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姿の見えないお人好し  作者: L社社員
二つ目の『お願い』~冒険者になってくれ!~
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13/18

冒険者登録

「「「レベル100ぅ!?」」」


 三人の声が重なる。ちょっとうるさいですよ‼そんな反応ってことはこればれたらヤバイやつなんじゃないですか!?


「落ち着いてられるか!こんなレベルみたことねぇ。まるで召喚された勇者みてぇじゃねぇか」

『召喚された勇者?』

「この国の秘術です。主に天災級のこの国ではどうしようもできない者が現れた時に召喚され、討伐をしてもらっています。召喚される彼らは総じてレベルが高く100を超えるんです」


 ゼタさんありがとう。つまり今の僕はその召喚した勇者とどっこいどっこいな性能を持っている。と。


『まずいですよね』

「あぁ。かなり面倒だ。そんなやついままで記録にすらねぇからな。こんなん王城に知られたら大変なことになる。普通なら近衛兵に抜擢されるがお前の特性上そんなん無理だからなぁ」


 うわぁ。いろいろ大変なことになってしまった。どうすればいいんだろう?


 とにかく、とゼタさんが空気を変える。


「クロダさんには冒険者登録をしてもらいましょう。基本的にバレなきゃいいんですし、限りなく彼バレにくいですって。」


 まぁ透明人間ですしね。普通なら大体バレない。ギルドマスターも異存は無いようだ。


「それもそうだな。基本的に冒険者のことは隠匿しなきゃなんねぇ訳だし、大丈夫か。よし!そうと決まったら登録してけ!」


 ギルドマスターが机からカードを取り出して渡してくる。


『これは?』

「こいつはギルドカードだ。身分証みたいなもんだ。門兵に見せりゃ通行料がただになる。魔力通して登録しとけ」


 テンプレなやつですね。そんなことを思いながら自在棒を使うように魔力を通す。するとギルドカードに文字が浮かび上がってくる。


『クロダ・ケイタ Dランク』


「基本的にはFランクスタートなのですがケイタさんはゴブリンキングを倒したことも参考に入れてDランクから登録されてます。ここから上には試験のようなものを受けて貰わないといけないのでここが今のところの限界です。」

『ランクが上がるとどうなるんですか?』

「受けられる依頼が増えて、報酬もより良い多く得られるようになります。ただ、その分強制依頼などを受けてもらう可能性が上がります。ギルドとしてはゴブリンキングを単騎で倒せるような人にはすぐに上のランクに上がってほしいですね。」

『わかりました』


 そんな筆談と会話のやり取りを見ていたグレンさんが思い出したように言う。


「あ、こいつレッドドラゴン倒してたぞ。」


 部屋の空気が凍りつく。沈黙が痛い。ゼタさんがこっちに来る。あれ?見えてないはすだよね?なんで僕の肩掴めるの?あ、ちょっ揺らさないで


「レッドドラゴンを単騎!?なにやってんですか!?死ぬつもりですか!?」 

「こいつ俺らが襲われてたとこに颯爽と現れたんだぜ?しかもレッドドラゴンの頭ぶっ潰して殺したんだ。怖ぇやつだよ。」


 グレンさんもうこの状況楽しんでるでしょ。


「まぁ、やっても仕方ねぇよな」


 ギルドマスターは諦めの境地ですかそうですか。


「・・・ギルドマスター、もういいですよね?」

「特例中の特例だが仕方なかろう。レッドドラゴン単騎で倒すようなやつDランクに置いとけるか。人格にも問題無いようだしな。」


 あーこれってもしかして


「お前、明日からAランクな。」


 やっぱりそうですか。わかりましたよ。レッドドラゴンがそんなにヤバイやつなんて。いや、ドラゴンだから仕方ないのか?

仕方ないのか。

しばらく更新ゆっくりになります

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