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戦闘動物保護部隊CAPUt!!〜愛しい駆除対象の英雄たち〜  作者: 柴犬乃ぐんて
第1部【戦闘動物保護部隊CAPUt】
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57/103

EP16 三箇所同時襲撃!!vsスーパーオーラ2/3

「金のオーラ!!」


神音《カノン》はマルティナの作戦を思い出す




休暇に入る前日、マルティナの部屋に呼ばれる白と雷斗。オルトロとの戦闘の報告書に追われていた2人は、酷く疲れている


「隊長…今言われても…私覚えてる自信がないです」


今日の作業を終え、眠たそうにしている白。そんな白を見ながら、マルティナは優しく話し始める


「君の命を守る為でもあるんだ、辛くてもちゃんと覚えて貰うよ。同時襲撃の日程と作戦、各国の軍の日程、アンホの配備や動きを考えると、グリニッジ標準時11月26日午前4時に開始する」

「ニューヨークは25日23時か、どちらも明け方と夜中で、アンホも軍の動きが鈍い時間だな」


雷斗がそう言うと、マルティナは頷く


「同時刻、日本は26日13時、お昼過ぎだね」


それを聞いて、白は


「それって一般の人に被害が出るんじゃないの!?」


それについてもマルティナは頷く


「それも考慮しての作戦だよ。雷斗君、まず確認だ、アムカ派も含め、モンスターを《《こちらの世界》》に呼ぶ為の魔法陣は、私達がいる場所だったら大丈夫だね」

「あぁ、大丈夫だ」

「ではニューヨークは、セントラル・パーク跡地、イギリスはビッグ・ベン、日本は…どこか海岸線に近い海上に、転移の魔法陣《ウルシネット》をお願いしたい」

「2都市は街中なのに、なぜ日本は海上なんだ?」

「海上であれば、モンスター達が海岸線に集まるまで一般人は避難出来る時間を稼げる。逆に私と雷斗君は市街地の真ん中に転移させる。広い場所では駄目だ、アンホや各軍隊が攻撃しやすいからね、そしてすぐに転移してくるモンスターの指揮にあたり、勝手に軍を攻撃出来ないように監視する、出来るだけ私達は睨み合いと小競り合いで、軍の弾薬を消耗させて、モンスターの数を適度に減らしたいね」


マルティナは、白を見る


「日本はすぐにアンホの軍隊が攻撃してくるだろう。自衛隊も防衛に参加するだろうけど、主力はアンホに間違いない…米軍が戦闘に参加する確率は、まぁ2割だと思う……それよりも、ファルべ達だ」


マルティナは、3本のマジックペンを取り出す、色は赤、緑、青だ


「ファルベが、私の所に3人とも出現する事が一番の理想だ。前回のオルトロから、まだ日が浅い。ヨーロッパ近郊に居てくれるといいけど」

「なんで隊長の所に3人集まる事が理想なの?」


白が質問する


「消去法だよ。一番良いのは、ファルベが誰も来ない事だよ?現れたとして、白君の持ち場には、そもそもファルベは誰も参戦して欲しくない。雷斗君の場所に現れた場合、米軍、州軍、アンホ、さらにファルベ3人を相手にする事になると、さすがの《《ブリッツ》》も苦戦すると思う…巨大化をするグリーン以外の2人までであれば、大丈夫だと思うけど、雷斗君には的確に敵戦力を減らしてもらいたい」

「それって、隊長のところにファルベが集まったら、隊長が…」

「大丈夫、バッキンガム宮殿が近いからね、ファルベの3人が暴れだしたら、イギリス軍はファルベと戦闘するだろうし」

「なるほど」

「どこにファルベが現れるか分からない、なのでTVやネットの中継を使う、絶対に報道ヘリや中継車を破壊しない事、特に白君、君の所にレッドが現れるのが、私たちには一番なって欲しくない状況だ」


マルティナは、赤いマジックペンを白に渡す


「うん」

「雷斗君は、報道を定期確認する事、もしレッドが白君のところに現れたら、即転移をお願い。そして作戦時間は20分、これを厳守、報道管制から情報が届かない場合もあるし、そもそもキマイラじゃなくても、大量のモンスターが戦闘を始めたら通信障害も起こる、それを考慮しておく…ファルベを相手にする場合は難しいと思うけど、雷斗君は作戦開始から20分経ったら、白君の元へ転移。いいね?」

「もちろんだ」

「前にも言ったけど、それぞれの場所に1人ずつファルベが現れる事が一番厄介だ」


緑のマジックペンを雷斗に渡す


「マンハッタンにグリーンは避けたい対戦カードだね」


マルティナは雷斗に釘を差すように


「グリーンが現れて、金色のオーラを纏ったら警戒する事、巨大化してファルベキングになる兆候だ、イイね」

「あぁ、いざとなったら、ギュウガの力を使う」

「それはダメだよ。ギュウガは、対アムカに必要な力だし、雷斗君…いやブリッツがあの力を使った時、その後どうなるか未知数過ぎる」


続いて、白を見るマルティナ


「白君の場所にレッドが現れた場合も同じだよ。レッドの金色のオーラを纏った攻撃には、分離の能力がある…それが意味する事は、言うまでも無いね?」

「うん」

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