルカガタコナ


モンスターが鳴き声の様な、吠えている様な音を発し、3人から離れる


「今まで何も思わなかったけど、あれも異世界語って事なのか」


レッドが様子を見る

モンスター達が騒がしく、吠え、空を見上げている


「あそこを見ろ!!」


ブルーが何かを見つける

上空、太陽の方に何かがいる

太陽が眩しくて、よくは見えないが、太陽の中に何かがいる


目を凝らし、見る


金色の人??しかし翼が生え、滞空している

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