クラス決定〜
「さて、雑談もこれくらいにしておきましょうか。もうすぐ終わりそうですよ」
「今年は貴方のお弟子ちゃん達が暴れすぎねぇ。周りが萎縮しちゃってるわよ。無理もないけれど」
「ワタシはこれで折れずに上を目指して欲しいが」
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「最後の一体!アタシがやるから退いてなさい!」
「君だけ目立つのは許せないなぁ。ねぇ、レング君?」
「目立つのはそこまでなんだけど……あいつの言葉通りにするのは嫌かな!」
三者三様、最後に残ったゴーレムに向かう。
「待ってなんてあげないから!これで……終わ「残念、最後はお前じゃあないんだなぁ」」
どこからともなく現れた四人目により、このテストは終わった。
「よ、横取りしないでよ!」
「全部が俺のもの、なんて訳じゃあ無いと思うが、手柄は少し貰っておいた」
少し暗い緑の髪。そして、他の三者よりも小さい体格。
「活躍を奪われたのはヴェアさんだけじゃないんだけどなぁ。君は?」
「ウィンド・グリュンだ。以後よろしく頼むな」
「クラス分けの結果次第だろ?それは」
レングが疑問を問いかける。
「お前ら程じゃないが、俺もゴーレムを倒してる。それに、最後のは効いたと思うぞ」
「それってどういう……」
「コホン」
壇上から、校長の咳払いが聞こえた。会場の全ての視線がそこに集まる。
「クラス分けは終了よ。みんな、よく頑張ったわね。今日はお家に帰ってゆっくりお休み……と言いたいところだけど、もう貴方達は寮生活だから、そこで休んでちょうだい。男女の寮は別だから心配はいらないわ。あぁ、クラス発表もついでにやりましょうか」
そう言って、なにやら変な魔道具をいじり出す。
「これで……」
その変な魔道具が、空中にフヨフヨと移動する。そして、バラバラに砕け散った。
「あんまり動かないでね。この破片一つ一つが貴方達の元に向かって、クラスを映し出すからもしかしたら怪我しちゃうかも」
いたずらっぽく笑う校長だが、シャレになっていないので、誰も笑っていない。
「ここは笑うところよ、冗談だもの」
「……なぁ、校長はいつもこんな調子なのか?」
「……後が怖いので、特に発言はしません」
そんなこんなで、破片が生徒たちの元へ飛んでいく。
「クラスは上、中、下。上のクラスのみに実戦形式の授業が存在するわ。年に数回テストがあるから、そこで良い成績を取ると上がることができるし、落ちることもあるわ。どのクラスも基本授業は無料だけど、無料だからと言って舐めないようにね。……正直言って難しい授業も多いから、退学する生徒もいるわ。退学したその先は……ふふ、どうなるのかしらね?」
半ば脅しのような言葉を聞きながら、自分の元に飛んできた破片を見る。破片の上に自分のクラスと寮の場所が表示される。
「おお、こうやって表示されるのか」
レング・ウォート 上 寮番号 XXX
「お、寮同じじゃねぇか」
「君とか……」
「確かに初対面の印象は手柄を奪ったやつだ。だが戦場じゃあ俺みたいなやつと組むことになるかもしれないんだぜ?」
「アタシは……」
ヴェア・フレア 上 寮番号XXY
「おお、僕と同じだね」
短く切られた銀髪に、獣耳のファイがそう言う。
「そういえば、アンタ誰なの?」
「おっと!自己紹介を忘れていたよ!」
ファイとヴェアがそう喋っている最中。
「……!?」
「あいつそっちなのかよ」
規格外の体格をしているのと、ファイに関しては女性の特徴を潰しているため、気づく人は少ない。




