衝突
また放置して申し訳ありませんでした
高校生時代の葛藤を書くのがかなり難しくて
できるだけあるがままに書きたいし
繋げるためにはどうしたらいいのかと色々考えてしまって…
これからも温かく見守って頂けたらと思います!
痛い…
冷たい…?
温かい…?
勝手に瞼が下がっていくが
それに抵抗する力なんて残っていなかった
自分のことを守ってくれる人は
もう誰もいない
何かあったときにすぐに聞いてほしい人は
自分が知らない誰かの大事な人になってしまった
幸せになろうとしている人を
自分みたいな疫病神が邪魔していいわけがない
首から少しずつ流れてる赤いそれは
生暖かい
けれど、頬にあたっている床は冷たい
やっと死ねるのかな…
中間試験の期間中で
お昼に帰れるため
まだ外は明るかった
手首を切るだけじゃ物足りなかった
もっと血が出てほしかった
もっとこの苦しみを忘れられるほどの
痛みがほしかった
結構痛いな
けど段々それも分からなくなってくる
暗闇に引きずり込まれていく
「痛いの…?」
目を開けるとそこは暗闇の世界だった
見上げるとそこには8歳の自分が立っていた
「また…?今回はどうしたの?」
「誰もね、いないの…
自分のこと大切に思ってくれる人も
気にかけてくれる人も…」
「そんなことないよ
気づいてないだけじゃないの?」
「え…?」
「きっといるから
今、いないだけかもよ?
いつかは会えるよ」
「何で貴方に言われなきゃいけないの」
そう言った瞬間
8歳の自分は馬乗りになって首に手をかけてきた
「ねぇ?苦しい?苦しいよね?
死ぬなんて僕が許さない
僕に世界を見せてよ
僕のために生きてよ」
突き飛ばした
「いたっ…何するんだよ!!」
「僕のために生きてよって
元はと言えば貴方が逃げなきゃよかったんでしょ?!
何でこんなこと言われなきゃいけないの?!」
「君も僕のことを見捨てたくせに
それを許してやったのに
何なんだよ、その態度!!」
自分の中にいる
8歳の自分と今の自分が衝突した
この世界に絶望しながらも生きたい自分と
支えがなくなり生きることに怖くなったが故に死にたくなった自分
そしてそれを客観的に見てる自分
自分の意識は3つに分かれていた
「泣きたいときは泣けば?
我慢してるから、全部の感情を殺してたからそれを認識したとき怖かったんでしょ?
何で全部、一人で抱えようとするの?
それがまず間違いなんじゃないの?」
「怖かった…
また独りになるのが…
もうあんな思いしたくない…」
8歳の自分と今の自分の声が重なった
こんなに衝突しても
自分の中に埋め込まれた
恐怖や不安はやっぱり同じなんだ
目が合った
8歳の自分の目も
その目に映り込んだ自分の目も
濁っていた
目を開けると外は暗かった
「まだ生きてる…」
起き上がると首に痛みが走った
ああ、切ったんだった
床にはそんなに大きくはないものの
血溜まりができていた
とりあえず証拠隠滅しなきゃ…
1階に行き、濡れタオルを持ってくる
なかなか取れないな…
あの人に見つかると面倒だし
とりあえず必死で擦り続けて
なんとか汚れが取れた
首も洗った
目立たないものの
首を動かすと電流のような痛みを感じる
こりゃ、しばらく続くな…
大丈夫
この痛みだけが信じられるもの
この痛みだけが自分を守ってくれるもの




