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姿の見えないお人好し  作者: L社社員
二つ目の『お願い』~冒険者になってくれ!~
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17/18

子育て、始めます

おひさしぶりです

 コレットを送り届けてガルドの町へ帰投する。その途中、ンカイの森に立ち寄った。

 

 ここは魔物がよく出てくる場所で、魔物の素材が手に入りやすい。ただ、その分人も死にやすく一日に二、三名帰ってこない人がいる。そんな二、三名を助けるために僕はギルドから森の警備依頼を受けてた。


 その慣れ親しんだ森に入る。入り口からもう鬱蒼としていて歩きにくくなっている。その森に、いつもとは違う、違和感があった。


 「ーーー泣き声?」


 そう、何かの泣き声がしたのだ。いつもの監視のときに聞こえてくる冒険者の断末魔の声とは全く異なる、赤ん坊の泣き声だった。


 それを聞いて僕は、すぐにそこに向かって走り出す。このとき、魔物の釣餌だとか、何かの罠だとか、そんな考えはなかった。ステータスにものをいわせて走る。そこに辿り着くのは簡単だった。


 そこにいたのは、やはり赤ん坊だった。しかし、何故こんなところに?


 赤ん坊は、藁のような材質の籠に入れられ、その近くには手紙がおいてあった。



 ーーーこれを読んでいるのが、冒険者の方なのか、それともこの子の事を知っている方なのかは解りません。どうか、この子が一人立ちできるまで助けてやってください。願わくは、『姿の見えない救命者』に見つかっていることをーーー


 ひどい内容だった。


 押し付けだ。


 放棄だ。


 でも、僕の中の『僕』がまた言う。


 

 ほら、また新しい《お願い》だ。


 と。


 僕は、


 「育てるしかないよなぁ」


 結局、お人好しだった

性懲りもなく新しいシリーズ書いてしまいました。

『チートな勇者の先導者』


クラス転移ものとなってます。よろしくお願いします。

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