↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お花畑王太子を追放せよ 〜婚約破棄から始まる成上り〜  作者: 山田りく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
24/25

第二十四回 皇太子たちの参戦と予兆


「ふう……今日のハーブティーも、とっても美味しく淹れられたよ〜。みんなもちゃんとお休み取れてるかな?」


「はいですぅ〜。ミモのおすすめは、ハーブを少し長めに蒸らすことですぅ〜」


『癒やされる〜〜』 『今日のハーブティー配信たすかる』 『仕事の疲れ吹っ飛んだわ』


『システム通知:【G・ガルシア】が【50万ペル】を送信しました』


『G・ガルシア:ハーブティーの淹れ方は完璧だ。疲れた心に染み渡る』


「「……えっ?」」


『ファッ!?!?!』 『50万ペルwwwwwww』 『G・ガルシアってあの帝国の!?』 『隠す気ゼロのお忍びで草』 『平民の年収が1秒で飛んだんだがwww』


『システム通知:【北欧の隠者】が【80万ペル】を送信しました』


『北欧の隠者:ミモザ殿下の笑顔も素晴らしい! 我が国の癒やし代だ!』


『システム通知:【東方の旅人】が【100万ペル】を送信しました』


『東方の旅人:ガルシアだけに良い格好はさせん! 受け取れ!』


『待って待って本格的に始まりかけたwww』 『ロイヤルお忍び大戦開幕』 『チル配信どこ行ったwwwwww』


 ――仮テント指令室。


「素晴らしいわ……っ!」


 フランチェスカはモニターの売上グラフを指でなぞり、バインダーを胸ぎゅっと抱きしめて小躍りした。


「お忍びのつもりでしょうけど、各国の皇族たちが勝手にお小遣いを投げ入れてくれているわ! ノーリスクで外貨が吸い上げられるなんて、これぞ最高の子会社経営よ!」


 ――アイナール・ホールディングス副社長室。


「……ふん」


 レインハルトは書類を押さえていた万年筆をカチリと鳴らし、冷ややかな視線で配信画面のコメント欄を見つめた。


(国際会議でも私に聞くのは兄上のことばかり……。お忍びのつもりか知らんが、なぜ国家の次期指導者たる者たちが、あのアホ毛の兄上にそこまで……)


 ピキリ、と指先で万年筆の軸が微かに音を立てる。


「……理解に苦しむな」


 レインハルトは眼鏡の奥の瞳を僅かに揺らし、冷たく呟いて書類へと視線を落とした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。