表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
8/14

揺れ


暗い部屋に小玉する…水の音。


波留の髪からの雫なのか…


締まりきっていない蛇口からなのか…


水滴音が波留の胸を締め付ける。


キッチンに座り込み、顔が自然と下がる。


悲しい…


でも、涙が出ない…


涙を流せばスッキリする?


涙を流せば人々が救ってくれる?


ちがう。


波留は泣けないんじゃない。


泣きたくないんだ。


泣いても救いの手はこない。


泣いてもなにも変わらない。


なら、弱い自分を見せるより…


強くありたい。


ある人に電話をする…


Rrrrrrr




【さくちゃん?話があるの。明日、会えないかな?】


奥から返答はない。


でも、、、引き返すわけにはいかない。


【明日、駅前の喫茶店で待ってる。ずっと待ってるから。】


電話を切ろうと、スマホを耳から離す。


その時、電話の奥から声が聞こえた。


【「おい!佐久間!ここら辺にいんのは分かってんだよ!!出てこいや!!」】


その後に繋がる、息切れ。


佐久間は誰かに追われてる?


【さ、さくちゃん??ねぇ、なに?今の声。ねぇ!答えてよ!!さくちゃん!さくちゃ…!】


電話は切れていた…。


結局、佐久間の声を聞かずに電話は終わってしまった。


明日、私は喫茶店で待つことしか出来ない。


もし来なかったら…






覚悟を決めよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ