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池袋毎度喫茶  作者: ドラピ@レオ
1.メイドカフェにいる人種はある程度頭がちゃんとイカれている

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10/11

10.過去編へ突入するので、漫画のコマを黒く塗ってください

「本日から新しくメイドとして働いてくれる匿名とくめいちゃんです^_^

 こういう仕事は初めてとのことでしたので先輩たちは優しく教えてください( ̄^ ̄)ゞ」


 オーナーの紹介の後にみんなそれぞれ歓迎の声が上がった。


「匿名です!メイドカフェはずっとやりたいとは思っていたのですが、ただのメイドカフェには興味なく、斬新な求人をしているこのお店であれば素晴らしい経験ができると思いましたので、入店を決めました!

これからどうぞよろしくお願いします!」


 考えていた通り、世界を改変しそうな女の子が入ってきたな。


 怒らせないように気をつけて仕事をしていこう。


 先輩メイド3人は、早速公式インスタに新人の紹介を作成していく。

 このような、インスタの女の子が固まって仲良さそうにしている姿を見ると、理由はわからないが、泣きそうになる。なぜだろうか。


ひとしきりインスタの投稿も終わったころ、匿名ちゃんが、


「ここって、「マイドキッサ」じゃなくて、ちゃんと「メイドキッサ」って読むんですね!」


「そうなのよー(°▽°)

 びっくりさせちゃったよねƪ(˘⌣˘)ʃ」


 いえいえー!と可愛く両手を振って否定した。


「そういえば、私も最初はそういうふうに言っててびっくりしてました」


 森ちゃんも匿名ちゃんの発言に同調する。


「ここってなんでこの漢字にしたんですかー?」


 まあ、当然の反応ではあると思う。

 大体の人はここを「マイドカフェ」と言ってしまうだろう。


「そうだねえ(゜ω゜)

 実はこの漢字になってしまったのには理由があるんだよねえ(´-`).。oO」


 オーナーがこのお店ができた開店当時を振り返って話していく_















 池袋の西口は東口と違って少し外観が違う。

 

 東口と違い西口は隠れ家のような店が多く、隠れるにはうってつけだ。


 当初の私は色々な店を転々として働いていた、まさに放浪者みたいなもんだった。


 ただ、様々なやつの下で使われ、クタクタになって寝て、また働く。もう体はボロボロになっていた。


 そんなある日、腕を伸ばした瞬間力が入らないことがわかった。

 大丈夫だ、俺はまだ働ける、こんなところで終わるやつじゃない。

 まだ働ける、まだ働ける、まだ働ける…


 気づいた時には目の前は真っ暗になって横たわっていた。

 …おれは死んだのか…?

 …もう体は一ミリも動かない。

 まあ、おれはここまでのやつだったか。


 そう思っていたその時、

「大丈夫かな?(^^)」


 男が声をかけて体を支えてくれた時、一面に光が溢れた。

 もう体が動かなくなっていたが、腕だけは動いたので精一杯体に触れた。

 

 …暖かい。

 涙が出そうだ。


 まだ俺はやれる、やれるぞ!


 そう目で訴えた男はふっと笑いこう語りかけた。


「この貸しモバイルバッテリー壊れてるね(*_*)

 ここの会社に連絡して回収してもらおう( ͡° ͜ʖ ͡°)」


 壊れたモバイルバッテリーを再びカバンに入れ、新しく開店する自分の店へ、オーナーは早歩きで向かう。


 

 

 

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