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山男とかくし金(がね)のはなし  作者: ぽすしち


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いつのまにかえった






「 あれまあ!いつのまに、かえったんだい? よかったよー、キヘイさん 」



 女の叫ぶような声に、上をみていた顔をもどすと、ヒコイチたちは長屋の入口に立っていた。



 キヘイジの腕をつかんだのは大家のおかみさんで、井戸端に洗濯物をおいたまま、キヘイジの家へとつれこんだ。



 残されたヒコイチの耳に、おマチとヘイタの甲高い声がとどき、目元をおさえた大家のかみさんがすぐにでてきて、ほかの家にいた者たちまでも気づいて集まり、長屋はしばらく、嬉しい騒ぎでわきたった。






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