転生に向けて
「異世界、転生?」
『そう、転生!』
思わず聞き返してしまった。
転生ってあれだよね?ラノベとかでよくあるやつ。
トラックに轢かれたらなれるんじゃなかったっけ?
「僕に、魔王かなにかでも倒して欲しいんですか?」
『いんやー!まさかー!そんなのあるわけないじゃん。』
女神様は、手を扇を仰ぐように振る。
『君の、その精神が気に入ったんだ』
「精神?」
『そう!その精神だよ!君は本当に不思議な子だ。普通死ねと言われて死ぬやつはいない。抵抗するし、逃げる。だって言うのに君はほいほい死んじゃったんだ‼そんな子をここで死なせるのは惜しいもう少し君の行動を見ていたいんだ!』
「なんとなくわかりました。」
『そう?ならよかった!君ならわかってくれるとおもったよ!』
「でも、ひとつだけ問題が。」
『んー?何かな?』
「女神様、この世界の担当なだけですよね?僕のこと、見れるんですか?」
『うん、問題ないよ。だって神様だからね!』
「じゃあ安心ですね‼」
僕はにっこりと笑う。
『ーーっ!?』
すると突然女神様の顔が真っ赤になる。
「女神様?」
『い、いや、何でもないよ?(く、くそ!こんな可愛い笑顔出来る子他の人に見せたくないぞ)』
何かぼそぼそ言っている気がするが気にしない。
「本当に大丈夫ですか?」
『もちろん!もう大丈夫だよ』
顔の赤みも引き、女神様が少し咳払いしてから始める。
『とりあえずその世界のざっとした説明だけしとくよ。』
「はい」
『これから君に転生してもらうのはよくあるファンタジー世界だ。魔法があって、冒険者がいる。テンプレートだね。』
「ふむふむ」
『何か質問ある?』
「いえ、特にはありません」
『そう?じゃあ始めようか』
「?」
僕が首を傾げると、女神様は不敵にニヤリと笑い、告げる。
『転生特典ターイム!』
「転生特典?」
『チートだよチート。ほら、よくあるだろう?人のスキル盗ってみたり、すごいパワーで敵を粉砕するとかのあれさ』
「ああ、あれですか」
『まぁ君たちの資質に会わせていろいろあげてるけど、実は大体はゴミスキルばっかりなんだよー?』
「え゛」
あんまり知りたくなかった。その事実。
『食塩大量生産できるスキル手にいれたとおもって塩で大金持ちになってやるぜー!ってはしゃいでた人もいたなー。尿管結石になって死んだよ。他にも1日一メートル糸が出せるだけとか。絶望して首つって死んだよ。』
「切ない」
そんなスキル欲しくない。
『じゃあ君のスキル見ていこー!』
「え、うわ、ちょっと!」
女神様が一気に近づいてきて、僕の目をじっと見る。
『ふむふむ、君はーーーえ?』
女神様は、目を見開いた。
「ど、どうしたんですか?何か問題でも?」
『ああ、大問題だ。これから君のステータスを見せる。どうか、驚かないで欲しい。』
そうして突然スクリーンのようなものがでてきて、僕のステータスを見せられる。
クロダ・ケイタ
年齢 16 lv1
種族 人間
筋力 100
速度 100
器用 100
魔力 100
スキル
百芸百般lv5
特殊技能
認識不可(解除不可)
称号
お人好し
願いを叶える者
「ーーーえ?」
僕は、自分の目を疑った。
進みが遅い
※称号について編集しました
主人公のレベル表記について編集しました。




