2.マッチングアプリで予定が決まったら、それとは別の仮予定を用意しておきましょう
内装等の外観も、少し暗い外見から一目見てパッと明るくなったところであとは家具を搬入するだけ、となっていった。
また、求人サイトにも動きがあり、2人このお店に興味をもった方が現れており徐々に開店への目処が立っていく。
だが、問題はここの料理を作る料理人が足りないことだ。
求人サイトの2人もウェイター志望の方であり、調理の方はまだ応募がこない。
「うーん、やはり厨房の仕事は人気がないなあ…(p_-)」
バイトとして多いのは、やはりウェイターの応募が多くなっている。
それだけ調理が大変な仕事、というのは前職での経験でわかっていたことでもあった。
どうしたもんかねえ(*_*)、
ひとまず店舗内の清掃の魔法使の作業が終わったので、鍵を閉めて最寄りの池袋駅へとオーナーは今後について不安を持ちながら向かっていく。
JRの電車に乗るため地下へ降りた際、池袋のシンボルである池ふくろうの存在を確認した。
と、同時に、片手に大量の食材が見えるスーパーの袋を、片手にはスマートフォン、そして、顔は血眼となった西郷隆盛の男の存在も池ふくろう以上に確認した。
額には油汗をかき、周りをキョロキョロとしながら、まさに挙動不審であった。
…タイムスリップ?(・Д・)
あまりに西郷隆盛似の男が焦っている様子は、まさにタイムスリップして環境に慣れていないように感じてしまった。
ただ、スーパーの袋という装備をしていることで現代人なんだろうな…とは思った。
そんな非日常的な様子に違和感は覚えたが、店の様々の業務もあるため、その場を後にした。
早朝、オーナーは朝食を食べながら昨夜の仕事を片付けたいと思い、池袋にモーニングを食べようと電車に乗っていた。
通勤ラッシュ手前ほどの時間に乗っていたため、座ることはできなくとも余裕ある空間にお気に入りのアニメソング「バリバリ最強No. 1」を聴き、つり革にゆられご機嫌で向かう。
JRを降り、昨日と同じ階段から街へ繰り出そうとしていた時、あの西郷隆盛が昨日のまま立っていたのだ。
しかし昨日とは違い、顔に確実な曇りがあり、涙を堪えた顔をしていた。
流石にこの事態は異常と判断し、少し緊張しながらもオーナーはその男に話しかけてみた。
「もし。ヽ(´o`;
昨日もこちらにいらっしゃり、またお顔も優れない様子でしたのでお声をかけてしまいました。(p_-)
何かお困りでしたか?(>_<)」
急な問いかけに西郷はびっくりした後、俯き涙目になりながらその問いに答えた。
「…昨日、マッチングアプリで料理を作ってあげると約束した女の子が待ち合わせに来なくて…
既読はついているのですが、何度も問いかけても返信が無くて…
それで、流石に勝手に帰るのは女の子に悪いと思っていて待っていたのですが、
…なぜか、涙が出そうになってしまって…」
両手を震わせながら、消え入りそうな声を発し、ついには目から涙が溢れ始めていた。
なるほど( ˙-˙ )
心の中でオーナーは納得して昨日から現在までの疑問が解けた。
「…そうだったのか!?(°_°)
それは災難な思いをしたね…(;_;)」
表情、言葉には出なかったが、心の中では
やばいやつに話しかけてしまった(°▽°)
と後悔したオーナーであった。
とりあえずこのまま、元気を出して-_-b
とか言ってこの場を離れようとしていたのだが、1つ引っかかった言葉があった。
料理を作ってあげる約束…?
「…私の勘違いであったら申し訳ないのですが、ひょっとしてあなたは料理人でしたか?」
「…はい。
とは言っても今は失業保険もらってバイトしている身なんですけどね。」
これはとんだサプライズがあったものだ。
だか、しかし今の状況を聞いてしまった。
どうしたものか…
オーナーはこう言ったギャンブル的な要素が含まれた人生の分かれ道に陥ったとき、頭の中でYESマン、NOマンが闘いを始めるのだ_




