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池袋毎度喫茶  作者: ドラピ@レオ
1.メイドカフェにいる人種はある程度頭がちゃんとイカれている

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6/12

6.トイレだけではなく、すべての大地、海、空にも神はいます

 本日のランチ営業終わりの清掃はみーちゃん、森さん、たかし、遠藤くんの当番だ。


 ランチだけとはいえ、ご主人様が落とした落とし物は割とたくさんあり、いつも清掃には力が入る。ありとあらゆる武器せいそうようぐを使用して営業前より綺麗にを心がけている。


 そんな清掃中みーちゃんがふいに、


「この後ラーメン食いにいかねぃ?」


と提案を始めた。


「賄いではなくラーメンを食べにいくと?」

たかしが眉毛をくいっと上にあげ問いかけた。


「んーん!賄いを食べて、更にラーメンを食べるのぉ。」


「それはあの胃のキャパ的に大丈夫なのですか?」


「あったりまえぃ!!」


恐ろしい胃のキャパだなと顔に書いていることがわかるくらい、たかしはしっかりと顔を歪めた。


「んー、ラーメンは久々に食べたいですが…賄いを食べた後では、この老体の身は持ちませんねえ…」


「たかしさん、今回の健康診断内臓脂肪ひっかかったあ…って絶望してましたもんね」


きゃっきゃはしゃぐみーちゃんと森さんとは対照に、たかしはズーンと体を縮ませた。


「それなら、賄いは少量にした方が良いかもですね!

そうだな…、サンドイッチのパンがちょっと残っていますのでフレンチトーストなんていかがでしょうか!?」


そのフレーズにメイド2人は口を揃えて、

「あり!お願いしまーす!!」


「私はパンをトーストしたものに目玉焼きを乗せたもので結構です。」

と別メニューをたかしはお願いした。


「かしこまりました!少々お待ちくださいねー!」

元気な応答と共に、せっせと遠藤くんが調理を始めていく。


「ここの賄い、遠藤くんも西郷どんもどっちも美味しく作ってくれるから、バイトとしては最高の場所なのよねん」

「そーそー!もうほっぺた落ちたぁ」

またきゃっきゃと空気を花畑にしていく。


「2人とも料理に情熱を持って仕事をしてくれるからね。本当に素晴らしい人材だよ」

ふっと笑い自分のことのように嬉しそうに語る。

 

たかしは生真面目でとっつきにくいと思うが、人のことをしっかりと見てしっかりと評価してくれる素晴らしい店長だ。ここの店員は少し抜けていたり、社会人としてはしっかりしていない人達ばかりだが、このザ社会人がいてくれるからこそ店が崩壊せず、かつみんなが働きやすい環境を作ってくれる。そんな存在があるからこそ、会社は長続きすると思う。

 

「お待たせしましたー!フレンチトーストと目玉焼きトーストです!!」

 いただきまーす!とみんながぱくつき始めた後、たかしは再び疑問する。


「そういえばラーメンてどこのラーメン屋行くんですか?」


「家系!硬め濃いめ多め、ライス特大!!」


 再びたかしは先ほどと同じように顔を歪めながら目玉焼きを口に運ぶ。

 明日の仕事は必ず胃がもたれることが確定した。



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