第一話
「—————こちらキット・パウロ中尉、第三部隊、本部どうぞ。」
「—————パウロ中尉、輸送任務は順調であるか。どうぞ。」
「—————順調であります。ただいまナース星付近を通過しております。どうぞ。」
「—————本部了解。以上。」
カチッ。
「まったく、この機体の輸送のためにわざわざ中尉の俺らが出る必要あるのか?そもそも軍人じゃなうてもいいだろ。」
「中尉って言ってもまだなったばかりだけどな〜。」
「まぁそうだけど。」
「あれが惑星ナースか...」
「お前ってサング以外に行ったことある?」
「いや。最近仕事で宇宙出るようになったけどまだないな。」
「だよな。」
「でもナースは確か反乱派だよな?」
「正式には中立的な独立星らしいけど最近基地が見つかったとかなんとか。」
「そういえばお前、あの機体のこと知ってるか?」
「知らねぇな。極秘事項なんだろ?」
「らしいな。」
ガコン!
「うわっ、なんだ!?」
<ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!>
<後方エンジンに問題あり。後方エンジンに問題あり。>
警告が輸送船に鳴り響いた。
「おいおいもしかしてそんなとこに小惑星当たったのか!?」
「勘弁してくれよ!当たる場所が悪すぎるだろ!」
「––––––っ!!まずいっ!」
「おい、大丈夫かキット!どんどんナース星に近づいてるぞ!」
「やばい!このままだとマジで落ちる!!」
「おいおいおい、マジでやばいぞ!!」
<大気圏に突入します。突入準備をして下さい。>
「クソっ!もうなんも制御出来ねぇ!」
「逆噴射くらいできんじゃねぇか!?」
「それはできるけど...このままの落下速度だと...」
「とりあえずやれ!もう時間がねぇ!」
「わかった!」
ガチャン!
「ったくこんなとこで死ぬとは思わなかったな...ははは。」
「まだ死んでねぇよ。」
「そうだな—————————————————————ガシャーン!!!!




