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追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜  作者: 音無響一
第三章 王都学園かわいい計画

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055 シュターナル来襲

「ひよりさまああああああ!」


「朝から誰よっ」



うるさいな~

朝からなんなのよっ



「ひより様!シュターナルでございます!あなたの忠実な下僕のシュターナルでございます!」



げっ、シュターナルさんじゃん。

いつから私の下僕になったのよ~



「私、とんでもなく大きな仕事を任されたのでございます!聞いてください!」


「うーん、やだ!」


「そこをなんとかああああ」



うるさいなぁ。

なんかキャラ変わってるじゃん。

全然ペラペラ喋んなくなってるしっ






「うるさいから聞いてやればいいじゃないか」


「双子にデレデレしてる人の意見は聞きませーん。デレデレする人は嫌いでーす」


「んなっ……デレデレなんてしてないのに……また嫌われた……」


「大丈夫よ。ナッシュには私たちがいるよ」

「そうです……今日も好きにしてください……」



昨日もその前もしてないじゃないか。

お前らが変なこと言うからひよりに嫌われるんだぞ……






「それで!用件はなんなのよっ」


「は、はい!私、ギルマスより申し付けられたのです。学園の服を統一させろと。私は服飾関係が疎く……ここはひより様になにかアイディアをいただけないかと思った次第であります。ひより様は王都にシュシュや様々な服を流行らせております。ですのでひより様ならすぐに解決策があるのではないかと思ったのです。そしてこれを解決した暁には私がギルマスに……ああ、完璧な計画……ギルマスギルマスギルマス……」



そんな簡単にギルマスになれるわけないでしょ~

やっぱり喋りまくるし。

いつものシュターナルさんで安心だけどめんどくさいよっ



「なんでそんな話が出たのか分かんないけど、学園は制服とかないのね~」


「臨時教師をしているA級冒険者が提案したとのことで、学園も前向きに検討しているようなんです。そのA級冒険者は実績、人柄ともにとても信頼されているようでして、S級冒険者になるかもしれないと目されている人物だそうです。そんな人物の提案した件を私が取りまとめたら……ああ、私の望む未来がすぐそこにいいいい」



ないない。

すぐそこにないよ~


うーん……そっか!これだよこれ!

日本の制服を流行らせちゃうしかないよねっ






「何か思いついたのか?」


「もっちろんっ」


「本当ですか!ど、どのような案なのでしょうか!あぁ、やはり私の目に狂いはなかった。こんな簡単に思いついてしまうんだ。私、シュターナルは一生ひより様について行くと誓いますぞ!そうすればするほど私はどんどん出世を……伯爵は無理でも子爵に……ああ、輝かしい未来が私を待っているうううう」



もう思いついたのか。

この手の話は得意なのかもな。



「ナッシュくん、私の最初に着ていた服を覚えてる?あれが学校の制服だよっ」


「あぁ、あの特徴的な服か」


「そうそう、あれに似たやつをリディルさんが作れるでしょ?それを量産したらいいと思うのっ」


「そういうことか。いいんじゃないか?」


「だよねっ。これでこの世界にもJK爆誕だよっ」



JKがイマイチわからんが、ひよりは今日も楽しそうだな。

さて、俺は今日も料理の修行だ。

今日こそはケーキとやらを完成させねばならんからな。


ひよりの話だけではなかなか難しいんだかな。

なにかもっとヒントが欲しい。


柔らかいパンとやらも気になるところだが……

少しずつ完成させていこうじゃないか。





「よーし!そうと決まればリディルさんのとこに行こっかなっ」


「ははー!このシュターナル、ひより様について参りますぞ!ああ、これで私は確実にギルマスに……ギルマスギルマスギルマスギルマス……」



うるさいなぁ。

置いていっちゃダメかな?









「リーディールさんっ」


「……はぁ、もういい。今日はどうした?」


「相談があるのっ」


「相談?そこのブツブツ独り言をしてる奴と関係してるのか?」



関係してるんだけど、説明がめんどくさいから放っておこうかなっ



「この人はいつもの事だからこのままで大丈夫だよっ」


「それならいいんだが……」



私も心配になるけど、このままでいいでしょっ



「いいのいいの!それよりね、制服作るんだって!」


「いきなりすぎて分からないぞ。私はどうすればいいんだ?」



んー、説明って言われてもなぁ。

シュターナルさんはなんて言ってたんだっけ。






「それはこの私、ひより様の忠実な下僕のシュターナルが説明いたしましょう!」


「おわっ、いきなり話し出すな!びっくりするだろう。おいひより、こんな変なのが下僕になったのか?」


「うーん、私もよくわかんないっ」


「はぁ。相変わらずだな。シュターナルとやら、詳しく説明してみてくれ」



うんうん、シュターナルさんはちゃんと要所要所で戻ってくるから偉いよねっ


私の代わりに説明しちゃって~








「なるほどな。学園の制服か。王立中央総合学園と言えば、この世界で一番大きい学園で有名なんだがな。生徒の数もとんでもない数になる……それを私たちだけでとなるとかなり厳しいぞ」


「量産体制はお任せ下さい!王都商業ギルドが総力を上げて対応させていただきます!そうすれば私は……ブツブツブツブツ……」


「私の制服をかわいく作ってたじゃない?女の子の制服はあんな感じでいいと思うよっ」


「そういうことか。それなら時間のある時に色々作ってあるからな。それの中から選ぶのもいいかもしれない」



おー、さすがかわいいにどっぷりハマってるリディルさんだねっ

何種類もあるなら、その中から一番かわいいの選んじゃえばいいよね~


男の子の制服はブレザー?

でも私って学ランの方が好きなんだよね~

白ランとか?

めっちゃかっこいい~

長ランとか流行ったらかっこよくない?

絶対それにしよっ







「まずはこの中から選んでみよう。ひより、着替えよろしくな。着てみたところも確認したい」


「おっけ~」



ファッションショーの開催だねっ


どれから着ようかな~

ピンクのもかわいいなぁ

水色もいいねっ

色んなのあるから迷っちゃうよ~






「じゃじゃーん!これはどうっ?」

「おー、いいじゃないか。かわいいはかわいいんだが、ちょっと物足りなさがあるな」



次だねっ



「こっちはどうかなっ」

「うーんこれもイマイチだな。色はいいんだが、上着が良くないかもしれない」



確かにそうかも?

次行くよっ



「今度はどうだっ」

「いいじゃないか。大きいリボンがかわいらしいな。だが色がしっくりこないなぁ」



リディルさんが作ってるのだからいいんだけど、厳しすぎない?

どれもかわいいんだけどなぁ。



「チェックのスカートの制服はどう?」

「これもいいな。どんどんイメージが湧いてきたぞ!」



待ってそろそろ疲れたよ。

あ、そうだよ。

男の子を学ランにするなら、女の子はセーラー服じゃない?

セーラー服は一度は着てみたかったんだよね~


自分で作ってみればいいかな?

部屋に隠れて作ってこよっと。





「ねぇねぇ、みーちゃん。セーラー服はどんなのがかわいいと思う?」


『キュッ!キュキュ!キュー!』


「うんうん、リボンは大きい方がいいよね~白の学ランに合わすから、白が基調だよねっ」



イメージ湧いてきたよっ

こうしてこうして~えいっ



「おー、かわいいじゃんっ」


『キュー!』



みーちゃんも欲しいの?上着だけ作ってお揃いにしよっかな~



「はい、みーちゃんのだよっ」


『キュー!』



ふふ、お揃いのセーラー服だ~

めーーっちゃかわいいっ






「おまたせっ!セーラー服なんてどうかなっ?」


『キュッ!』


「「おぉー!」」



反応いい感じじゃない?

どう?どうなの?



「とってもかわいいぞ!シンプルなのにかわいすぎるな!」


「ひより様なの愛らしさがいつにも増して見えますぞ!本当にこの人は庶民なのだろうか……貴族の子女のように輝いて見えるではないか。あぁ、この人について行けば私も貴族に……貴族ギルマス貴族ギルマス……」



褒めてくれるのは嬉しいけど、貴族にもギルマスにもなれないからね?



「セーラー服って言うんだよっ」


「素晴らしいじゃないか。これを学園の関係者に見せて了承を得られれば、セーラー服を女子生徒の制服になるんだな」


「うんうん、そしたら王都中にかわいい生徒が溢れるよっ」


「早速私もセーラー服の作成に取り掛かろう!」


「ひより様、私と商業ギルドへいらしてください!」


「気が早くない?それに男の子の制服がまだだよ?」


「ああ、そうでした。では仕上がり次第お願いします」



うんうん、これでこの世界にも制服文化が広がったら嬉しいな~





面白いと一欠片でも思って頂けたなら、お手数ですがブクマと星評価をよろしくお願いいたします。


特に星評価をもらえると最高に喜びます。

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