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第四話 第十九部 ペースにのったまま…
バシーン! ストライクバッターアウト!
絵里香「ツーアウト! あと一人だよ!」
完全に自分たちの流れになって試合が進んでいった。巴美羽はもう何か吹っ切れたかのように余所見をしている。もう試合が決まったかのような顔をしている。仮にも相手はアメリカ代表。なのにあの態度は…。でも彼女のおかげでここまで圧倒的な試合に変わったんだ。文句言える所と言えない所が混ざってもどかしい。
湯子「ふぅ。」
夕菜「私たちも気合いれていくよ!」
夕菜さんが声をかけると巴美羽以外は声を出した。相手チームの人たちも必死に声を出しているけど気持ちだけが空回りしているように見える。動きが全く持って勢いのあった時よりも無い。このままいけば本当に…。
シューー バシン!
シューーー ブン バシーン!
ストライクツー!
あと一球という所まで追い込んでしまった。このまま試合が終わってしまうのだろうか。それとも…。
みちる「あと一球です!」
衣世「さっさと終わらしましょう!」
湯子がもう一度深呼吸をして投げる体制に入る。そして…
シューーーー ブシィ バシーン!
ストライクバッターアウト!
湯子「ったあ!!」




