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目を閉じれば  作者: さち
第3章 幾度となく訪れる暗闇へ
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29/33

死の淵で

しばらく更新できず申し訳ありませんでした



もしかしたら、更新がスローペースになってしまうかもしれませんが応援のほど宜しくお願い致します




これ以上、

他の人との違いを見せつけられたくない

これ以上、

苦しい思いを、悲しい思いをしたくない



なにより、

自分と同じ思いをする人を増やしたくない



この痛みを、この悲しみを、この苦しみを

味わうのは自分だけで十分なはずだ



これ以上、疫病神になりたくない

誰かが傷つくなら

自分が傷ついた方が遥かにましだ




Twitterを開けば

「彼氏と別れた死にたい」

「友達と喧嘩して話してもらえないから

死にたい」など

そんな簡単なことで死にたいのかと考えてしまう

彼氏がいただけいいじゃないか

お前にも何か原因があったんだろと思ってしまう自分は最低なのだろうか


死にたいは

そんな簡単なものじゃなくて

簡単な言葉じゃなくて


絶望、失望にまみれた日々を送らなければならない人が

唯一救われる光なのだ

けれど、それも幻想にすぎない

意識を手放す直前まで

痛みに苦しみ続けなければならない


もう十分と言うほど経験してきたはずのそれを

最後、自分が楽になるために

自ら、痛み、悲しみ、辛さを課さなければいけないのだ



それを経験してまでも、

この世に引き留められてしまった自分


死ねなかった自分と

生きなければならない自分


それに向き合わなければならなかった




それが辛くて目を背けても

時間だけが過ぎていき、

心の傷は見ないようにすればするほど

深くなっていった



生きたくないけれど、

死ぬこともできなかった自分

死にたいけれど

生きなければならない自分


その葛藤の中、自分はまた感情を捨てればいいという結論に辿り着き

他人と接触しなければならないときは

笑顔という名の仮面を張りつけた

心から笑うことはなくなり

涙を流すこともなくなった


生きていてもつまらない

幸せになれる気もしない


けれど、ここまでことごとく自殺が失敗におわったという現実に

自殺をするという最後の望みさえ

その気力さえ奪われていった



その気力もなくなったとき

死の淵で

ビックリするほど透き通っていて

けれど底が見えないからか黒く見える水を

その中に映し出された綺麗な満月も

足でぱちゃぱちゃと遊びながら

空っぽな目をしながら見下ろして

その中へ落ちる日を待ち続けるしかなかった



体の中心に鉛のようなものがずっとあるような

寝ても寝ても疲れのとれないこの体を

手放したかった

そして、楽になりたかった

できることなら人生を始めからやり直したかった


自分はどこで間違えたのだろう

それを誰も教えてはくれない

思い返せば沢山心当たりがあって

またそこからも目を背けたくなった

向き合っても、もう二度と戻ることがないとわかっていて

心の傷がさらに深くなると知っていて

向き合わなければならないのか




誰か教えてください

そして、誰か助けてください

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