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戦闘動物保護部隊CAPUt!!〜愛しい駆除対象の英雄たち〜  作者: 柴犬乃ぐんて
第1部【戦闘動物保護部隊CAPUt】
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23/102

EP7 巨大戦!?50mの霊獣キマイラ3/4

「お前達は、いつも奪うだけだな…気に入らない」


全身から金色のスーパーオーラが溢れ出す


「どこまでやれるか、試してやる」


スーパーオーラは辺りの瓦礫を取り込んでいく、するとグリーンの身体に瓦礫が徐々に貼り付いて巨大化していく


その姿は、まるで…巨大ロボだ



破壊された街の方に、巨大化していく何かがある、それは地球世界政府軍の茶部少尉も見えている


「なんだ!?新しいキマイラ!?」



ローズィーとカナタも、巨大化していくグリーンを見ている


「そんな使い方、ありかよ」


カナタは唖然とし


「オーラの量が私達と比べ物にならないな」


と若干引いているローズィー



ギュウガもグリーンのそれに気づく


「そうそう、俺がファルベグリーン……いや、このファルベキングが相手だ」


50mまで巨大化したグリーン、ファルベキングは、巨大ロボの姿をしている


「力比べだ」


ギュウガと組み合い、押し合う

ファルベキングは海の方へギュウガを押す、ジリジリと海水に押されるギュウガ

ギュウガは背中の触手を鞭の様に使い、ファルベキングを叩く


「鞭は、いい思い出ないな」


グググっと海へさらに押し込み、パッと引く

ギュウガは、いきなり引かれた事で重心を崩され、ファルベキングは後ろ回り、ダブルチキンウィングアームロックの様に触手と両腕をロックし、後方に投げる。タイガースープレックスの様な投げ技だ



後頭部から海面に叩きつけられるギュウガ

ファルベキングは、すぐさまギュウガの喉に膝をかけ、溺れさせる


「いくらデカくても、水の中で息は出来ないよな!!」


その時、ファルベキングの背で爆発が起こり、グラリと体勢を崩してしまう


「何っ」


振り返ると、政府軍の戦闘ヘリが数機、ミサイルを撃っている


「味方だろって言いたいが…」


気持ちはわかる、巨大なギュウガが街を破壊している時に、また別の巨大な何かが現れたのだ。無理もない


ファルベキングが体勢を崩した事で、ギュウガは起き上がり反撃、ファルベキングと再び組み合う

しかし好機とみた政府軍の容赦ない攻撃がギュウガとファルベキングに浴びせられる


スーパーオーラで巨大化を維持している。理屈ではオーラで大きなシールドを作って、スーパーオーラで周りの瓦礫などを取り込み、人型にしているだけだ

人型の盾なのだから、ある程度の攻撃は効かない

効かないが…オーラを維持する為に何も出来ない


「さぁ、どうする」


ファルベキングがギュウガを掴んでいるのだから、政府軍が好機なのは確かだ

しかし自分のオーラを維持する力が先に限界を迎えてしまったら…



茶部少尉の号令で戦車や装甲車の攻撃も再開する。2匹の巨大生物がぶつかっている今が好機である


「好機を逃すな!!」


と発破をかけ指示をする

すると、上空に魔法陣が現れる


その魔法陣は、カプトから情報提供のあったモンスターが3匹集まって使った「火の玉」を飛ばす魔法陣だ。それが上空に10、いや20は描かれている


「くっ」


咄嗟に茶部少尉は、自軍の兵器にその魔法陣の攻撃が来るとみた

それはそうだ、キマイラはモンスター側の生物なのだから、モンスターはキマイラを援護すると誰もが思い込んでいる


しかしその魔法陣から放たれた火の玉の攻撃は、ファルベキング、ギュウガに撃ち込まれた


ギュアアアアアアアアア


攻撃を喰らい泣き喚くギュウガは倒れ込み

ファルベキングは、スーパーオーラが切れ、崩れてしまう



その光景を見た、カナタとローズィーはグリーンを助けようと考えるが…


「動くなよ、人間達。動けば先程の攻撃の矛先がお前達に向く」


魔法陣の攻撃が止み、声が聞こえる

声の方向、上空にはファルベブリッツが金色の翼を羽ばたかせている

ブリッツは、声を上げ苦しみ鳴いているギュウガを見ると、その頭の上に降りる


「通常のモンスターでは、霊獣との融合は失敗だな。こうも自我を失うとは…」


ブリッツはギュウガの頭に手を添えると、魔法陣が展開、転移とも火の玉とも違う魔法陣だ


魔法陣が発動し、ギュウガが叫ぶ、ギュウガは徐々に光になっていき、その光が収束。魔法陣が消えると、ブリッツの手にはソフトボール程の玉が握られている



「カナタ、あれってギュウガの…じゃない、牛鬼の力じゃないのか?」

「かもな」

「このままじゃ、霊獣の力が奪われるぞ」

「行くぞ、ローズィー」

「あぁ、変身だ」


2人はグッと変身する為の行動に移ろうとするが



「人間、そしてレッド、ブルー、グリーン聞け!!!」


とブリッツが、上空に飛び、牛鬼の力の玉を見せながら話し始める


「俺はモンスターの頂点に立つ者。そして人類を絶滅させる者だ。俺が世界に散らばる霊獣の力を全て手に入れる時、お前達の歴史は終わる。俺を止めたければ、霊獣を探せ!!」


ブリッツはそう言うと、転移の魔法陣を展開

爆発と共に、ブリッツの姿は消え去っている

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