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追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜  作者: 音無響一
第三章 王都学園かわいい計画

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061 マッチョよりもハンバーガー

「従業員が100人も超えるとは思わなかったぞ!」


「すごいよね~今じゃおっきい工場の工場長みたいな感じだもんねっ」



信じられないけど、シュターナルさんは仕事できるんだね~

こんなに早く増産体制作れちゃうんだもん。

あれから一週間しか経ってないのにねっ



「セーラー服も学ランも順調に作られてるからな。さらに私たちが作ってた商品まで手が回るんだ。噂を聞きつけた商会もたくさんいてな。あっという間に王都にかわいいが流行るはずだぞ」


「最初はあんなに苦労してたのにねっ」



本当にびっくりだよね~

街行く人のほとんどの女の子がシュシュしてくれてるもんねっ


色んな髪型も増えてきたしな~

女の子がかわいくなると嬉しくなってきちゃうよねっ



「ひよりは制服が完成したら学園に通うんだろ?」


「うんっ!リディルさんのお仕事も手伝うこと少ないからね~。毎日暇してたらダメだもんねっ」



それに太っちゃうからね~

一番の問題はそこだよ。



「でも色んなサイズあるじゃない?そういうのは聞かなくてとにかく作ってるの?」


「ん?ひよりは知らないのか。サイズ調整が可能な魔法陣を付与するんだ。これは一般的に出回っているものだからな。とにかく作るだけでいいんだ」



なにそれすごっ

ハイテク通り越してるじゃん。

魔法すごすぎない?

文明レベルが高いか低いかわかんないよね~



「貴族なんかはそこから別の魔法陣を付与して防御力を上げたり、魔法効果を高めるものなんかを付与するんだ。汚れにくくするなんて魔法陣もあるからな。庶民は付けてそのくらいだ」


「いろんなのがあるんだね~」



よく分かんないけど、そういうのがあるってことだよねっ

難しいことはこの世界初心者の私には無理だよ~


日本のお勉強は得意だったけどな~

この世界では使うことがないから得意でも仕方ないよねっ



「ところでさ、ずっと気になってたんだけど、1個だけ聞いていい?」


「ん?どうした?」


「なんでいるのあれ」


「あれ?」



「あ~ら、あなたの作ってるの、最っ高にかわいいわぁ。ちゅ~したくなっちゃう~ん。そっちのあなたも素敵よ~ハグしてあげちゃうっ」



「ゴーリーマッチョリゲだよっ!なんでリディルさんのとこにもいるのよっ」


「彼女のおかげだぞ?ここまで大きくなったり流行ったのは」


「信じらんない……」



いるのはいいけど、いや良くないよっ

しかもなんでみんな普通に受け入れてんのよっ

どう見てもおかしいでしょっ


なんであの子はハグされて喜んでんのよ~

ちゅーされなかった人は悲しそうにしてるのはなんでなのっ


何して信頼されてるかとか正直聞くのが怖いよっ



「まぁいいじゃないか。彼女がいたからこそなんだからな。今後もかわいいを王都だけじゃなく、この国に世界に広めていくんだ。もっと忙しくなるかもだぞ!」


「それは嬉しいけど……」



嬉しいけど、なんか受け入れられないよっ









「ナッシュくーん、ただいまぁ」


「おかえりひより。リディルさんのところに行っただけなのに随分と疲れているようだが……」


「だって~またあの変なのがいたんだもん~」


「変なの?」


「あれだよ~ゴーリーマッチョリゲだよ~」


「ああ、あの変な生き物か」



アイツは確かにいたら疲れるかもなぁ。

俺も鳥肌が止まらなかったしな。



「そんなひよりが元気になるネタがあるぞ」


「えっ!なになに~?また何か完成したのっ?」


「こいつを見てくれ」


「これって……パン!」


「そうだ、ひよりの言っていた柔らかいパンがついに完成したんだ」



長かったな。

これを使えと渡されたドライイーストという粉と小麦粉。

これを混ぜて作る。

この情報だけでよくできたと自画自賛したいほどだ。



「だからめっちゃいい匂いが充満してたんだねっ!パンの焼けたいい匂いだったんだ~久しぶりすぎて、なんの匂いか思い出せなかったんだよ~」



ふふふふふ、そうだろ、この匂いは素晴らしい。

焼き上がりを待つ間も匂いで魔王様が寄ってきて大変だったからな。






「お腹も空いているだろう?今から食べないか?」


「もちろん食べるよっ!ナッシュくんありがとっ」



ああ、やっと柔らかいパンだよ。

ナッシュくんには感謝しかないよ~

どうする?どうやって食べる?

まずはそのままかな?

久しぶりだもん、じっくり味わっちゃうよ~

みーちゃんも目が輝いてるし、みんなでたくさん食べよっ



「みーちゃん食べよっ」


『キュー!』



持った感じがもう柔らかいよっ

それにこの焼きたての香りが最高だよ~

最初はかぶりつく?

お行儀悪いかもだけどいいよね?

いくよ?いっちゃうよ~



「いただきますっ!はむっ……んんんん~」


『キューーーー!』



これ、これだよ……

ナッシュくん天才すぎるよ。

本当にありがとうナッシュくん。





「ナッシュくん、大成功だねっ!すっごく美味しいっ」


『キュー!』


「はは、最高の褒め言葉だな。もう完璧に掴んだからな。今後もいくらでも作ってやるぞ」



嬉しいな。

こうしてひよりに食べてもらうのは。

自分の料理の腕が上がるのが分かるのもいい。

色んなものを作れば作るほど、料理の幅が広がっていく感じがする。

その結果、他の料理も美味しくなっていくんだ。


世界一の料理人になることもだが、ひよりをずっと俺の料理で笑顔にしてあげたいな。





「ここからだねみーちゃんっ!このパンどうしちゃう?まずはお惣菜けいかな?お肉挟んじゃう?あーもーだめぇ考えただけでいろいろたべたくなっちゃうよ~」


『キュー!キュキュ!』


「あー!最高だねみーちゃん!それやっちゃおっ」



前に作り置きしておいてもらったハンバーグを無限収納から取り出しまして~


さらにさらにお野菜買っちゃうよっ


レタスにトマトに新玉ねぎに~

とりあえずこのくらいでいいよねっ



「何を作るっていうんだ?」


「まぁまぁ見てなさいって~ナッシュくん、このお野菜をパンに挟むから、切って欲しいなっ」


「挟む?よくわからんが、言われた形に切ってこよう」


『キュー!キュキュキュー!』


「なになに?水切りをしっかり?だってナッシュくんっ」


「水気を取るわけだな。しっかりやってこよう」


「トマトはそのままでいいからねっ」


「この野菜はそうなんだな。注意しよう」



私はこのパンを真ん中から切っておこっと~


あとはソースだよね~

マヨネーズ?ケチャップ?あとは何があるかな~

みーちゃんはハニーマスタード?

おっけー、買っておくねっ






「ほら、できたぞ」


「ありがとうナッシュくんっ!それじゃあやっちゃいますか~」


『キュー!』



いったい何を始めるんだろうか。

また見たことないソースが何種類かあるようだが……






「まずは~レタスを置いて~その上にハンバーグをオンっ!あとは玉ねぎとトマトを乗せて~少しマヨネーズ塗って~」



見てるだけで美味しそうだよ~

みーちゃんも出来上がりそうだねっ



「最後にパンを乗せたら完成だよっ」


『キュー!』


「美味そうだが、それはなんだ?」


「ふふふ~ん、これはハンバーガーだよっ」


「ハンバーグを使ってるからか?」


「多分そうだよっ!名前の由来は私もわかんないよ~」



細かいことはいいのいいの~

それじゃあ……



「いただきますっ」

『キュー!』



ああ、これ、これだよ~

フレッシュな野菜と柔らかいパン。

そして肉々しいハンバーグ。





「おいっしい!」

『キューーー!』



そんなに美味しいのか。

気になるな。

俺も食べてみていいのだろうか。



「ほらほら、ナッシュくんも一緒に食べよっソースもたくさんあるから、自分好みのハンバーガー作って食べよっ」


「ああ、そうしよう。楽しくなってくるな」



ふふふ、お許しが出たことだし、俺もいろいろ試してみよう。



『まーた、お前らだけで美味そうな物を食べているのだ!我にも寄越すのだ!』


「ナッシュくん、らんらんちゃんは今日はつまみ食いしてないの?」


「………………」


「してんじゃん!」


『なんで無言という正解をするのだ!雑魚料理人は使えないのだ!卑怯なのだ!』


「やっぱり今日もダメでーす。おかえりくださーい」


『くっそぅ……呪ってやるのだ!覚えてろよ!』



本当に魔王なの?

セリフがやられキャラじゃん。



「ナッシュくんのおかげで今日も元気になっちゃっうねっ」


『キュー!』



ふふ、やっぱりうちの家族は最高だねっ





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