表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

理想の結婚

 次の日。

 16歳になったヴィヴィは、ロシュの婚約者になっていた。


 キスの途中でロシュに飲まされたのは『龍玉』という物で、それによってヴィヴィはロシュと同じ寿命を生きることになったのだった。


 騙し討ちのようにして処女を奪われたが、ヴィヴィの理想以上の結婚相手ではあるし、彼女はまぁいいか、と結婚を承諾した。


 媚薬の出所は、なんとジラルドだった。

 彼がロシュの恋を応援すべく、色々と知恵を授けたらしい。

 もっとストレートに結婚を申し込んでほしかったと、ジラルドに恨みを向けるヴィヴィだった。


 そうして半年後、龍族としてはずいぶん若い年齢で、ロシュとヴィヴィは結婚したのだった。




「ヴィヴィ、愛してるよ」


 ロシュはヴィヴィに愛を囁く。

 けれどヴィヴィからは『愛してる』の言葉は聞けなかった。


 ――いつか本当に愛してると思えたら。

 その時は躊躇わずに愛を伝えよう。


 ヴィヴィはそう思いながら、ロシュのキスを受けるのだった。


 ヴィヴィが結婚相手に恵まれなかったのは、腹黒兄のジラルドと、プチストーカー弟のロシュのせいです。

 これからも、ヴィヴィは気付かないうちに囲い込まれながら、幸せに暮らしていくでしょう。



 ここまで読んで下さって、ありがとうございました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ