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追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜  作者: 音無響一
第二章 王都新生活

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038 閑話 料理人は自分で作れないと食べられない

「ひっどいんだよ!」


「もう3回も聞いたよ。それだけ嫌だったんだろ?」


「もー!何回言ってもむしゃくしゃしちゃうっ!」



本当は5回目なんだが、回数が問題じゃないんだろうな。


とにかくひよりはお怒りだ。



『うるさいなひより!おちおち寝てられんではないか!』


「みーちゃん、浄化しちゃいなさい」


『キュッ』


『いやまて、待ってください!ごめんなさいひより様!』


「魔王さんはうちの居候なんだからちゃんと弁えてよねっ」



なんて危険なコンビなんだ。

封印されているとはいえ、俺では歯が立たない相手を一瞬で謝罪させるとは。






「もーあのお店だいっきらい!リディルさんのことまでバカにしてきて…………もう最悪!」


「とにかく落ち着け。なにか美味しいものでも作ってやるからな?」


「ケーキ食べたい!」


『キュッ!?キュキュ!』


「みーちゃんもケーキ食べたいってナッシュくんっ!」



ケーキとはどんなものなんだろうか……



「それはどんな食べ物なんだ?作り方を知ってるのか?」


「知ってたら自分で作ってるよっ!ナッシュくんのおバカっ!」



とばっちりってやつか……

なんで俺まで怒られて貶されてるんだろうか。

ひより様は理不尽だな。



「あー、甘いもの食べたい!生クリームだけでもいいから食べたいっ!」


『キュー!キュキュキュ!』


「調味料にある?ほんと?探さなきゃ!」



なんだ、あるんじゃないか。

生クリームはどんな味がするのか楽しみだな。



「あ、ほんとにあった!ホイップクリームであるよっ!みーちゃん天才!」


『キュッキュッ!』


「もうこうなったらそのままホイップクリームだけでいいからたべちゃうんだからねっ」



真っ白なんだな。

それを更に出して……なんだあれは。

筒のような先からただ出てくるだけじゃなくて、不思議な形になって出てくるな。


ひよりの世界の料理は、白か黒のものが多いような気がするな。


一見すると見た目で味を疑ってしまうが、口にすると美味しすぎるからな。


あのホイップクリームと言うのも美味しいに違いな。



「山盛りだよみーちゃんっ、ああ、やっと甘い甘いスイーツが食べれるんだね……あむっっっ」


『キューーーーー!』


「わかる、わかるよみーちゃん。ただクリームだけなのに感動だよ……ああ、幸せ……」


「そ、そんなに美味いのか?俺にも……」


「ナッシュくんはケーキ作ってくれないからだめっ」


「んなっ……そ、そんな……」


『ふははは、雑魚料理人は自分で作って食べろということなのだ。では、我も頂くと……』


「みーちゃん!」

『キュ!』


『ぐあああぁぁぁ、やめ、やめてやがれくださいいいぃぃぃ!あががが、ほ、ほんとに浄化しちゃうからあああぁぁぁ……』



どんな味がするんだろうか。

俺も食べたい……


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