028 閑話 スイーツ食べたい
「ただいま~」
『キュッ!』
「えー、なんか出すの?みーちゃん食べてないもんね。でも食べなくて正解だったよ~」
『キュキュ!』
「卵かけご飯でいいの?ご飯は余ってるし、はいどーぞっ」
『キュー!』
「お醤油じゃなくて焼肉のタレがいいの?みーちゃんあったまいい~」
『キュキュ!』
ずるい、私もそれが良かったよ。
海外旅行した時にも思ったけど、日本のご飯が一番だよね。
不味くはなかったけど、それだけって感じだからなぁ。
スープもコンソメ入れたくなっちゃうし。
ミネストローネとかもいいよねぇ。
ナッシュくん作れるよになってくれないかな~
「あー、私も食べたいよ~でも甘いのでもいいな~ナッシュくん、スイーツお願いっ」
「急に何を言い出すんだ……スイーツ?なんだそれは」
「スイーツはスイーツだよ~食後に甘いの食べたくなるじゃん!」
「そんな贅沢してるのは貴族だけだ。庶民は甘い物だって滅多に食べれないんだからな」
そうなんだ。
砂糖って高いのかな?
でも砂糖だけを買ってもなぁ。
はぁ、なんで私は料理の勉強してなかったんだろ。
ってこんなことになるって思ってないんだから無理に決まってるよね。
日本にいたら出来なくてもなんとかなったし。
スキルは便利だけど、不便な世界で困っちゃうよ。
……そうよ貴族ならスイーツも当たり前に食べれるなら、貴族になればいいんだよ。
「ナッシュくん、家を買うより貴族になって!」
「はぁ?何を馬鹿なこと言ってるんだ。どうやってなったらいいかだって分からないんだぞ?できるわけないだろ」
「もー!ナッシュくんは私の面倒見てくれるんでしょっ!貴族になって!」
「うるさいうるさい、なれないもんはなれないんだ」
「やーだー!スイーツたーべーたーいー!」
食べたい食べたい!
こっちの世界に来てから食べてないもん。
そろそろ禁断症状でちゃうよ!
「作り方が分かれば作ってやるが……材料はひよりのスキルで何とかなるんだろ?」
「たぶん!」
「多分って……料理できないから仕方ないことか。何か少しでも分かればなぁ」
材料とか分かるわけないじゃん。
小麦とか?砂糖と小麦以外わかんないよ。
あーもうチョコ食べたい!
カカオはスキルで買えるけど、カカオの加工なんてわかんないもん!
チートなようで全然チートじゃないよ~
「ナッシュくんは明日は家を買うこととスイーツ作ってね!」
「はぁ?無理に決まってるだろ?」
「はい、これが小麦粉とお砂糖だよっ!あとは頑張ってねっ」
「そんな無茶な……」
「料理人だからできるよねっ」
「ぐっ……やってやろうじゃないか……」
なーんかナッシュくんなら作れちゃいそうな気はするんだよね~
私に知識があれば良かったんだけど、ごめんねっ
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