久しぶりのステータスチェック
「ーーで?お前は何者なんだ」
ギルドマスターカツラ事件(命名僕)の後、僕の事情調査が行われている。ギルドマスターは諦めたようでもうカツラはしていない。秘書の女の人お腹抑えて大変そうだ。つぼったのかな。教唆犯のグレンさん?ギルドマスターにはっ倒されて気絶中。
『人間です?』
「そういうことじゃねぇよ」
鋭い突っ込みだ。
「どうしてお前は姿を見せない?ゴブリンキングを倒したのは本当にお前か?本当ならどうやってあんな惨状作れるんだ?」
『1、そういう特殊技能。解除できません。2、僕がやりました。3、武器をローラーみたいにして潰しました。』
「ローラー?」
『こんなのです』
いつものように武器をゴブリンを虐殺したあのローラーの形(十分の一スケール)で造りギルドマスターの目の前の机に置く。それをつまみ上げてしげしげと確認するギルドマスターは不思議そうな顔をする。
「確かに見た目に対して結構重いがこんな小さいのでどうやるってんだ?」
『これの十倍位の大きさにします。それにすると多分ギルドの床が抜けちゃいます。実演、しますか?』
ギルドマスターはこれを読んで頬をピクピクとさせる。
「いや、いい。なぁ、まさかこれ、『自在棒』じゃねぇよな?」
『自在棒』?なんだろうそれ。そのままの感想を伝える。
『なんですそれ?』
「だよなぁ。遺跡とかでたまに取れる謎技術で作られたイメージ通りに物が変わるヘンテコ武器を使いこなすやつなんているわけねぇよな。なにせ戦闘中に武器の形が変えられるんだ。使いずれぇったらありゃしねぇ武器だもんな‼」
『それです』
「だと思ったよ」
ギルドマスターは何か疲れたような顔してる。大丈夫かな?
『大丈夫ですか?』
「いや、大丈夫だ。ただなぁ。信じられるか?見えねぇ透明人間が『自在棒』使いこなしてゴブリンキングぶっ殺して救命活動してたんだぞ?笑い飛ばすわ普通」
『そんなすごいんですか?』
ギルドマスターはあきれた口調で僕に教えてくれる。
「すげぇ何てもんじゃねぇよ。いいか?この『自在棒』はな、お前もわかってるように自分のイメージで変形させることができる。」
『わかります』
「で、こいつのすげぇところはそれだけじゃねぇ。イメージされたものにこいつの重さや大きさが足りねぇと使用者の魔力を使ってでかくなるんだ。」
そんな秘密があったのか。確かに最初に貰ったときよりもやけに大きくできたりしたもんなー。魔力使ってたのか。
『便利ですよね』
「お前わかってねぇな。」
ギルドマスターはさらにあきれたような声を出す。
「こいつをでかくするのにかなり魔力使うはずなんだよ。俺も一時期使おうとしたから覚えてる。俺の肘から先くらいの『自在棒』を普通の片手剣にするので精一杯だった。だっつーのにてめぇは・・・」
何となく事情はわかってきた。神様、確かにこの世界にはこの『自在棒』なるものはありました。でもまさか、普通の人には使えないなんて。
「お前本当に人間か?」
『そのこと知った僕も不安になってきました』
「ちょうど良い。ステータスの確認でもしてみるか。ゼタ!あれ持ってこい」
「わかりました」
ゼタと呼ばれた秘書の女性が何かを取りに部屋を出る。あれ、とはステータスを読み取る道具か何かなのだろう。しばらく待つとゼタさんが戻ってくる。手には占い師の人が持ってそうなガラス玉を持っている。それを受け取ったギルドマスターは机にそれを置く。
「こいつはステータスを読み取る魔道具だ。もちろん守秘義務はあるから誰にもお前のステータスをむやみに誰かに流すことはねぇから安心してこいつに触れてくれ。」
言われた通りにガラス玉に触れる。そう言えば最近ステータス確認してなかったな。どれくらいになってるんだろう。
「「は?」」
驚きの声が聞こえる。あ、グレンさん復活してる。僕も自分のステータスを見る。それを見て僕も驚く。なぁ、こいつを見てどう思う?
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クロダ・ケイタ
種族 人間
年齢 17 レベル100
筋力 2500
速度 2700
器用 3000
魔力 4000
スキル
百芸百般lv8
特殊技能
認識不可(解除不可)
称号
お人好し
人の願いを叶える者
這い寄る恐怖
救命者
圧殺者
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すごいチートになってる気がする。だってこの場にいる人たち全員固まって動いてないよ。基本的に見えないし聞こえない触れられるだけの存在だからどうしようもできない。どうしよう。




