3.居酒屋にある塩キャベツ、あれはゲームに出てくる薬草の味だと考えている
明日は金曜日、お店は定休日となる。金曜は稼ぎどきなのになぜお休みなのか、それは金曜日に働きたくない人が大半だからである。華金、誰がつけた最高の名前の日にち。華のついた日にちなのだから、そんな日に労働なんて、華金をつけた人にブチギレられる、というオーナーの考えである。こういうオーナーが私は大好き。とは言っても新たな従業員も来たことでサッと歓迎会はしようといい、休日を潰したオーナーが私は嫌い。なぜ営業日にやろうとしないのか。まあ、仕事終わりすぐ帰りたいのはあるが、にしても休日にそんなイベントをやる意味がわからない。営業日に店を休みにしてやればいいのに…
そんな思いを胸に、歓迎会をやるいつものやっすい焼き鳥屋に到着した。ここはお昼からやっている優秀なお店なため、絶対に18時には終わらせて家で爆睡を決めたい。
「西郷早いね、前日からいたのか?」
黒い帽子に黒いTシャツ、黒いスキニーに黒のバンズの靴を履いた坂森がヘラヘラ笑いながらそう問いかけた。
「おいおい、お前の方は遅いなあ、マジに金なくて道草食ってたんか?」
「おいおいおい、お前はテイクアウトしてきたんだろ?焼き鳥食べる前にそんな雑草で腹パンパンにして大丈夫か?」
「おいおいおいおい、お前は道草だけじゃなくて野糞も食ってきたんか?口くっせえぞ?」
「おいおいおいおいおい_」
「おいおいおいおいおいおい_」
そんな子どもでもしない低俗な揉め事をしている最中他の愉快な仲間たちもやってきた。
「相変わらず田中くんと坂森くんは仲良いね^_^
従業員が仲が良いのはオーナーとしてもとても嬉しいな( ^ω^ )」
「オーナー、これ、仲良いんすか?」
オーナーの関心した心にたかしが疑問する。
「これが本当の友情…勉強になります!!」
「そうそうー、これがズッ友だよん」
感心する遠藤くんに清楚系ギャルの森さんがフォローする。
「焼き鳥、かなり久しぶりぃ。今日何も食べてないからしっかり食べょ」
「私も食事はせずギルドの侵略を防いだため、少々脳に栄養が不足している。回復せねば…食すぞ!」
「みーちゃん、森ちゃん、あとで店用のインスタ撮るからね!庶民的な食事をしているメイドは絶対好評間違いなしですから!」
みーちゃんの食す宣言に、メガネとかなえちゃんが同調したところで、最後に元気いっぱいわんぱく小僧が到着した。
「間違えて板橋にいっておりましたが、恥ずかしながら到着いたしました!」
門松くんが敬礼をしたところで、この毎度カフェ全スタッフが集結した。
まあみんな気乗りは全然してない。ほんと全くしてないが…せっかくスタッフが休日に集まったのだ…最高にイカした飲み会にしてやろう!そんな思いを胸にした飲み会は結局三次会まで行いみんなが帰路に着いたのは0時を回った後だった。




