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推し見守り日記~見守りたい彼女と捕まえたい彼の攻防記録~  作者: 池中織奈


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「問題解決と、推しのありがたみ」

間違えて一話飛ばしていたので、修正投稿してます。

 ガルディー歴 1282年 十二の月 二日


 今日も今日とて対応が忙しい。ステラに関しては『黄昏賛歌』が落ち着くまで一旦稼働停止している。

 流石に『黄昏賛歌』がこのような状況で他のことにかまけている時間はない。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 四日


 『黄昏賛歌』は真っ当に運営されているギルドである。人数が増えてきたからその分、問題は少なからずあるけれどそのくらい。

 基本的には早急に問題を解決させているけれど。

 『黄昏賛歌』はノルケーシア様の幸福の手段として私が設立したものではあるけれど、この国のために様々な問題の対処をしているのにね。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 六日


 推しのことをのぞき見した。大変な状況下では推しを見ることが一番良い。

 私はノルケーシア様のことを見かけるだけで、こう……なんでも出来るような気になる。

 のぞき見した際に一瞬、ノルケーシア様がこちらを見て微笑んだ気がした。

 ファンサされた気持ちになって、とても活力が沸いた。推し活の力って凄い。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 八日


 『黄昏賛歌』を潰そうとする面々は、本当にありとあらゆる手段を使ってこちらをどうにかしようとしてくる。

 愚かな誘いにのっているのは、下位貴族で影響力のほとんどないものばかりだけれどもそれでも数が増えればそれだけでこんなに面倒なことになるのだな。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 十日


 『黄昏賛歌』は少しだけ面倒な状況に陥っている。というのもあって新しく入ったギルドメンバーからの脱退の申し出があった。どうやら家族から止められたらしい。

 テレミア達は怒っていたけれども、それも仕方がない話だとは思う。

 『黄昏賛歌』の力を削ごうとしている彼らの嫌がらせは成功していると言えるだろう。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 十二日


 ギルドメンバーのまだ若い子(私よりは当然年上)の家族を人質に取っていうことを利かせようとする事案が発生した。

 脅されての裏切りは事前に止めることが出来たけれど、仲間が泣いている様子を見ると悲しい気持ちになった。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 十三日


 ギルドマスターとして動いている際は人形の身体を使っているので正直言って少しの無茶ぐらいは出来る。

 なので早急に人形を使って敵を排除することにする。これ以上好き勝手されるわけにもいかない。

 ちなみに王国の上層部にも報告を進めて、下位貴族に関しても自由にしていいという風に話をつけてある。

 流石に根回しをしていない状況で貴族に手を出すのは悪手だもの。あとからややこしい事態になっても嫌だから私はその辺はちゃんとしているの。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 十五日


 明日、盛大に動く予定である。面倒なことが重なっているため癒しが欲しいのと、頑張るための栄養素を補給したいのでノルケーシア様を見た。

 ノルケーシア様はご友人達と過ごされていて、笑っている様子を見ただけで私は嬉しくて仕方がなかった。

 推しを幸せにする!! という目標を改めて思い起こすと何だって出来る気がしてきた。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 十七日


 二日間かけてある程度の者達の対処をした。降伏勧告を受けない者達に許さなかった。

 その場で首を落とせば、大人しくなった。そんなに怯えるぐらいなら最初からこんなことをしなければいいのに。

 こういった行動を起こしていれば、『黄昏賛歌』が周りから恨まれるかもしれないが向こうが手を出してきておいてやられっぱなしで終わるつもりはない。

 このギルドはノルケーシア様のために設立はしたけれど、私にとって大事な場所なのだから。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 十九日


 ひとまず様々な対処を終えて、一旦落ち着いた。

 想像していた通り、ギルドマスターである私の『幻妖の魔女』の名は恐ろしいものとして広まっているけれどそれに関しては仕方がない。

 それにしても私に直接手を出すのが怖いからといって、悪口を言っている男たちは情けないわね。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 二十二日


 お兄様に推し活の素晴らしさを話す。私は推しに活力を補充していただいて、こうして問題を解決することが出来たのだ。そもそもノルケーシア様が居なければギルドを設立なんてしなかったわけだけど。

 お兄様は相変わらず「お前にあの男はもったいないと思うが」などという。私が妹だからといって過大評価しすぎ! ノルケーシア様は素晴らしい方なのだからと小一時間語った。

 お兄様は呆れていたけれど、話を最後まで聞いてくれた。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 二十四日


 推しの祭壇に向かって改めて感謝を伝える。ご本人に渡すことはないけれど、感謝の言葉をつづった手紙を捧げておく。

 ノルケーシア様が生きていてくれるだけで幸せだけど、笑顔を見せてくださったり、健やかに過ごされているだけでこんなにも幸せなのだと改めて実感した。



 ガルディー歴 1282年 十二の月 二十九日


 今年ももうすぐ終わる。

 ノルケーシア様のことを助けられて本当に良かった。

 ノルケーシア様の平穏を壊す存在は全員排除しよう。


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