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運命だと決めるなら 本編  作者: 徒花解
第二部 闇の目論み
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プロローグ その名はライトシャイン

シャインクロス、それは天界にとって大きな存在。

光が扱えば光の力になり、闇が扱えば闇の力にもなる。


天界は沢山の魂が集まる場所、いわば楽園。

シャインクロスは、その楽園の安寧(あんねい)を守るための象徴であった。


しかし、天界には安らぐ魂も存れば、迷い、悩み、苦しむ魂達もいる。

そんな魂達は楽園を嫌い、闇の手に堕ちていく。


天界はいつしか、光と闇、2つの世界が対立した。

闇の者は忌み嫌われてしまった。

光の者からは恐れられ、避けられ、軽蔑《けいべつ》される。



闇の者もまた、光を呪った。

天界の綺麗事なんて嘘だ、まやかしだ、と――。



闇はいつしか天界を追放された。

穢《けが》らわしいと、孤独に堕ちた。

闇の何がいけないのか、何が悪なのか。


太陽の光で人の影が出来るのと同じように

どんな優しい人でも、心の中には悩み、苦しみがあるのと同じように。


光があるから闇があり、闇があるから光が存在するのだ。

なのに、そんな共存の道は叶わない。



闇は、光を奪おうとした。

光を、世界を支配してやろうと復讐を。

 

天界で安らぐ魂達に危機が訪れる。

闇からの攻撃で荒《すさ》んでいく。


そんな、光と闇の戦争は終わらない。


「光が正しい」

「闇は悪だ」



長い間、シャインクロスの奪い合いが続く。

光と闇、どちらが世界を支配するのかと、くだらない理由で戦争が始まる。

安らいでいた魂達も行き場を無くしてしまった。


しかし、この戦争を絶対に終わらせたかった1人の天使がいた。

その天使は着々と力をつけ、気付けば天界の長へと上り詰める。


その名は「ライトシャイン」


彼女は、すっかり荒れ果てた天界を少しずつ統治していく。

そして、光と闇の共生を目指した。


しかし一部の闇は聞き入れず。

天界を壊すため、世界を闇に染め上げるためシャインクロスを奪おうとした。


ここで闇に支配されれば、人間界の未来も無くなる。


ライトシャインは自身の力全てを使い果たし、やむを得ず闇を一時的に封印した。

そして、力を使い果たし深い眠りについたのだった。


こうなる事をも予測し、もうシャインクロスを守れない事を悟っていた彼女は人間界へとそれを放つ。

そして、光と闇の狭間にいる自殺した魂達にもう一度生きるチャンスを作った。


もう、これ以上闇に堕ちる魂が増えないように。

哀しい魂が少しでも減ることを彼女は望んでいたからだ。

 

彼女の付き人であった時空の能力者、翠《すい》にシャインクロスを託し、シャインクロスを現世である人間界へと送り込んだのであった。 



 

時を超え、再びシャインクロス争奪戦が始まる時、光と闇の真相が明らかになるだろう。

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