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戦闘動物保護部隊CAPUt!!〜愛しい駆除対象の英雄たち〜  作者: 柴犬乃ぐんて
第1部【戦闘動物保護部隊CAPUt】
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56/103

EP16 三箇所同時襲撃!!vsスーパーオーラ1/3

ニューヨーク、マンハッタン島を囲むように展開している、米軍とアンホ

島に上陸している部隊は南側のウェスト34thストリートを前線としている


7thアベニューは、セントラルパークからウェスト34thストリートまで辺りの高いビルは更地になっている為、見通しが良い。7thアベニュー上で政府軍の歩兵隊とモンスターが視線を交わし睨み合う


すると45thストリートと7thアベニューの交わる交差点に何かが着地し、大きな爆発と土煙が上がる


土煙が晴れるとそこには、ブルーがブリッツを睨むように立っている


「ブリッツ!!降りて来い!!!!」


ブルーが叫ぶと、5匹のモンスターが、ブルーに飛びかかってくる

ブルーはオーラを拳に溜めると、連続組手をする様に、バッタバッタとモンスターを消滅させる


その光景にアンホ軍は、呆気に取られ、しばらくすると、兵の数人が勝鬨をあげる


「ヒーローだ!!ヒーローが来たぞ!!!!」


と口々に叫んでいる




ロンドンはバッキンガム宮殿を守る様に、地球世界政府軍アンホとイギリス軍は展開、ビッグ・ベンの頂上に立っているヴァルバリキアは、そのバッキンガム宮殿の方を見ている

 するとヴァルバリキアの後方、テムズ川のモンスター達が騒ぎ出し、次々に消滅していく


「…均衡を保っていたかったけど…騒がしい…女王様の軍隊とは思えないな。こんな宮殿のそばで仕掛けてくるなんて…」


ヴァルバリキアが振り返ると、緑の大きなオーラに包まれたグリーンが見える


「女王様の部隊じゃないのか………グリーン…あなたが来てくれたのは…幸か不幸か…どちらに転ぶかな」




海岸線で、戦車隊に突撃するモンスターとは別のモンスター達が3匹集まり、火の玉の魔法陣を形成する。戦車隊のヘイトを稼いでいるモンスター達が散開すると、魔法陣から放たれた火の玉が戦車と装甲車を爆発させ、徐々に前線を後退させる

 モンスター達だけでは、戦車、装甲車隊を後退させる事は出来なかっただろう、やはり神音《カノン》が後方で、上空に飛ぶ戦闘ヘリや射程距離の長い戦車を優先して狙撃しているからだ


ニューヨークとロンドンに比べると、両軍勢の消耗が大きい


神音《カノン》は、前線を上げた事で、一気に攻める為、高出力の太いビームを放とうと6本の触手を束ねる


刹那、神音《カノン》は直感的に危険を察知。振り向いた瞬間にオーラの拳が見え、慌てて触手でガード


レッドだ


モンスターと軍隊の戦闘を無視して、直接本丸である神音《カノン》を取りに来たのだ



カプトステーションの整備員、雨宮の自室

ステーションはグリニッジ標準時を採用されているので、今は4時15分、明け方である

寝相悪く寝ている雨宮、入り口近くにクロ助の鳥籠がある


3人が変身し戦い始めた事に気付いた八咫烏は翼を大きく羽ばたかせバタつく。レッドを通して、レッドと対峙している神音《カノン》の力の片鱗を感じる。その力は、あのアムカの力だ


『アムカ…あのアムカの力を感じる…なぜ…』


八咫烏は、アムカ事案の際に力を奪われている


『やはり復活するのか…アムカ…』


すると、気配を感じた八咫烏が振り返ると……


「クロ助……お前……喋ったのか!?」


八咫烏を見て立ち尽くし、呆然とする雨宮がいる




「(くっ…刀があったら)」


刀の無いレッドの攻撃は決定力に欠ける


レッドの拳を振り払い、神音《カノン》は6本の触手を鞭のように使いながら物理攻撃をし、隙を突いてビームを撃つが、レッドは避け、ビームはオーラを纏った拳で弾いて無効化し、距離を取り、間を空ける


「カノンって言ったな。目的はなんだ。こんな消耗戦みたいな無謀な戦い方…」


レッドが声をかける、神音《カノン》は答えず、触手は臨戦態勢をとる


「答えないか…」


すると、神音《カノン》が答える


「モンスターと人間の戦いを止めずに、我をいきなり狙ったかと思えば、今度は受けに徹して攻撃をしない………ナメているのか?それとも決定的な攻撃力を持っていないのか…」

「お前を倒せば、この場は収まる。だけど、俺はお前も殺すつもりはない…ここは下がれ」

「アムカ復活の日は近い、それまでに人類を我々が《《統率する》》必要がある。アムカに絶滅させられたいの?」

「人類を絶滅させるって言ってるのは、お前だろ」

「それはブリッツが言っているだけだ」

「ブリッツ?お前キマイラじゃなくて…ブリッツの仲間なのか!?」


神音《カノン》は失念していた、レッドは三箇所同時に襲撃されている事も知らなければ、自分とブリッツの関係も知らないのだ


「ヴァルバリキアとも仲間って事だな!?あいつはアムカ派のキマイラとモンスターを狩っていると言ってた。この戦いもそうなのか!?」


レッドはオルトロ討伐の際にヴァルバリキアと話している、それは聞いているが、そこまで話しているとは…ヴァルバリキアは裏切っているのか、神音《カノン》は疑う…いや、ヴァルバリキア…マルティナがレッドを仲間にしようとしているのかもしれない


「ファルベレッド、お前はどちらの味方?」


神音《カノン》の問いに、レッドは答えを迷う


どちらの味方?神音《カノン》はレッドをキマイラとして話しているのか?アムカか、ブリッツか、どちらの味方かと


「味方かどうかは分からないが…俺は、人間もモンスターも、理不尽に殺す奴らの敵である事は確か…だな。だからお前を倒す」


レッドは右手を引くと、拳を握る

すると、赤いオーラを纏ったかと思うと、徐々に色を変え金色になっていく



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