【2】強制された運命と、裏切りの四面楚歌
ピッ、ピッ、、、
カウントダウンが進んでいく。
国王桃「…カウントダウンがあるなんて聞いてないんだけど。」
Roria「とりあえず…早く5つの異変を見つけないとって事…だよね」
弱酸性「グループで手分けして探す??」
SC「でも裏切り物…、守人もいるんでしょ、この中に5人」
プルト「そっか、どうしようか…」
全員「…」
訳の分からない事態に重い空気が流れる。
麗花「…?ちょっと待ってみんな」
みんなが一斉に麗花の方を向く。
ペル「なんかあったのか??」
麗花「そういうわけじゃないんだけどさ、さっきの文字」
麗花がモニターの文字を指でさす。
ーーーーーただし、この⁇人の中に、裏切り物が5人いる。
麗花「この⁇人の中に…って、なんで⁇になってるんだろう…」
電波「確かに、この19人の中に5人いるんだとしたらわざわざ⁇で隠す必要なんてない。」
ドキビ「でも分からない。あえて⁇で隠して混乱させてるってのもあるよ。」
しゃけわさ「ますます難しいじゃん…」
麗花「うぅ…なんかごめん」
瑛莉「麗花は何も悪くないよ!!」
絶滅「でもなんか考察っぽくなっちゃうんだけど、麗花が守人でこれってあんま言わなそうだよな。」
バッグGM「確かに…」
沈黙が続く中、足音が聞こえた。
コツ、コツ、コツ
ゆめさぐり「誰かこちらに来ていません?」
雪凪「え、怖い怖い」
コツ、コツ、コツ
足音はどんどん近づいてくる。
めろ「えぇ…誰、」
梅雨「守人だったりしてな、なーんて」
コツ……
そこで足音が止まった。
バンッッッ!!!!!!!!
全員「!??????」
体育館のドアが思いっきり開いた。
国王桃「みんな下がれ。」
ペル「守人…?」
そこには、見たことない服の男子が居た。
⁇「あぁよかった。ここにみんないたんですね。」
みんなが恐怖のあまり後ずさる。
国王桃「…誰だ」
⁇「ああ、紹介が遅れて大変申し訳ありません。」
ー「私はeggchan。ちょうど今日からこの学校に転校してきました。どうぞ仲良くしてくだい。」
ーーーーーー1時間前…
重い足取りで職員室に入る。
先生「おぉ。eggやっと来たのか。大丈夫だったか。」
eggchan「はあ、転校初日から電車の遅延、交通事故で遅れるなんて…先生、大変申し訳ございません。」
先生「しょうがない、気にするな。もう放課後になっちゃうけど挨拶くらいしてきたらどうだ。」
egg「…流石になんだコイツって目で見られそうなので、明日初登校ということにさせていただきます。」
先生「そうか。じゃあ今日は気をつけて帰れよ。」
egg「はい。先生ありがとうございました。さようなら。」
ガラララララ…
職員室の扉を閉める。
はぁ…転校初日からついていない。
気晴らしに帰りに本でも買って帰ろう。
そう思いながら校門のに着き、ドアを開けようとする。
…ギイ、ギイ
egg「…開きませんね」
まだ放課後の時間までは5分ほど早いから開いてないのだろうか。
それにしても、来た時は開いていたような気がするのだが…。
egg「…しょうがないですね。」
外は夏なのもあって気温が高くとても暑い。
私は学校に戻る選択を取った。
そこで図書室で涼んでいると…
ギィィィィィィィィィ…!!!!!!!!
ー目が覚めると、そこは不気味音が鳴る前とは全く変わらない様子の図書室だった。
egg「何があったのでしょうか…」
急に大きい音がなって視界が真っ白になるのは驚いたが、怪我などはしていない。
流石に異常事態な気がするので、確認を取ろうと急いで図書室を出た。
egg「何ですかこれは。」
廊下に出ると今までの景色とは全く違う、闇に満ちた黒色の世界が広がっていた。
まだ夕方なのに暗いし、これは流石におかしいと感じる。
どうにか生徒がいないか走り回ったが、どこにもいない。
egg「…まさかこの学校に私1人ですか?今日初めて登校したのに?流石にないですよね…」
抑えきれない不安が頭を巡る。
後行ってない所…そうだ、体育館。
体育館なら広いし大きいし、部活終わりの生徒など誰かしらいるかもしれない。
フラフラとした足取りで、歩いて体育館に向かった。
⁇「〜なんか聞こえr…」
⁇「〜え、こわ…わい…」
生徒の声が聞こえる。
良かった、1人じゃなかった。
安心した所で、私は体育館のドアを開けた。
ーーーーーーーー。
eggchan「だから私は今日この学校に来たので、その異変…?とか、守人…?なんてこれっぽっちも知りませんよ。」
eggchan「そもそもこのクラスかも分かりませんし。」
絶滅勇者「つまりマジでただの転校生って事か…?」
egg「そうですよ。絶滅くん。」
絶滅「何で俺の名前…」
弱酸性「え、でも転校生が今日来るなんて先生言ってたっけ?」
Roria「聞いてない…。」
瑛莉「タイミング的にも怪しすぎるでしょ…」
SC「しかも絶滅の名前知ってるとか…」
ザワザワ。ザワザワ。
急な転校生の登場により一気に騒がしくなる。
国王桃「みんな、1回黙れ。」
ビクッッッ
威勢のいい国王桃の声でみんなが黙り込む。
国王桃「俺はコイツ…、いや、eggchanが来るのを知ってた。」
全員「!??」
梅雨「桃、どういうこと」
電波「梅雨落ち着け。桃、説明頼んだ」
国王桃「説明というか…言うまでもないよ。学級委員だからそんな事くらい先生から聞いてる。」
麗花「…でも、そんなの誰でも言えるんじゃ…」
国王桃「…何それ。俺が守人だって言う訳?」
天ノ橋「確かにそれも無くはない…」
まずい。もう少し落ち着いてから言うべきだった。
もちろん学級委員で、先生から説明を頼まれていたので知ってるのは当たり前だ。
なぜ絶滅勇者の名前を知ってるのかはかなり怖いが、それよりもこの混乱を落ち着かせなければならない。
どうしようか…………。
ー「まって。」
みんなが大混乱の中、1人が声を上げた。めろだ。
めろ「桃くんの言ってる事はあってるよ。朝、学校に来た時、後ろの方に席が1個増えてたの、めろ見たよ。」
麗花「…え?」
プルトニウム「…確かに、増えてた気がする。」
ドキビ「増えてたね。めろの言ってることは合ってる。」
キティ「増えてたぞ(・ω・)」
しゃけわさ「…うん、俺も見た。」
めろが証言してくれた事により、他の人も証言を上げてくれた
麗花「…そうだっけ?、桃くんごめん…」
国王桃「いやぁ全然?信じてもらえて良かったよ。めろありがとう。」
めろ「めろなんもしてないけど…」
梅雨「流石めろだわー、勘違い共きちーwww」
電波「梅雨お前も人の事言えねーよ…でもめろ流石俺の幼馴染。付き合って」
めろ「今それ言う…?」
クスクス クスクス
Roria「…あんなの言っただけで褒められるとか人生楽そー笑」
瑛莉「ちょ、聞こえるってwやめなw」
天ノ橋「www」
ふう…みんな安心できたみたいでよかった。
ただ、運悪く今日来てしまったeggchanには流石に悪い態度取ったな…。
国王桃「eggchan、みんな今混乱しててさ、酷い態度取っててごめん。学級委員の俺が代表して謝る。」
きっと優しそうだし許してくれるはず。
ただ、eggchanの返答は俺の予想の斜め上だった。
eggchan「…あぁ、別にいいですけど。ずっと一緒に過ごしてきた自分のクラスの仲間の言葉もすぐ信じられないんですね。笑」
全員「…え?」
egg「嫌味がある言い方になってるのは分かるのですが、同じクラスのメンバーで、多分仲良いのでしょう?〝表面上では〟」
全員「…」
egg「だから、こんな事件に巻き込まれるんですよ」
Roria 「そ、そんな言わなくても…」
egg「そうですか?私は真っ当な事言ってると思いますよ。こんなクラスの一員とか反吐が出ますね。転校しなければよかったです。」
梅雨「っお前、黙って聞いてればさ。いい加減にしろ」
ペル「それな??自分からこの学校に来たくせに何なのその態度。」
egg「うわー。高圧的で怖いですねー。笑」
梅雨「っっっお前」
国王桃「みんな黙れ。」
eggchanも確かにだいぶ言い方が悪いが、確かに転校初日で不安な気持ちながらこんな事件に巻き込まれて、文句を言うのは正直仕方ない。
ただこんなことで論争してても何も価値がないので、一旦異変を見つけてもらう事から始めないと。
国王桃「適当に4人くらいのグループに分かれて、異変をそれぞれ見つけよ。今はちょうど20人だから…、5グループできるな。」
梅雨「は、待ってそんな勝手な、しかも4人って」
国王桃「みんなこの学校から出たいだろ。後この中に5人いると仮定するなら各グループに1人はいてもおかしくないから効率がいい。」
梅雨「…チッ」
電波「…じゃあ国王桃、お願い」
国王桃「えーーとじゃあどうしようか……」
ピコンピコン
考えようとした瞬間、モニターが光った。
ーーーー〝4つ〟のグループを決めました。それに従って行動してください。
全員「…4つ!??」
Aグループ…雪凪、ゆめさぐり、梅雨、ペルニ世、絶滅勇者
Bグループ…弱酸性、しゃけわさ、麗花、天ノ橋、ドキドキビート
Cグループ…電波、国王桃、Roria、瑛莉、めろ
Dグループ…バッグGM、プルトニウム、StrayCat、キティ、eggchan
グループが張り出された瞬間、一斉にみんなが騒ぎ出した。
うわぁぁぁぁあぁぁ
梅雨「はぁ!????何で俺らがこんな陰キャ共と!!!!??最悪なんだけど、死ねよ!!!!!」
ペル二世「うおーーwwまじかきちーww」
絶滅勇者「おぉ…」
雪凪「…うわぁ…」
ゆめさぐり「は、何でよりによってコイツらと…。こんなメンバーで異変を見つけられるわけないですわ。」
弱酸性「おっしゃ!!しゃけわさがいるーー!!よかったよかった」
しゃけわさ「やったな弱酸性!!女子メンツはまぁ…ドキビだけかな、当たりは」
麗花「天ノ橋一緒だ…よかった…」
天ノ橋「麗花いてよかった…離れないでね、、」
ドキドキビート「すっごいメンツ。」
電波「学級委員までいるのにめろ一緒とか神すぎる。不幸中の幸い」
Roria「わーー!!瑛莉一緒だ!!!しかも桃くんもいる、キャー!!あ、めろもか笑よろしくね笑」
瑛莉「Roriaやったね!!!男子よろしく!!めろもよろしく〜笑」
めろ「…4人ともよろしくね」
バッグGM「なかなか良いんじゃね」
プルトニウム「キティがいるからでしょwww」
StrayCat「キティ一緒!!やったね。バッグもいるよ!!」
キティ「(・ω・)うむ」
eggchan「ただのグループ決めでうるさいですね笑」
梅雨「おい桃!!!!俺このメンバーほんとに無理なんだけど。変えていい??」
ペル「それな、変えないとやっていけねえ。桃考えて」
ゆめさぐり「私からもお願いしますわ」
国王桃「うーーん…」
同じグループにいつも一緒にいる電波がいるのは助かったが、Aグループは確かにちょっと変えないとやばそうなメンツではある。
ただ…
国王桃「このモニターの言う事無視して、行動するの、危なくない??」
Aグループ全員「…確かに」
国王桃「ここは一旦このメンバーでやってみて、どうしても無理になったら変える方針でいこう」
梅雨「ッチ。クソがよ。」
ゆめさぐり「…まあしょうがありませんわ。」
雪凪「…」
よかった。渋々納得してくれた様だ。
ピコンピコン
またモニターが鳴る。
ーーーーー納得いただけたようで幸いです。
ではそれぞれのグループの皆さんを、行くべき場所に転送します。
全員「………!???」
Roria「行き先も自分たちで決められないの…!??」
これはまずい。モニターに全部振り回されている。
宙に浮く感覚を感じなから、みんなにできるだけ伝わるように精一杯力を込めて叫んだ。
国王桃「今どんな状況でどこかとかは、みんなクラスLINEに送ろう!!!異変があったらすぐ通話でも何でも伝えて!!!」
意識がどんどん遠のいていく。
まだ異変も守人の手がかりも何も掴めていない。
本当に俺たちは、この学校を脱出できるのだろうかーーーーー。
ピッ、ピッ、、、
~タイムリミットまで:残り6日
~ナイフを持った群像の結末【2】完〜




