054 【第二章完結】閑話 マッチョはかわいい
「ゴンザさんのお店も盛況らしいぞ」
「そうだよね、これだけ売れてたらそうなるよね」
「作っても作っても追いつかないんだ。ひよりのおかげで新しいものも作れてるしな。従業員もさらに2名増えたし、ここも手狭になってきたよ」
「順調すぎるよね~みんなかわいいの素晴らしさをわかってきてくれたのかもねっ」
爆発的って感じだよね~
商業ギルドでも話題にしてくれたって聞いたし、宣伝って大事だよねっ
「ゴンザさんのお店のお手伝いもしてくるねっ」
「ああそれがいい。ゴンザさんもそろそろ新しい店に移動する話も出てるみたいだぞ」
「わぁ、そんなに儲かってるんだね~」
かわいいでみんなが笑顔になれば最高だよねっ
「ひよりお姉ちゃんいらっしゃいませっ」
「今日はお手伝いに来たんだよ~必要なさそうかな?」
「ううん、今日もたくさん来てくれてるから大変みたい!」
「ライザちゃんは看板娘だからかわいくしてここにいるのね~」
ふふ、今日もライザちゃんはかわいいねっ
「いらっしゃいませ~。あーらあなたはこの前面接してくれたかわい子ちゃんじゃなーい」
な、なに、この野太い声は。
しかもこの前面接した?
商業ギルドの?
って!
「ゴーリーマッチョリゲ!」
「やっだぁ、そんな汚い名前はよ、し、てっ!今はプリティマッチョリゲよ~」
マッチョリゲは変えないのはなんでなの?
だったらまだゴーリーマッチョリゲの方がいいよ~
全然かわいくな……シュシュしてるー!
フリフリの服着てるー!
なんでこの人のサイズあるのよ!
絶対リディルさんが作ったんでしょ!
「ゴンザさん、なんでこの人いるんですかっ」
「焼肉パーティしてくれた次の日に、雇ってくれって来たんです。用心棒にもなりそうだしいいかなと思ったんですが……なくてはならない存在になりましたよ」
なくてはならない!?
なんで!どうして!
「彼の、いや、彼女の接客技術とファッションセンスは素晴らしい。彼女のおかげで服まで売れるようになったんです」
うっそでしょ!
マッチョがフリフリ着てる時点でおかしいのに、センスの欠片も見えないよ!
「うふふ、あなた、こっちの服を着てみなさい。世界が変わるわよ~髪型はこうしてごらんなさーい。ほぉら、かっわいいわぁ」
「え、これが……私?か、買います!」
うそでしょ!
しかもちゃんとかわいいのもなんでなのよっ
「さらに彼女はA級の冒険者だそうで、本当に用心棒にもなるんです」
ナッシュくんよりも冒険者ランク高いしっ
もう私がパニックだよ~
「うふふ、みんなかわいいわぁ。これが私の天職よっ。王都をかわいいで埋めつくしちゃうんだからっ」
がーん……
それは私がやろうとしてることだよっ!
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