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R or R   作者: 太郎丸
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第二話

—————ここは...どこだ?

確か俺は輸送機が落下して...

「おっ?起きたかい?」

目の前に誰かがいる。

「よくあんなんで助かったもんだ。派手に墜落したから駄目かと思ったよ。」

「あなたは...?」

「僕はカイン・テルラ。」

「俺を助けてくれたんですか————うっ!!」

「無理するなよ。まだ安静にしていた方がいい。」

「ありがとうございます。あの、もう1人は...」

「駄目だったよ。」

「そうですか...じゃあ輸送機は...」

「あぁ、あれは残ってるよ。かなり頑丈にできてるね、あれは。」

「まぁそうらしいですね。」

自分の手足を見るとなにやら義手義足がついているようだった。

「あのこれは...」

そう言いながら自分の手を上げる。

「君、手足ボロボロだったからね。胴体だけでも残ったのは本当にラッキーだよ。」

「ありがとうございます。」

ザッ!

カーテンを開く音がした。

「あら、彼、目を覚ましたの?テルラ博士。」

「これはこれは、アリア殿。彼はついあっきお目覚めになりましたよ。」

「ふーん。元気になったら帝国軍の情報を聞き出してやるわ。」

ナースに反乱軍の基地があるという話を思い出した。

「まぁまぁ、まずしっかり休ませてあげませんと。」

「...そうね。じゃ、彼の様子、しっかり見といてください。」

「承知いたしました。」

タッタッタッ...

アリア?とかいう女の子が去っていった。

「彼女は?」

「アリア・ランバル。反乱軍の副総帥だ。」

「あれがアリアランバル...あんなに若いのか...」

「君、年はいくつだい?」

「20です。」

「じゃあ彼女の一個上だね。」

「そうなのか...」

反乱軍の副総帥が自分より若いだなんて思いもよらなかった。

「そういえば君の名前は?」

「キット・パウロ。」

「キット君か。」

「なんで帝国軍の僕を助けてくれたんですか?」

「そりゃ君が見るにも耐えない様子だったから...」

「それだけですか?」

「まぁ名目上は帝国軍の情報を聞き出すためっていってるけどね。」

「そうですよね。」

「帝国に帰りたいかい?」

「まぁ、はい。」

「休戦中でよかったね。今が戦時中なら100%帰れなかったよ。」

「俺は帰れるんですか?」

「僕は返してもいいと思ってるけど、僕はきみの処遇を決められるわけじゃないからわからないね。」

「そうですか。」

俺はこれからどうすればいいんだ...

正直帝国に帰れるかかなり不安だった。



不時着事故から数週間が経って、リハビリということでテルラ博士と散歩に来ていた。

「その手足は普通の手足より万能かもしれないよ?」

「そうなんですか?」

「この星にはナース鉱石という鉱石があってね、まるで生き物みたいに自己治癒力があって、それを使っているんだ。」

「そうなんですか。」

「だけどそれだけじゃない、そに手足には一種の人工知能みたいなものがついていてね。今から起こそうとする行動の最適解を経験上から導いてくれるんだ。」

「経験上?」

「あぁ。使えば使うほど強くなるってわけさ。」

「凄いですね...」

「大したことないさ。」

「博士って医者なんですか?技術者なんですか?」

「どっちもだね。」

「へぇ...あの、ここに来る前は何をしてたんですか?」

「...僕も帝国軍の一員だったんだ。」

「マジですか。」

「あぁ。軍医としてね。」

「どうして反乱軍に?」

「君はまだ若いから出兵経験は少ないと思うけど、僕は戦場で色々な人が命を落とすのを見てきたんだ。」

俺は黙ってテルラ博士の話を聞いていた。

「僕はずっと帝国で暮らしていたからそれが当たり前だと思っていたんだけど、反乱軍の人間は薄汚れた小賢しい民族だと言って幼い子達までも殺されるのを見て戦争が嫌になって逃げ出しちゃってね。そこで帝国側でも反乱側でもない中立的なこのナース星で医師として暮らしていたら有名になっちゃってね。ちょうどそこで反乱軍のある人を治療するように依頼されてから反乱軍と親交を持つようになってからずっとこの基地にいるよ。」

「...反乱軍は汚い奴等ですよ...」

「昔は僕もそう思っていたよ。」

「......」

「そうそう、あとここで反乱軍ってあんまり使わない方がいいかもしれないね。」

「どういうことですか?」

「ここではみんな革命軍って言ってるから。」

「そうですか。」

俺はこの人のことを半分信じていたが半分洗脳させて利用しようとしてるのだろうと思っていた。




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