依頼達成までの下準備-3
「……………………とりあえず、当面の食料は手に入った感じかな………」
「そうですね…………。『王金蜂蜜』や『ボア・タン』、『ウルフジャーキー』…………蜂蜜があるとパンも欲しいですね、マスター。」
『食品解体』の恩恵によりまたしても食料が増えたので、あの群れとの戦闘は無駄では無かったのだろう……………が、肉ばかりのドロップの為、私とランタンはかなり不健康な生活を続ける事になりそうだと思えた。
「『ヒューマノストレント』からの食材は梨だったけどそこまで大きな物では無いし、『ミアッペラピッド』の肉が大量に余っているしなぁ………………」
「でも食材は余程貴重な物で無いと買い叩かれますからね……。」
「いや、『王金蜂蜜』は売れないだろ。梨なんかに続く貴重な肉以外の食材アイテムなんだ。しかしなぁ…………。」
肉ばかりの食品ドロップばかりで憂鬱な状態になりながらも、『解体』や『解剖』のレベルを上げるために毛皮やら牙、爪などのGの足しになりそうな物を剥ぎ取っていく。ガチャで良い物が引ければそれだけで一生暮らせるかもしれないが、細かいGも必要だろうと考えて剥ぎ取っていく。
「………………………あれ?ガチャの種類が追加されてるなぁ………」
「本当ですね…………。『BPアプリガチャ』?………………BPってなんなんでしょうか……………?」
説明を見ると、『BPアプリガチャ』と宮永がやっていた『アルカト・ファンタジー』の『BPガチャ』を元にした物らしい。このガチャは私の『リザルトルーレットガチャ』の様な物だが、排出されるのがこのスマホ用のアプリらしい。
なぜ、『アルカト・ファンタジー』のガチャが私の元へ来たのか?というのは『アルカト・ファンタジー』と『グラントムボーイズ』もとい『グラントムガールズ』の制作会社は同じ会社なのだ。………………………そして、宮永と一応チャットの中でフレンドになっている事もあった為に出現したらしい。
ちなみに本家『アルカト・ファンタジー』の『BPガチャ』は倒したモンスターの数により引ける物であるが基本的にハズレばかりらしい。……………まぁ、途中で失敗しても降臨イベント並のキャラを手に入れられる可能性があるという事で良いシステムだったらしい。
「………………………まぁ、いらないアプリが来てもアンインストールしてプレミアムガチャチケットに変更できるから『リザルトルーレットガチャ』よりは使いやすいかもね…………。まぁ、『リザルトルーレットガチャ』と違って一辺にまとめてガチャる事が出来ないんだけど。」
面倒なので五回ほど回すか…………と思いながら私はモンスターの死体を撮影してガチャチケット代わりにするのだった。




