アイテムBOX-1
「とりあえずこの米の内の1つは私のアイテムBOXの中に入れるとして……………問題は、二人がアイテムBOX系のアイテムを持っていない事だな…………」
私は新生活応援ガチャで1番最初に手に入れた為にその辛さがイマイチピンと来ないが、それなりの値段になるはずだった狼の心臓を取り逃した理由が収納できる物が無い事だったので、アイテムBOX系のアイテムが無いのは結構厳しいのだろう。
「ガチャの内容もだいぶ違うみたいだから仕方ないかもしれないな……………。そちらのガチャには新生活応援なんて言葉の1つも無いからね…………………。」
「新学期応援ガチャみたいなのはあったが特典が全部女性の制服だからな……………。なんとか調理器具は確保したが…………って、どうしたんだ?蔵鮫?」
蔵鮫は黒木を手招きしてからスマホのステータスを見せていた。蔵鮫のジェスチャーを黒木が解読したのを聞くと、職業が増えていたらしい。これもスキルの影響なのか?と思いながら私と黒木も職業の事について確認してみるのだった。
「私に追加されていたのは『園芸師』だったよ~。花壇を作る事で職業レベルが上がるんだって~。ステータス補正は無いみたいだけど~。」
「俺は『栽培師』だった。収穫していく事でレベルが上がる。……………まぁ、ステータス補正が無いが、所持している食べ物が腐りにくくなるというのは有難いかな。」
「………………で、私は『バイオテクノロジスト』か……………もしかしたら、職業の数で付加される職業が違うのか?私はそれなりに多く持っているからな…………。」
実際、私は2桁になるかならないか位の量の職業を保持している。一方黒木と蔵鮫の二人は2つは確実にあるだろうが、正直『高校生』と『冒険者』以外の職業を持っている気がしないのだ。
「確かに…………俺は『高校生』と『冒険者』の他に『メイド』と『武闘家』があるからな…………。黒華鉄に至っては俺よりも多そうだからな…………。」
「そうなるね。………………まぁ、ステータス補正は器用さに入るのと、この『緑の指』を使う時により思考がクリアになる位しか書いてないんだよな………。」
「まぁ、『緑の指』の話は一旦切り上げて、アイテムBOXについての話にするか……………………そうしないと、あの120㎏の米達をどう運べば良いのかが分からないしな……………」
まぁ、黒木の出した米の種のせいで他の事を試す事をするのをやめようと考えた私達は、アイテムBOXの話へと進むのだった。いや、スキルの生成の次よりも大事な事だからね…………。




